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日本ではビットコインは盗んだ者勝ちってことなのか# 某国から日本のビットコイン狙いで盗人がわんさかとやって来そうだ
民事裁判と刑事裁判は別の話です。
ビットコインを盗んだら刑事罰には問われるでしょう。不正アクセス禁止法違反とか電子計算機使用詐欺とか
ビットコインの実体は取引記録なので電磁的記録不正作出及び供用罪が適当かと。ただ、そのためには電磁記録が権利、義務又は事実証明に関するものである必要があるので、ビットコインが示す権利ないし事実とは何であるかという点は課題は残る。
ビットコインは記録そのものに価値があるので、「権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録」とはいえないのでは。普通に電子計算機使用詐欺でしょう。
ビットコインの実体である取引記録、すなわちブロックチェーンには、「A氏はXXビットコインを保有している」と書いてあるんだから、これが権利及び事実そのものだろう。
より詳しくいうなら、「『A氏がXXビットコインを保有している』ことが少なくとも過半数以上のビットコインユーザによって承認されている」という事実についての証明だ。
ではブロックチェーンの記述によってA氏が所有していることが証明された、そのXXビットコインにどんな価値があるのか?って話になるが、そもそもそんなの犯罪の構成要件とは関係がないだろうし、普通に債権として処理されている。
ついでに書いておくと、上記のように「ビットコインの記録を承認しているユーザが(大勢)いる」という事実に価値がついているのであって、ビットコインそのものは単なる記録にすぎない。
それは法定通貨が「国家によって承認されている」という事実によって価値を持っているのであって、通貨そのものはただの数字でしかないのと同じ理屈。
えっと、ビットコインは債権その他の一切の権利を表象するものではありません。それに、ビットコインユーザーが価値を認めらているのは、他のユーザーによって過去の取引が承認されることにより形成されたブロックチェーンそのものであり、当該承認の事実ではありません。あなたがビットコインを紛失したり盗まれたりしたとして、上記承認の事実を証明したところで、あなたは何も得られません。価値が認められているのはブロックチェーンの記録そのものだからです。
> えっと、ビットコインは債権その他の一切の権利を表象するものではありません。そうだなすなわち、「A氏がXX枚のビットコインを持っている」で示されているのは権利ではなく、単なる事実。「事実及び権利」というのは誤りだった。
ブロックチェーン上において、「A氏はXX枚のビットコインを持つ権利があるが、実際には所有していない」という状態を表すのは不可能。そのような権利、すなわちビットコインに対する債権は、ブロックチェーンではなくA氏が他者であるB氏と結んだ契約によって発生する。しかしB氏が「ビットコインは権利でも何でないまやかしだから契約は無効だ」と主張して、裁判所でそれを通すのはとても難しいだろう。
> 他のユーザーによって過去の取引が承認されることにより形成されたブロックチェーンそのものであり、当該承認の事実ではありませんブロックチェーンは承認された事実を記述しているデータであり、それ以上でも以下でもないんだから、「承認の事実」と「ブロックチェーン」を区別する理由がよくわかんないね。「ブロックチェーンは過去の取引が承認されることにより形成」されるのに、それは「承認の事実」ではないの?補足しておくけど、ブロックチェーンによって証明される「承認の事実」は、当然最初のブロックから始まる全ての過去の取引とその承認の履歴を含むよ?
> 上記承認の事実を証明したところで、あなたは何も得られませんこれも全く同意。承認の事実を証明することによって、自分の回復されるべき被害がどれだけの枚数のコインなのかを示すことができる。ブロックチェーンがしてくれるのはそれだけ。
そのコインがどれだけの価値があるかは、取引所などの相場などを通じて最終的には裁判所が判断することであり、それが回復されるべき不当な被害であるかどうかの判断や、法的手続きを執行するのは国家権力の仕事であって、ブロックチェーンは(最初の事実の提示を除いて)無力だろうね。
そしてその手続きにおいては、ブロックチェーンが示すのはビットコインの価値ではなく、単なる事実のみなのだからビットコインの価値は別の事実、すなわち取引所での相場によって決まるし、現実の裁判手続きもそのように勧められている。
もしブロックチェーンの意義が問われるとすれば、B氏が、「A氏がXX枚のビットコインを俺に渡したという事実はでっちあげだ」とでも言い出した場合くらいか。
論旨がよくわかりません。なぜ相場があるのかというと多くの人がその記録に価値を認めているからでしょう。
記録そのものに価値がある=記録が市場で売れるという意味でしか言ってないのならお互いに大した違ったことは言ってないんでしょうね。
ただ「XXそのものに価値がある」と言われると往々にしてそれは、「だから市場で売れなくても価値がある」という意味で使用されることが多いもので。
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ということは (スコア:0, フレームのもと)
