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は価格勝負でブラックになりがちですよね。
大手が看板だけで大規模案件を受注し、それを下請けに横流しするだけで巨額の利益を得る。これはIT業界だけでなく、建設業界でも同じですね。
一次請けの大企業は利益を多く確保するために、下請けに値下げ圧力をかけます。これが重なると、最下層では激安になります。
最下層の会社の経営者たちも馬鹿で、「仕事が無いよりは赤字でも何か仕事をしたほうがいい。でも赤字を圧縮するために給料は削ろう」ということをするんです。
この構造がIT業界のブラック化を確立させてます。
多重下請けは、コストが高くなるし、客にとってもいいことはないと思うのですが。
「うちは多重下請けを廃して低コストで効率よく開発します」という会社が現れれば、従来の会社は太刀打ちできなくなり、業界が変わる可能性がないですかね?そういう会社が現れてこない理由ってなにか考えられますでしょうか?
大規模プロジェクトやるのに大量に雇って、そのプロジェクト終わったら解散するって海外だとよくあることなんだろうけど日本だとリストラは容易じゃないから開発後もその人員を雇用し続けないといけない。
だからプロジェクト規模や景気に応じて人を調達できる構造が有利になっちゃう。
海外だと最初から継続的に開発し続けること前提のものが多いですね。5-20人程度の規模で、マイルストーンを3ヶ月毎に設けて、何年も回し続けるような。他のプロジェクトと人材を融通したり、人が入れ替わったり、人数が増えたり減ったりはありますが。プロジェクトの途中で予算の折り合いが付かずに終了することはあっても、日本みたいに一気に人数集めて終わったら解散ってのはあまり聞かないですね。
いまの日本法でも、そういう雇用契約は全然違法じゃないから、「し続けないといけない」という縛りは無いような。中小企業だと、そもそも企業内に配置転換できる余地自体が存在していなかったりするし
> 低コストで効率よく開発します
それを実現できないのが、日本のソフトウェア開発の実情だと思われます。非常に効率の悪い開発しか出来ないのに、非常に分厚い非効率な管理層を被せることで何とか体裁を保っているだけです。
大手にも本当の意味で効率的なソフトウェア開発の技術の蓄積はありませんし、数で売り買いされる側にはもっとありません。日本の景気が良かった頃から、プログラマの不足を質ではなく数で解決するという姿勢を三十年近くも続けてきた結果です。
このまま若者に嫌われてプログラマの成り手が減って、効率の悪いソフト開発会社が効率向上に目覚めるか、潰れるかすれば、日本のソフトウェア産業も変れるかも知れません。
建設業界と違って許認可とか同業者からの圧力とか関係なさそうなのに、どうして現状を打ち破る会社が出てこないのか、というのが疑問です。
業界の現状が非効率で高コスト体質だということは、むしろそれはビジネスチャンスだと思うのですが。
転職組で短いキャリアしか持たない人間だが、思うに優れたプログラマは技術者ではなく「技術に通じた芸術家」なのだ。コードの設計ですらまだ芸術家でないとできないレベルなのだ。その点、建築関係は年季が違うので芸術家がいなくても何とかなる。
#世間の多くの人は文系というよりは感情の慰撫に得意分野を置く人なのであって、それはたぶんプログラマに求められるものとは真逆のものなのだ、#そう思えてならない。
ソフトウェア開発でもそれぞれの分野の黎明期なら現状を打ち破るような企業が出現し易いですが、ここで言われているような多重請負が問題になるようなソフトウェア開発の分野だとその時期は、恐らく30年くらい前で20年前だともう遅すぎたのではないかと思います。天才を少しくらい集めてもさすがに今の大規模なソフト開発を丸ごと請け負うことは無理な相談です。
といって例えばどこか大企業がこれではいけないと考えても、そうそう画期的な効率向上など出来ません。可能なのは地道な改善を続けるか、バズワードで飾った新手法を売り込むことくらいです。経営者も管理職も一般社員も新入社員も含めてほぼ全員を、数段レベルが上の人達に入れ替えるなんてことも無理です。
業界の構造転換が起こるとすれば、どこか外国企業が日本語や日本の商習慣の壁を陵駕する開発効率をもって参入してくるとか、人工知能的なアプローチが成功するとか黒船的な何かによるものでしょう。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
新規に参入しやすい業種 (スコア:0)
は価格勝負でブラックになりがちですよね。
Re: (スコア:0)
大手が看板だけで大規模案件を受注し、それを下請けに横流しするだけで巨額の利益を得る。
これはIT業界だけでなく、建設業界でも同じですね。
一次請けの大企業は利益を多く確保するために、下請けに値下げ圧力をかけます。
これが重なると、最下層では激安になります。
最下層の会社の経営者たちも馬鹿で、「仕事が無いよりは赤字でも何か仕事をしたほうがいい。でも赤字を圧縮するために給料は削ろう」ということをするんです。
この構造がIT業界のブラック化を確立させてます。
Re:新規に参入しやすい業種 (スコア:0)
多重下請けは、コストが高くなるし、客にとってもいいことはないと思うのですが。
「うちは多重下請けを廃して低コストで効率よく開発します」という会社が現れれば、
従来の会社は太刀打ちできなくなり、業界が変わる可能性がないですかね?
