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派手に取り上げられる1件の成功の裏に数えきれない失敗があるはず。中には指示どおり抗がん剤の種類を変えたら即死の例もあるかもしれない。
それはちょっと現在の医療に対する認識がずれてる。
これは、医者が把握しきれないぐらいに無数にあるマイナーな病気の原因とその関連論文を探し出してきてくれるシステム。医者も、最新の研究成果に付いていくために、日々、勉強し続ける必要がある。ある程度以上に重要な論文については、医療関係者内で話題になってみんなが注目したりもするけど、細かい話まで全て把握出来ないぐらい、多岐に渡って医学の研究は進められてる。
この手のAIが的外れな診断を出すというのは、的外れな研究論文をヒントと称して提示してくるような事態なので、読んだ結果、時間の無駄になる、というのが失敗にあたる。
この手のシステムは前から使われていますよね。アメリカだとIsabelというシステムが同様に患者の症状やデータを入力すると可能性の高い病気を提示してくれて、ずっと前から使われているWastonもそうだけれど医者を代替することを目指してはおらず、見落としやすい稀な病気を見逃さないようにチェックリストとして使われているから最終的な責任が医者にあることに変わりはない。
エキスパートシステム [wikipedia.org]ですね。かつてはPrologやLispで書いてたらしい。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
印象操作 (スコア:0)
派手に取り上げられる1件の成功の裏に数えきれない失敗があるはず。
中には指示どおり抗がん剤の種類を変えたら即死の例もあるかもしれない。
Re: (スコア:1)
それはちょっと現在の医療に対する認識がずれてる。
これは、医者が把握しきれないぐらいに無数にあるマイナーな病気の原因とその関連論文を探し出してきてくれるシステム。
医者も、最新の研究成果に付いていくために、日々、勉強し続ける必要がある。
ある程度以上に重要な論文については、医療関係者内で話題になってみんなが注目したりもするけど、
細かい話まで全て把握出来ないぐらい、多岐に渡って医学の研究は進められてる。
この手のAIが的外れな診断を出すというのは、的外れな研究論文をヒントと称して提示してくるような事態なので、
読んだ結果、時間の無駄になる、というのが失敗にあたる。
Re: (スコア:1)
この手のシステムは前から使われていますよね。
アメリカだとIsabelというシステムが同様に患者の症状やデータを入力すると可能性の高い病気を提示してくれて、ずっと前から使われている
Wastonもそうだけれど医者を代替することを目指してはおらず、見落としやすい稀な病気を見逃さないようにチェックリストとして使われているから最終的な責任が医者にあることに変わりはない。
Re: (スコア:0)
エキスパートシステム [wikipedia.org]ですね。
かつてはPrologやLispで書いてたらしい。
Re:印象操作 (スコア:2, 参考になる)
コンピュータが出来たときに、蒸気機関は人間の手や足の代わりになったけど、やっと頭脳の代わり
になるものが出現したと喜んだわけだ。
それで、人間の代わりをコンピュータにやらせようとしたけど、それは到底無理とわかり、
土俵を狭くして、ある局面でのエキスパートの判断をコンピュータにやらせようとしたもの。
そのため、その道のエキスパートにヒアリングして、その結果をPrologなどで記述した。
プログラミングしたんだよ。
しかし、間違った判断をすると大変ということで、安全サイドの判断しかしないようにしてしまった。
そんなもの、実際の局面で役に立つはずもなく、あえなく挫折。
今回のシステムは、深層学習とビッグデータ解析です。
成層圏まで積みあがる論文なんか人の手では読み切れるわけがないし、それを頭の中に貯めて
判断するなど、なお無理な話。
そういう領域でAIは勝負しているわけです。