日本ではビットコインは盗んだ者勝ちってことなのか
# 某国から日本のビットコイン狙いで盗人がわんさかとやって来そうだ
Re: (スコア:0)
民事裁判と刑事裁判は別の話です。
ビットコインを盗んだら刑事罰には問われるでしょう。
不正アクセス禁止法違反とか電子計算機使用詐欺とか
Re: (スコア:0)
ビットコインの実体は取引記録なので電磁的記録不正作出及び供用罪が適当かと。
ただ、そのためには電磁記録が権利、義務又は事実証明に関するものである必要があるので、
ビットコインが示す権利ないし事実とは何であるかという点は課題は残る。
Re: (スコア:2)
ビットコインは記録そのものに価値があるので、「権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録」とはいえないのでは。普通に電子計算機使用詐欺でしょう。
Re: (スコア:1)
ビットコインの実体である取引記録、すなわちブロックチェーンには、
「A氏はXXビットコインを保有している」と書いてあるんだから、
これが権利及び事実そのものだろう。
より詳しくいうなら、「『A氏がXXビットコインを保有している』ことが
少なくとも過半数以上のビットコインユーザによって承認されている」
という事実についての証明だ。
ではブロックチェーンの記述によってA氏が所有していることが証明された、
そのXXビットコインにどんな価値があるのか?って話になるが、
そもそもそんなの犯罪の構成要件とは関係がないだろうし、普通に債権として処理されている。
ついでに書いておくと、上記のように「ビットコインの記録を承認しているユーザが(大勢)いる」
という事実に価値がついているのであって、ビットコインそのものは単なる記録にすぎない。
それは法定通貨が「国家によって承認されている」という事実によって
価値を持っているのであって、通貨そのものはただの数字でしかないのと同じ理屈。
Re: (スコア:2)
えっと、ビットコインは債権その他の一切の権利を表象するものではありません。
それに、ビットコインユーザーが価値を認めらているのは、他のユーザーによって過去の取引が承認されることにより形成されたブロックチェーンそのものであり、当該承認の事実ではありません。あなたがビットコインを紛失したり盗まれたりしたとして、上記承認の事実を証明したところで、あなたは何も得られません。価値が認められているのはブロックチェーンの記録そのものだからです。
Re:ということは (スコア:0)
> えっと、ビットコインは債権その他の一切の権利を表象するものではありません。
そうだなすなわち、「A氏がXX枚のビットコインを持っている」で示されているのは権利ではなく、単なる事実。
「事実及び権利」というのは誤りだった。
ブロックチェーン上において、「A氏はXX枚のビットコインを持つ権利があるが、実際には所有していない」という状態を表すのは不可能。
そのような権利、すなわちビットコインに対する債権は、ブロックチェーンではなくA氏が他者であるB氏と結んだ契約によって発生する。
しかしB氏が「ビットコインは権利でも何でないまやかしだから契約は無効だ」と主張して、裁判所でそれを通すのはとても難しいだろう。
> 他のユーザーによって過去の取引が承認されることにより形成されたブロックチェーンそのものであり、当該承認の事実ではありません
ブロックチェーンは承認された事実を記述しているデータであり、それ以上でも以下でもないんだから、
「承認の事実」と「ブロックチェーン」を区別する理由がよくわかんないね。
「ブロックチェーンは過去の取引が承認されることにより形成」されるのに、それは「承認の事実」ではないの?
補足しておくけど、ブロックチェーンによって証明される「承認の事実」は、当然最初のブロックから始まる全ての過去の取引とその承認の履歴を含むよ?
> 上記承認の事実を証明したところで、あなたは何も得られません
これも全く同意。
承認の事実を証明することによって、自分の回復されるべき被害がどれだけの枚数のコインなのかを示すことができる。
ブロックチェーンがしてくれるのはそれだけ。
そのコインがどれだけの価値があるかは、取引所などの相場などを通じて最終的には裁判所が判断することであり、
それが回復されるべき不当な被害であるかどうかの判断や、法的手続きを執行するのは国家権力の仕事であって、
ブロックチェーンは(最初の事実の提示を除いて)無力だろうね。
そしてその手続きにおいては、ブロックチェーンが示すのはビットコインの価値ではなく、単なる事実のみなのだから
ビットコインの価値は別の事実、すなわち取引所での相場によって決まるし、現実の裁判手続きもそのように勧められている。
もしブロックチェーンの意義が問われるとすれば、B氏が、「A氏がXX枚のビットコインを俺に渡したという事実はでっちあげだ」
とでも言い出した場合くらいか。
Re:ということは (スコア:1)
論旨がよくわかりません。なぜ相場があるのかというと多くの人がその記録に価値を認めているからでしょう。
Re: (スコア:0)
記録そのものに価値がある=記録が市場で売れるという意味でしか言ってないのなら
お互いに大した違ったことは言ってないんでしょうね。
ただ「XXそのものに価値がある」と言われると往々にしてそれは、
「だから市場で売れなくても価値がある」という意味で使用されることが多いもので。