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キッチリ原因を調べて、二度と練習中に同じような事故を起こさないようにして欲しいものです。
諸般の事情で民間機と違って、事故原因はあまり明らかになることはないと想像します。勝手に妄想すると、フロート損傷とエンジン脱落が同時に起こったとすると、片翼が水面に突っ込んだのではないでしょうか。すると、想定されるシナリオは限界性能ぎりぎりの条件で離水しようとして、ある程度の高度に達してから失速、バランスを崩して片翼から水面に、、、というところではないでしょうか。翼は折れなかったが、エンジン脱落というところ、デリケートな気配が漂ってきます。あ、失礼、高波でしたね。事故原因。
念の為マジレスしておきますが、どの飛行機も主翼にぶら下がるものは、エンジンや脚を含め、それに強い力が加わった際に主翼構造をも巻き込んで破壊しないよう、できるだけもげるよう設計となっています。これは翼構造が燃料タンクを兼ねる構造になっているため、破壊された時に発生する火災や環境汚染防止、また、桁を折ってしまうと修理にかかる費用が見合わないものとなってしまうためです。
ただ過去にはこの設計機構が誤って発動した例もあって、着陸時に主脚がヒューズセクションから破断して、かく座してしまったり、エンジンをぶら下がるパイロンについていたヒューズピンが腐食によって破断して、エンジンごと脱落、その際に主翼前縁などを破壊したせいで最終的にマンションに激突してしまった例もあります。
PS-1かUS-1かは忘れてましたが、離水時に主翼下のフロートが流木が当たった影響により脱落したせいで事故に至ったケースがあり、その後、流木程度ではもげないように構造強化されたと記憶していますが、まぁ、もし、仮に脱落したエンジンがヒットしたのなら、フロートはもげるでしょう。そういう設計です。
マジレスするとUS2はターボジェットの民間旅客機のようなパイロン吊り下げではなく、主翼のエンジン架にきっちり取り付け・ヒューズピン無しでは?強い力が加わればエンジンが外れるのかもしれないが、ほんの数本のヒューズピンで吊り下げる構造では無いでしょう(他のターボプロップ機も同様だと思う)
#2807815のACです。いえ、ターボプロップ機もボルト数本で固定です。むやみにボルトを増やすと整備性が悪くなりますし、重量も増してしまいます。そして多くの場合、そのボルトもしくはトラス構造になっているマウントまわりがヒューズをかねる構造になっています。実際にUS-2の設計や運用にかかわったわけでもなく、また手元に資料がないので、US-2が実際に何本のボルトで固定されているかはお答えできないですが、同じ系統のエンジンを搭載したC-130Jの資料を見る限りは機体には4本のボルトで固定しているようです。
(写真は横田所属の在来型のC-130ですが、マウントは互換性があります。)http://www.yokota.af.mil/shared/media/photodb/photos/110325-F-RZ955-090.jpg [af.mil]
こういうプロの見地からの意見が聞けるのは非常に有り難い。
なんとしても自衛隊が都合の悪いことを隠しているという陰謀論にしたいんですね
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
100億円が海の藻屑に… (スコア:0)
キッチリ原因を調べて、二度と練習中に同じような事故を起こさないようにして欲しいものです。
Re:100億円が海の藻屑に… (スコア:1)
諸般の事情で民間機と違って、事故原因はあまり明らかになることはないと想像します。
勝手に妄想すると、フロート損傷とエンジン脱落が同時に起こったとすると、片翼が水面に突っ込んだのではないでしょうか。すると、想定されるシナリオは限界性能ぎりぎりの条件で離水しようとして、ある程度の高度に達してから失速、バランスを崩して片翼から水面に、、、というところではないでしょうか。翼は折れなかったが、エンジン脱落というところ、デリケートな気配が漂ってきます。
あ、失礼、高波でしたね。事故原因。
Re:100億円が海の藻屑に… (スコア:4, 参考になる)
念の為マジレスしておきますが、どの飛行機も主翼にぶら下がるものは、エンジンや脚を含め、それに強い力が加わった際に主翼構造をも巻き込んで破壊しないよう、できるだけもげるよう設計となっています。
これは翼構造が燃料タンクを兼ねる構造になっているため、破壊された時に発生する火災や環境汚染防止、また、桁を折ってしまうと修理にかかる費用が見合わないものとなってしまうためです。
ただ過去にはこの設計機構が誤って発動した例もあって、着陸時に主脚がヒューズセクションから破断して、かく座してしまったり、エンジンをぶら下がるパイロンについていたヒューズピンが腐食によって破断して、エンジンごと脱落、その際に主翼前縁などを破壊したせいで最終的にマンションに激突してしまった例もあります。
PS-1かUS-1かは忘れてましたが、離水時に主翼下のフロートが流木が当たった影響により脱落したせいで事故に至ったケースがあり、その後、流木程度ではもげないように構造強化されたと記憶していますが、まぁ、もし、仮に脱落したエンジンがヒットしたのなら、フロートはもげるでしょう。そういう設計です。
Re: (スコア:0)
マジレスするとUS2はターボジェットの民間旅客機のようなパイロン吊り下げではなく、主翼のエンジン架にきっちり取り付け・ヒューズピン無しでは?
強い力が加わればエンジンが外れるのかもしれないが、ほんの数本のヒューズピンで吊り下げる構造では無いでしょう(他のターボプロップ機も同様だと思う)
Re: (スコア:0)
#2807815のACです。
いえ、ターボプロップ機もボルト数本で固定です。むやみにボルトを増やすと整備性が悪くなりますし、重量も増してしまいます。
そして多くの場合、そのボルトもしくはトラス構造になっているマウントまわりがヒューズをかねる構造になっています。
実際にUS-2の設計や運用にかかわったわけでもなく、また手元に資料がないので、US-2が実際に何本のボルトで固定されているかは
お答えできないですが、同じ系統のエンジンを搭載したC-130Jの資料を見る限りは機体には4本のボルトで固定しているようです。
(写真は横田所属の在来型のC-130ですが、マウントは互換性があります。)
http://www.yokota.af.mil/shared/media/photodb/photos/110325-F-RZ955-090.jpg [af.mil]
Re: (スコア:0)
こういうプロの見地からの意見が聞けるのは非常に有り難い。
Re: (スコア:0)
なんとしても自衛隊が都合の悪いことを隠しているという陰謀論にしたいんですね