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そもそも、多額の現金を持ち運ぶはめになる主な理由は、窓口での振込に高額の手数料がかかる(例えば、みずほ銀行だと3万円以上の場合864円)からです。ATMやネットバンキングでの振込限度額を勝手に制限しておいて、それを超える金額を窓口で振り込もうとすると、手数料がかかるというのは、ものすごく不快です。そのため、多額の現金を窓口で引き出して、他の金融機関まで持参するはめになっています。
投資商品の満期受取・中途解約・売却などを金融機関の窓口で行って、その資金を他の金融機関に移動したい場合であっても、窓口で振り込むと手
振込詐欺やそれに類する犯罪への対策なのに、 振込手数料が高いから紛失や盗難がとか別の話だし。
確かに直接的には関係ないですが、振込手数料が無料であれば、高齢者が高額の現金を引き出す必要性が殆ど無くなります(他の金融機関に資金移動したいのならば振り込めば良いので)。高齢者は、金融機関の間で現金を持ち運ぶことに慣れていますが、そもそもそういった行為を行うのは振込手数料の節約のためだからです。そのため、「高額の現金を高齢者が引き出す必要性」が殆ど無くなる(特殊なケースのみになる)と、高齢者が高額の現金を引き出そうとした際に、詐欺被害に遭っている可能性が高いとして時間をかけて対応できるようになるはずです。
例えば、現状で、証券会社を騙った組織の人による投資詐欺に騙された老人が、現金500万円を引き出そうとしていたとします。
その場合は、
「500万円を引き出したいんだが」 『どういった目的でのお引き出しでしょうか?』 「よそで、有利な投資商品を勧められてな」 『銀行さんですか? それとも、証券会社さんですか?』 「○○証券という大手の証券会社じゃ」 『さようでございますか。金額が大きいので、お振込みされては如何ですか?』 「でも手数料かかるんでしょ?」 『手数料は864円です』 「なら現金でお願い」 『かしこまりました』
となって、証券会社の担当者を騙った詐欺師にお金を渡してしまうかもしれません。高齢者が資金移動のために高額の現金を引き出すのは現在当たり前のことですから、銀行も、「他所で金融商品を買いたいから」という人に対して、しつこく質問をすることは、なかなかできません。ライバルへの資金流失を嫌がって嫌がらせしていると勘違いされる恐れがあるからです。
ちなみに、最近は詐欺防止の為、証券会社の担当者との自宅などでの現金のやり取りは禁止されていますが、ほんの十年前は担当者に現金手渡しが当たり前でした。そのため、老人はこういった詐欺に引っかかりやすいんです。
一方、窓口での本人名義の他の金融機関への高額振込時に振込手数料がかからなくなったら、基本的に資金移動時に振込が当たり前になるので、高額の現金を引き出すという行為が珍しいこと・怪しいことになります。そうなってくると、銀行員も詐欺被害の可能性を疑えますし、『手数料もかからないので、振込にしたらどうか』と強く勧めることができます。その結果、老人が「担当者に自宅で現金で手渡しすることになっている」と言ってきたら、『今は、殆どの証券会社で担当者が個人宅で直接現金を取り扱うことは禁止されていますが、なんという証券会社ですか?』「日興コーディアル証券の新しい担当の○○さんが家に来て勧めてくれた商品で……」『日興コーディアル証券さんは、担当者だけでなく窓口でも現金を取り扱わなくなっている(※この部分は事実です)ので、実在する証券会社の担当者を騙った詐欺です』と対応することができます。
そのケースなら詐欺師が「振込手数料は当方が負担します」と言えば終わりじゃないか。とにかく、振込手数料の金額と詐欺対策は関係ない。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
窓口での振込に手数料がかかるから、現金を持ち運ぶことになる (スコア:3)
そもそも、多額の現金を持ち運ぶはめになる主な理由は、窓口での振込に高額の手数料がかかる(例えば、みずほ銀行だと3万円以上の場合864円)からです。ATMやネットバンキングでの振込限度額を勝手に制限しておいて、それを超える金額を窓口で振り込もうとすると、手数料がかかるというのは、ものすごく不快です。そのため、多額の現金を窓口で引き出して、他の金融機関まで持参するはめになっています。
投資商品の満期受取・中途解約・売却などを金融機関の窓口で行って、その資金を他の金融機関に移動したい場合であっても、窓口で振り込むと手
Re:窓口での振込に手数料がかかるから、現金を持ち運ぶことになる (スコア:0)
振込手数料が高いから紛失や盗難がとか別の話だし。
金融詐欺の対策になる (スコア:3)
確かに直接的には関係ないですが、振込手数料が無料であれば、高齢者が高額の現金を引き出す必要性が殆ど無くなります(他の金融機関に資金移動したいのならば振り込めば良いので)。高齢者は、金融機関の間で現金を持ち運ぶことに慣れていますが、そもそもそういった行為を行うのは振込手数料の節約のためだからです。そのため、「高額の現金を高齢者が引き出す必要性」が殆ど無くなる(特殊なケースのみになる)と、高齢者が高額の現金を引き出そうとした際に、詐欺被害に遭っている可能性が高いとして時間をかけて対応できるようになるはずです。
例えば、現状で、証券会社を騙った組織の人による投資詐欺に騙された老人が、現金500万円を引き出そうとしていたとします。
その場合は、
「500万円を引き出したいんだが」
『どういった目的でのお引き出しでしょうか?』
「よそで、有利な投資商品を勧められてな」
『銀行さんですか? それとも、証券会社さんですか?』
「○○証券という大手の証券会社じゃ」
『さようでございますか。金額が大きいので、お振込みされては如何ですか?』
「でも手数料かかるんでしょ?」
『手数料は864円です』
「なら現金でお願い」
『かしこまりました』
となって、証券会社の担当者を騙った詐欺師にお金を渡してしまうかもしれません。高齢者が資金移動のために高額の現金を引き出すのは現在当たり前のことですから、銀行も、「他所で金融商品を買いたいから」という人に対して、しつこく質問をすることは、なかなかできません。ライバルへの資金流失を嫌がって嫌がらせしていると勘違いされる恐れがあるからです。
ちなみに、最近は詐欺防止の為、証券会社の担当者との自宅などでの現金のやり取りは禁止されていますが、ほんの十年前は担当者に現金手渡しが当たり前でした。そのため、老人はこういった詐欺に引っかかりやすいんです。
一方、窓口での本人名義の他の金融機関への高額振込時に振込手数料がかからなくなったら、基本的に資金移動時に振込が当たり前になるので、高額の現金を引き出すという行為が珍しいこと・怪しいことになります。そうなってくると、銀行員も詐欺被害の可能性を疑えますし、『手数料もかからないので、振込にしたらどうか』と強く勧めることができます。その結果、老人が「担当者に自宅で現金で手渡しすることになっている」と言ってきたら、『今は、殆どの証券会社で担当者が個人宅で直接現金を取り扱うことは禁止されていますが、なんという証券会社ですか?』「日興コーディアル証券の新しい担当の○○さんが家に来て勧めてくれた商品で……」『日興コーディアル証券さんは、担当者だけでなく窓口でも現金を取り扱わなくなっている(※この部分は事実です)ので、実在する証券会社の担当者を騙った詐欺です』と対応することができます。
Re:金融詐欺の対策になる (スコア:1)
そのケースなら詐欺師が「振込手数料は当方が負担します」と言えば終わりじゃないか。
とにかく、振込手数料の金額と詐欺対策は関係ない。