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図書館というのは名簿の類に限らず、電話帳、卒業文集、昔の裁判資料など、プライバシーの宝庫で、そういう資料が研究のためだけでなく、前科前歴、身元調査、被差別部落の特定にも利用されているわけです。言論・表現の自由、プライバシー権、資料の収集・提供の権利というのは時には衝突することもあるので、どちらかに肩入れするようなことを言うと、自分らにブーメランのように返ってくるのでは。
既に図書館によっては卒業文集や名簿の類は複写禁止になっていますし、古地図は部落運動団体から提供するなと圧力をかけられてます。こんなことしていると、プライバシーに関わる資料も児童ポルノ並の扱いにされるよ。
神戸新聞が不正な方法で情報を得たわけでもないし、昔は図書カードが本の裏に挟まっているのは当たりまえで、そういう物が出まわることが悪いことだったという概念もなかったわけで。
私は、こんなことで騒ぐことの方がおかしいと思います。
いやいや、20年前の「耳をすませば」の描写で、図書の貸し出しカードで購読履歴がトラッキングできた件について、日本図書館協会は、プライバシー保護で叩かれて、貸し出しカードの電子化と第三者によるトラッキングができないように改革を進めてきたのですから、まだ現役で活躍している有名人の情報をほじくり返してきた報道機関として神戸新聞には問題があるのです。少なくとも、村上春樹氏本人に了承をとったうえでのことでなければ、プライバシー保護の観点で叩かれてもしょうがなかろう。
貸し出しカードの電子化推進が加速されたのが、ちょうど20年ぐらい前でしたね。図書の貸し出しカードで購読履歴がトラッキングできるようなシーンが映画やTVドラマであってプライバシー問題を指摘されるたびに、日本図書館協会は、貸し出しカードの電子化により、古い運営方法をとっている小規模な図書館以外ではプライバシー問題は発生しないと言い続けてきています。自分達がさんざ言われてきて、報道機関にもプライバシー保護はどうなっているんだど叩かれ続けてきただけに、神戸新聞の件については、反対に叩き返しているというところでしょうね。
昔はインターネットなんてなかったからなぁ・・
神戸新聞が不正な方法で情報を得たわけでもないし、昔は図書カードが本の裏に挟まっているのは当たりまえで、
本の後ろに挟まっていたのは「その本を誰が借りたか」の履歴。「その人がどんな本を借りたか」の履歴は他の人が参照できないようになっていた。
なので、
そういう物が出まわることが悪いことだったという概念もなかったわけで。
というのには当たらないし、個人の貸し出し履歴は思想信条の自由の観点から保護されるべきという考え方はずっと前から存在してる。
図書館の蔵書全てを参照すれば力業で「その人がどんな本を借りたか」の履歴は作り出せるかもしれないけど、アナログ時代には現実的な方法ではない。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
図書館協会は黙っておいたほうが良かったのでは (スコア:-1)
図書館というのは名簿の類に限らず、電話帳、卒業文集、昔の裁判資料など、プライバシーの宝庫で、
そういう資料が研究のためだけでなく、前科前歴、身元調査、被差別部落の特定にも利用されているわけです。
言論・表現の自由、プライバシー権、資料の収集・提供の権利というのは時には衝突することもあるので、
どちらかに肩入れするようなことを言うと、自分らにブーメランのように返ってくるのでは。
既に図書館によっては卒業文集や名簿の類は複写禁止になっていますし、
古地図は部落運動団体から提供するなと圧力をかけられてます。
こんなことしていると、プライバシーに関わる資料も児童ポルノ並の扱いにされるよ。
神戸新聞が不正な方法で情報を得たわけでもないし、昔は図書カードが本の裏に挟まっているのは当たりまえで、
そういう物が出まわることが悪いことだったという概念もなかったわけで。
私は、こんなことで騒ぐことの方がおかしいと思います。
Re:図書館協会は黙っておいたほうが良かったのでは (スコア:2, すばらしい洞察)
いやいや、20年前の「耳をすませば」の描写で、図書の貸し出しカードで購読履歴がトラッキングできた件について、日本図書館協会は、プライバシー保護で叩かれて、貸し出しカードの電子化と第三者によるトラッキングができないように改革を進めてきたのですから、まだ現役で活躍している有名人の情報をほじくり返してきた報道機関として神戸新聞には問題があるのです。少なくとも、村上春樹氏本人に了承をとったうえでのことでなければ、プライバシー保護の観点で叩かれてもしょうがなかろう。
Re:図書館協会は黙っておいたほうが良かったのでは (スコア:2, 参考になる)
貸し出しカードの電子化推進が加速されたのが、ちょうど20年ぐらい前でしたね。図書の貸し出しカードで購読履歴がトラッキングできるようなシーンが映画やTVドラマであってプライバシー問題を指摘されるたびに、日本図書館協会は、貸し出しカードの電子化により、古い運営方法をとっている小規模な図書館以外ではプライバシー問題は発生しないと言い続けてきています。
自分達がさんざ言われてきて、報道機関にもプライバシー保護はどうなっているんだど叩かれ続けてきただけに、神戸新聞の件については、反対に叩き返しているというところでしょうね。
Re: (スコア:0)
昔はインターネットなんてなかったからなぁ・・
Re: (スコア:0)
神戸新聞が不正な方法で情報を得たわけでもないし、昔は図書カードが本の裏に挟まっているのは当たりまえで、
本の後ろに挟まっていたのは「その本を誰が借りたか」の履歴。
「その人がどんな本を借りたか」の履歴は他の人が参照できないようになっていた。
なので、
そういう物が出まわることが悪いことだったという概念もなかったわけで。
というのには当たらないし、個人の貸し出し履歴は思想信条の自由の観点から保護されるべきという
考え方はずっと前から存在してる。
図書館の蔵書全てを参照すれば力業で「その人がどんな本を借りたか」の履歴は作り出せるかもしれないけど、
アナログ時代には現実的な方法ではない。