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法律を順守して利益が出ないより法律を破って大きく利益を稼ぎその利益から賠償金を払えばいい、というのは別に変な話じゃないです。守る方が馬鹿を見る、というなら破った時の賠償金の金額を上げるように働きかけましょう。日本でも小笠原諸島にサンゴを取りに来ていた中国船が賠償金が上がったりしたことで来なくなりました。割に合わない、と思わせない限りいつまでも法を破る人・ものは出続けます。
日本の労働問題とかまさにそれ
ブラック企業が残業代不払いやっても、後から取り返せるのは「最大限に見積もって不払いだった金額」が上限(厳密には利息もつくけど大抵は微々たるもの)そこから弁護士の費用とかさっ引かれるし、満額支払えなんて判決はだいたい出ない
つまり残業代不払いをされた時点で、やられた側はどう頑張っても勝ち目はない100の被害を10ぐらいに下げることはできても、0にすることは不可能
そして企業の側は、最悪でも不払いだった金額しか取られないから、不払いでいるほうが合理的、ということになる万が一裁判を起こされても「最悪でも本来払わ
何かというと米国を賛美したがる規制緩和論者が、なぜか集団訴訟と懲罰的損害賠償の話になるとぴたっと黙ってしまうんだよな。ロナルド・コースとかの取引費用(と法制度の関係)の話を引いてきてもいいんだが、そもそも、誰でも小中学校あたりで普通に習う「自由とは責任を伴うもの」という話なのに。
# 米国は経済犯罪、特に市場に対する罪への刑事罰も厳しいな。インサイダーみたいなやり得を放置すると国民経済全体を阻害することをよく理解している。
教養番組「知の回廊」42「懲罰的損害賠償 ―日米法文化摩擦の一断面―」 | 中央大学 [chuo-u.ac.jp] に述べられている弊害を引用すると:
(BMW of North America v. Gore)
つまり、損害賠償はあくまでも原状回復が目的なのだから、現実の損害を大幅に上回る賠償金を原告に与 えるのは合理的でない(不当利得)という批判がそれです。
(中略)
現に、アメリカでは、懲罰的損害賠償の存在が社会の負担するリーガル・コストの高騰を招き、健全な企業活動に耐え難い負担を課し たり、さらには一攫千金をもくろむ「ギャンブル的訴訟」を生む温床となっているといった批判が絶えません。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
損して得取れ (スコア:0)
法律を順守して利益が出ないより法律を破って大きく利益を稼ぎその利益から賠償金を払えばいい、というのは別に変な話じゃないです。守る方が馬鹿を見る、というなら破った時の賠償金の金額を上げるように働きかけましょう。
日本でも小笠原諸島にサンゴを取りに来ていた中国船が賠償金が上がったりしたことで来なくなりました。割に合わない、と思わせない限りいつまでも法を破る人・ものは出続けます。
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
日本の労働問題とかまさにそれ
ブラック企業が残業代不払いやっても、後から取り返せるのは「最大限に見積もって不払いだった金額」が上限(厳密には利息もつくけど大抵は微々たるもの)
そこから弁護士の費用とかさっ引かれるし、満額支払えなんて判決はだいたい出ない
つまり残業代不払いをされた時点で、やられた側はどう頑張っても勝ち目はない
100の被害を10ぐらいに下げることはできても、0にすることは不可能
そして企業の側は、最悪でも不払いだった金額しか取られないから、不払いでいるほうが合理的、ということになる
万が一裁判を起こされても「最悪でも本来払わ
Re: (スコア:0)
何かというと米国を賛美したがる規制緩和論者が、なぜか集団訴訟と懲罰的損害賠償の話になるとぴたっと黙ってしまうんだよな。
ロナルド・コースとかの取引費用(と法制度の関係)の話を引いてきてもいいんだが、
そもそも、誰でも小中学校あたりで普通に習う「自由とは責任を伴うもの」という話なのに。
# 米国は経済犯罪、特に市場に対する罪への刑事罰も厳しいな。インサイダーみたいなやり得を放置すると国民経済全体を阻害することをよく理解している。
Re:損して得取れ (スコア:0)
Re:損して得取れ (スコア:1)
教養番組「知の回廊」42「懲罰的損害賠償 ―日米法文化摩擦の一断面―」 | 中央大学 [chuo-u.ac.jp] に述べられている弊害を引用すると:
(BMW of North America v. Gore)
つまり、損害賠償はあくまでも原状回復が目的なのだから、現実の損害を大幅に上回る賠償金を原告に与 えるのは合理的でない(不当利得)という批判がそれです。
(中略)
現に、アメリカでは、懲罰的損害賠償の存在が社会の負担するリーガル・コストの高騰を招き、健全な企業活動に耐え難い負担を課し たり、さらには一攫千金をもくろむ「ギャンブル的訴訟」を生む温床となっているといった批判が絶えません。