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さすがに50手前の私でもアンモニア冷媒の冷蔵庫は知識レベルで使っていたような実感がありません。アンモニアガスタービンで発電して、それで冷蔵庫に使うとか………
※アンモニアと言えば、高校生の時、デシケーターに青い綺麗なものが入っているのでよく見ようと蓋を取ったら、乾燥剤として濃アンモニア水を使っていて、蓋を落としそうになりました(後ろで教師が「注意しようとしたら開けちゃうんだもんなぁ」と笑っていた)。※普通科の高校で赤外・可視紫外分光光度計とガスクロなんか置いてあるところはうちぐらいだろうな………
アンモニア冷媒の冷蔵庫、吸収式じゃなくて蒸発式の話ですよね?吸収式であれば、キャンプ用の冷蔵庫 [amazon.co.jp]があります。
家庭用で蒸発式のものは、非常に初期のものだけでしょう。あなたが生まれた時には、市場から駆逐されていたと思います。駆逐された理由は多分、漏れた時に被害が大だからと思います。
業務用というか冷凍倉庫用でまだアンモニア冷媒の冷凍機が使われている理由は、フロンに比べて低い温度(-50℃とか)が可能だからでしょうね。
子供の頃家の台所にあったよ。
で、親が冷凍室についた霜を取り除こうとアイスピックで突いているうちに穴を開けてしまって、台所が大惨事というオチまで付いているので強烈に覚えているw
> 子供の頃家の台所にあったよ。
いや、それは多分、蒸発式ではなくて吸収式でしょう。既に述べた様にアンモニア冷媒の吸収式の冷蔵庫は現在でも使用されています。2、30年前としても、吸収式の冷蔵庫が残っていても不思議ではないですね。何せ壊れませんから。
吸収式の冷媒は溶媒に溶解する事が必要なので、水に溶けるアンモニアはその意味で適当な訳です。アンモニア冷媒の吸収式は、その機構上そんなに低温に出来ない、効率が悪い(多分。COPとしては1未満でしょう)などの問題はあります。ですが、機構的に簡単、技術が無くても作れる、安く作れる、振動等がほとんど無いの理由で過去作られてきました。アンモニアを再生するための熱源は必ずしも電気でなくても良い(ガスで加熱の設計もある)の理由で現在でもキャンプ用等の特殊用途の冷蔵庫は作られています。#2680817でワインクーラーでアンモニアを使うものがあるとの言及がありますが、これも吸収式です。ただ、この種のものを作っているのは、キャンプ用の冷蔵庫を作っているDometic一社だと思いますよ。
アンモニアは漏れた時に大惨事(下手すると病院送り)となるヤバ目な冷媒です。現在でもアンモニア冷媒の蒸発式冷凍機を使用する冷凍倉庫は、その危険性から立地規制があります。またアンモニアは、燃える、腐食性がある、液化しにくい、蒸発による冷却温度が-50℃程度と低すぎる等の問題もあり、家庭用の蒸発式冷蔵庫としてアンモニアは早期に消えていったはずです。実際、1926年のフロンが発見(発表は1930年)以前の冷媒としては、エーテル、塩化メチル、炭化水素(ブタン等)が使用されていました。しかし、燃える、腐食性がある、毒性がある等、冷媒として色々問題がありました。
色々問題があるアンモニア冷媒ですが、アンモニアと二酸化炭素の2種の冷媒を使う複流式等、新しい形が模索されています。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
このスレの中にジジイはいらっしゃいますか? (スコア:0)
さすがに50手前の私でもアンモニア冷媒の冷蔵庫は知識レベルで使っていたような実感がありません。
アンモニアガスタービンで発電して、それで冷蔵庫に使うとか………
※アンモニアと言えば、高校生の時、デシケーターに青い綺麗なものが入っているのでよく見ようと蓋を取ったら、乾燥剤として濃アンモニア水を使っていて、蓋を落としそうになりました(後ろで教師が「注意しようとしたら開けちゃうんだもんなぁ」と笑っていた)。
※普通科の高校で赤外・可視紫外分光光度計とガスクロなんか置いてあるところはうちぐらいだろうな………
Re:このスレの中にジジイはいらっしゃいますか? (スコア:1)
アンモニア冷媒の冷蔵庫、吸収式じゃなくて蒸発式の話ですよね?吸収式であれば、キャンプ用の冷蔵庫 [amazon.co.jp]があります。
家庭用で蒸発式のものは、非常に初期のものだけでしょう。あなたが生まれた時には、市場から駆逐されていたと思います。駆逐された理由は多分、漏れた時に被害が大だからと思います。
業務用というか冷凍倉庫用でまだアンモニア冷媒の冷凍機が使われている理由は、フロンに比べて低い温度(-50℃とか)が可能だからでしょうね。
Re: (スコア:0)
子供の頃家の台所にあったよ。
で、親が冷凍室についた霜を取り除こうとアイスピックで突いているうちに穴を開けてしまって、
台所が大惨事というオチまで付いているので強烈に覚えているw
Re:このスレの中にジジイはいらっしゃいますか? (スコア:2)
> 子供の頃家の台所にあったよ。
いや、それは多分、蒸発式ではなくて吸収式でしょう。既に述べた様にアンモニア冷媒の吸収式の冷蔵庫は現在でも使用されています。2、30年前としても、吸収式の冷蔵庫が残っていても不思議ではないですね。何せ壊れませんから。
吸収式の冷媒は溶媒に溶解する事が必要なので、水に溶けるアンモニアはその意味で適当な訳です。
アンモニア冷媒の吸収式は、その機構上そんなに低温に出来ない、効率が悪い(多分。COPとしては1未満でしょう)などの問題はあります。
ですが、機構的に簡単、技術が無くても作れる、安く作れる、振動等がほとんど無いの理由で過去作られてきました。
アンモニアを再生するための熱源は必ずしも電気でなくても良い(ガスで加熱の設計もある)の理由で現在でもキャンプ用等の特殊用途の冷蔵庫は作られています。
#2680817でワインクーラーでアンモニアを使うものがあるとの言及がありますが、これも吸収式です。ただ、この種のものを作っているのは、キャンプ用の冷蔵庫を作っているDometic一社だと思いますよ。
アンモニアは漏れた時に大惨事(下手すると病院送り)となるヤバ目な冷媒です。現在でもアンモニア冷媒の蒸発式冷凍機を使用する冷凍倉庫は、その危険性から立地規制があります。
またアンモニアは、燃える、腐食性がある、液化しにくい、蒸発による冷却温度が-50℃程度と低すぎる等の問題もあり、家庭用の蒸発式冷蔵庫としてアンモニアは早期に消えていったはずです。
実際、1926年のフロンが発見(発表は1930年)以前の冷媒としては、エーテル、塩化メチル、炭化水素(ブタン等)が使用されていました。しかし、燃える、腐食性がある、毒性がある等、冷媒として色々問題がありました。
色々問題があるアンモニア冷媒ですが、アンモニアと二酸化炭素の2種の冷媒を使う複流式等、新しい形が模索されています。