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正直、読みたいのは雑誌の中の一つの論文のみで、あとはどうでもいいということはある。だから、わからなくはない。でも、それをやってはいけないのは当然だよね。それをやってしまうと、雑誌の収益が落ちる。編集者や査読者のレベルが下がる。論文掲載のためのコストが上がる。結局、雑誌自体の質が下がり、発行停止になるか、質の良い論文が集まらず愚にもつかないエッセイ集になりさがる。
学生や趣味の研究なら手間を惜しまず図書館にいけば良いし、研究者なら研究費から出そう。
論文を書いた人が「オレの論文、どうぞ」と言うのなら、よいのではないか。
驚いたことに、PDFを譲渡する権利は著者に残されていないと思います。図書館にあれば良いけれど、図書館にもないのが問題なのだよ。文献複写では、時間がかかりすぎるし、ゼロックスコピーでは、画像が綺麗に見えないので、役に立たないことも多い。
昔から論文掲載時には別刷り購入義務があるのが普通でしたが、あれは「配るならお金払って買ったものを」という意味で、著者といえども勝手に自分の論文をコピーして配るのは認められないのが普通です。紙だろうが電子媒体だろうが。が、あくまで「普通」であって、ジャーナルによって異なります。具体的には投稿規定等に明記されているはずです。
オープンアクセスジャーナルについてはいうまでもありませんが、「セルフアーカイブは可」「機関リポジトリは可」というのは一種のテンプレになっていて、採用するジャーナルがそれなりにあります。 # セルフアーカイブは著者が自分のサイトに載せること、機関リポジトリは大学なりが所属研究者の論文をまとめたサイトに載せること。 # グリーンポリシーとかブルーポリシーとかエンバーゴ期間とか、内容は他のコメントでも触れられていますがキーワードだけ挙げておきます。
PDF配布を許可すると、二次配布される可能性があります(というよりたぶんされる)から、悩ましいところです。「どうせどっかから流出する」と考えることもできますが、理事会を通るかどうかは別の話。
欲しい文献が近所の大学図書館等に所蔵されているなら、自分で出向いてコピーとることもあります。コピー機を画像ページのみ写真モードにするとかのため。文献複写サービスでは、時間がかかるのはともかく、画像が潰れることは確かにありますね。でもただでさえ予算がない図書館にコピー機新しくしろとか言えません。年間100万円を超える購読料を取る一流誌とかもありますし。
そんなことは無い。
例えば American Physical Society(APS)は自分の論文を本人や所属機関が Web に置いて配ってもOK。http://journals.aps.org/copyrightFAQ.html#eprint [aps.org]
細かな条件は出版社によって異なるけど、認めてるところは多いし、だから最近は機関レポジトリで公開される論文が増えている。せっかく成果を発表してもごく一部にしか読まれないのは本末転倒。
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
気持ちはわからないでもないが (スコア:2, おもしろおかしい)
正直、読みたいのは雑誌の中の一つの論文のみで、あとはどうでもいいということはある。
だから、わからなくはない。
でも、それをやってはいけないのは当然だよね。
それをやってしまうと、雑誌の収益が落ちる。編集者や査読者のレベルが下がる。論文掲載のためのコストが上がる。
結局、雑誌自体の質が下がり、発行停止になるか、質の良い論文が集まらず愚にもつかないエッセイ集になりさがる。
学生や趣味の研究なら手間を惜しまず図書館にいけば良いし、研究者なら研究費から出そう。
Re: (スコア:1)
論文を書いた人が
「オレの論文、どうぞ」
と言うのなら、よいのではないか。
Re:気持ちはわからないでもないが (スコア:0)
驚いたことに、PDFを譲渡する権利は著者に残されていないと思います。
図書館にあれば良いけれど、図書館にもないのが問題なのだよ。
文献複写では、時間がかかりすぎるし、ゼロックスコピーでは、画像が綺麗に見えないので、役に立たないことも多い。
著者の配布権はジャーナルによる (スコア:2)
昔から論文掲載時には別刷り購入義務があるのが普通でしたが、あれは「配るならお金払って買ったものを」という意味で、著者といえども勝手に自分の論文をコピーして配るのは認められないのが普通です。紙だろうが電子媒体だろうが。が、あくまで「普通」であって、ジャーナルによって異なります。具体的には投稿規定等に明記されているはずです。
オープンアクセスジャーナルについてはいうまでもありませんが、「セルフアーカイブは可」「機関リポジトリは可」というのは一種のテンプレになっていて、採用するジャーナルがそれなりにあります。
# セルフアーカイブは著者が自分のサイトに載せること、機関リポジトリは大学なりが所属研究者の論文をまとめたサイトに載せること。
# グリーンポリシーとかブルーポリシーとかエンバーゴ期間とか、内容は他のコメントでも触れられていますがキーワードだけ挙げておきます。
PDF配布を許可すると、二次配布される可能性があります(というよりたぶんされる)から、悩ましいところです。「どうせどっかから流出する」と考えることもできますが、理事会を通るかどうかは別の話。
欲しい文献が近所の大学図書館等に所蔵されているなら、自分で出向いてコピーとることもあります。コピー機を画像ページのみ写真モードにするとかのため。文献複写サービスでは、時間がかかるのはともかく、画像が潰れることは確かにありますね。でもただでさえ予算がない図書館にコピー機新しくしろとか言えません。年間100万円を超える購読料を取る一流誌とかもありますし。
Jubilee
Re: (スコア:0)
そんなことは無い。
例えば American Physical Society(APS)は自分の論文を本人や所属機関が Web に置いて配ってもOK。
http://journals.aps.org/copyrightFAQ.html#eprint [aps.org]
細かな条件は出版社によって異なるけど、認めてるところは多いし、
だから最近は機関レポジトリで公開される論文が増えている。
せっかく成果を発表してもごく一部にしか読まれないのは本末転倒。