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> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
為政者が「まとも」であることを保証できる共産主義が可能かどうかという話。民主主義は保証できる。国民が「まとも」であるかぎりにおいて。
ロジックが短絡を起こしているね。「独裁=悪の帝国」ってアニメ的設定を前提にした論理だよ、それ。
最大多数の最大幸福という民主・共和主義が、当時における情報技術の伝達性の限界、と国家の規模で硬直したのが共和制ローマの末期でそれを解消するのが終身独裁官というカエサルーアウグストゥスの「独裁政治」なわけで、ローマ帝国がその後数世紀全盛期を迎えた(国民の満足度を含めて)ことから、国家運営という意味では独裁制が最適解である場面はあると思うよ。
「情報技術の伝達性」が過度に高度化している現在で、独裁制が最適解になるかどうかは疑問だけど。
#要するに、「投票権を持った国民が、十分に価値判断できる情報ソースにアクセスできるか、それを政治判断に即座に反映できるか」、ね
独裁者がたまたまいいやつでよかったねということだと思います。
そういうことですよね。例に挙げられてる古代ローマでさえ独裁制の利点は理解されていましたが、それ以上に弊害が多いことも理解されていました。なので共和制において独裁官の任期は半年、しかも国家の非常事態の時のみに限定して置かれました。あのユリウス・カエサルが暗殺された理由は王になろうとした=独裁者になろうとした、と元老院議員から思われたからです。それくらい古代ローマにおいても独裁制に関してはアレルギー的反応がありました。帝政に移行してからもローマは度々大混乱に陥っています。たまたま五賢帝を始めとした英明な皇帝を輩出したので発展を遂げられたのだと思います。ま、暗愚な皇帝はたいてい暗殺されちゃいましたけどね。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
短絡的かも (スコア:4, すばらしい洞察)
> ナチズムより桁違いに巨大な惨禍を人類に与えた「Manifest der Kommunistischen Partei(共産党宣言)」は、
なんか、イスラム過激派が悪いことしているからって、コーランが悪いというのと五十歩百歩な飛躍だな。
Re: (スコア:2, 参考になる)
共産党宣言はそこまで過激でもない。ただそこに書かれている理想の実現には暴力的手段が手っ取り早いというだけ。
それに毛沢東やスターリンがやったことは共産主義の弊害というより独裁体制の弊害。
一方でマインカンプフには過激かつ暴力的な妄想がダラダラと書いてあるのでこっちの方が危険だろう。
//まあどっちも聖書やコーランと同じ妄想本なのだが
Re: (スコア:0)
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、
後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、
やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
為政者が「まとも」であることを保証できる共産主義が可能かどうかという話。
民主主義は保証できる。
国民が「まとも」であるかぎりにおいて。
Re: (スコア:1)
はなから「プロレタリア独裁」を謳い、
後継者が残らず独裁政治を取ったんだから、
やっぱ共産党宣言に問題があったと言わざるをえない。
ロジックが短絡を起こしているね。「独裁=悪の帝国」ってアニメ的設定を前提にした論理だよ、それ。
最大多数の最大幸福という民主・共和主義が、
当時における情報技術の伝達性の限界、と国家の規模で硬直したのが共和制ローマの末期で
それを解消するのが終身独裁官というカエサルーアウグストゥスの「独裁政治」なわけで、
ローマ帝国がその後数世紀全盛期を迎えた(国民の満足度を含めて)ことから、国家運営という意味では独裁制が最適解である場面はあると思うよ。
「情報技術の伝達性」が過度に高度化している現在で、独裁制が最適解になるかどうかは疑問だけど。
#要するに、「投票権を持った国民が、十分に価値判断できる情報ソースにアクセスできるか、それを政治判断に即座に反映できるか」、ね
Re:短絡的かも (スコア:0)
独裁者がたまたまいいやつでよかったね
ということだと思います。
Re: (スコア:0)
そういうことですよね。
例に挙げられてる古代ローマでさえ独裁制の利点は理解されていましたが、
それ以上に弊害が多いことも理解されていました。
なので共和制において独裁官の任期は半年、しかも国家の非常事態の時のみに限定して置かれました。
あのユリウス・カエサルが暗殺された理由は王になろうとした=独裁者になろうとした、
と元老院議員から思われたからです。
それくらい古代ローマにおいても独裁制に関してはアレルギー的反応がありました。
帝政に移行してからもローマは度々大混乱に陥っています。
たまたま五賢帝を始めとした英明な皇帝を輩出したので発展を遂げられたのだと思います。
ま、暗愚な皇帝はたいてい暗殺されちゃいましたけどね。