そういう会社が現れてこない理由ってなにか考えられますでしょうか?
Re: (スコア:0)
大規模プロジェクトやるのに大量に雇って、そのプロジェクト終わったら解散する
って海外だとよくあることなんだろうけど
日本だとリストラは容易じゃないから
開発後もその人員を雇用し続けないといけない。
だからプロジェクト規模や景気に応じて人を調達できる構造が有利になっちゃう。
Re:新規に参入しやすい業種 (スコア:2)
海外だと最初から継続的に開発し続けること前提のものが多いですね。
5-20人程度の規模で、マイルストーンを3ヶ月毎に設けて、何年も回し続けるような。
他のプロジェクトと人材を融通したり、人が入れ替わったり、人数が増えたり減ったりはありますが。
プロジェクトの途中で予算の折り合いが付かずに終了することはあっても、日本みたいに一気に人数集めて終わったら解散ってのはあまり聞かないですね。
Re: (スコア:0)
いまの日本法でも、そういう雇用契約は全然違法じゃないから、「し続けないといけない」という縛りは無いような。
中小企業だと、そもそも企業内に配置転換できる余地自体が存在していなかったりするし
Re: (スコア:0)
> 低コストで効率よく開発します
それを実現できないのが、日本のソフトウェア開発の実情だと思われます。非常に効率の悪い開発しか出来ないのに、非常に分厚い非効率な管理層を被せることで何とか体裁を保っているだけです。
大手にも本当の意味で効率的なソフトウェア開発の技術の蓄積はありませんし、数で売り買いされる側にはもっとありません。日本の景気が良かった頃から、プログラマの不足を質ではなく数で解決するという姿勢を三十年近くも続けてきた結果です。
このまま若者に嫌われてプログラマの成り手が減って、効率の悪いソフト開発会社が効率向上に目覚めるか、潰れるかすれば、日本のソフトウェア産業も変れるかも知れません。
Re: (スコア:0)
建設業界と違って許認可とか同業者からの圧力とか関係なさそうなのに、どうして現状を打ち破る会社が出てこないのか、というのが疑問です。
業界の現状が非効率で高コスト体質だということは、むしろそれはビジネスチャンスだと思うのですが。
Re: (スコア:0)
転職組で短いキャリアしか持たない人間だが、思うに優れたプログラマは技術者ではなく「技術に通じた芸術家」なのだ。
コードの設計ですらまだ芸術家でないとできないレベルなのだ。その点、建築関係は年季が違うので芸術家がいなくても何とかなる。
#世間の多くの人は文系というよりは感情の慰撫に得意分野を置く人なのであって、それはたぶんプログラマに求められるものとは真逆のものなのだ、
#そう思えてならない。
Re: (スコア:0)
ソフトウェア開発でもそれぞれの分野の黎明期なら現状を打ち破るような企業が出現し易いですが、ここで言われているような多重請負が問題になるようなソフトウェア開発の分野だとその時期は、恐らく30年くらい前で20年前だともう遅すぎたのではないかと思います。天才を少しくらい集めてもさすがに今の大規模なソフト開発を丸ごと請け負うことは無理な相談です。
といって例えばどこか大企業がこれではいけないと考えても、そうそう画期的な効率向上など出来ません。可能なのは地道な改善を続けるか、バズワードで飾った新手法を売り込むことくらいです。経営者も管理職も一般社員も新入社員も含めてほぼ全員を、数段レベルが上の人達に入れ替えるなんてことも無理です。
業界の構造転換が起こるとすれば、どこか外国企業が日本語や日本の商習慣の壁を陵駕する開発効率をもって参入してくるとか、人工知能的なアプローチが成功するとか黒船的な何かによるものでしょう。