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こちらの記事 [labaq.com]だと、
ただし正体が宇宙船であったとしても、(母船や母星と通信するための)電波が観測されていないことから、すでに機能を失っているか、スペースデブリだろうとのことです。
と言う言及があるんですけど、我々が観測できる宇宙空間の電磁波って、実は抜けがありますよね。長波や超長波のような波長が非常に長い帯域だと観測が困難ですし、短波の下の方の周波数や中波だと、電離層に反射されてしまう。これらの帯域は、波長が長いので高ゲインのアンテナを作るのも非常に困難です
宇宙空間は障害物が非常に少ないし、物が少ないからノイズは発生源が限られてくるし、発生源を識別してノイズを排除するなら指向性が高いほうが有利だし、なにより通信距離が莫大で有ることを考えると思い切り指向性を高めた通信でないと距離減衰が半端じゃなく効いて来る。ので、低周波がそうも有利ってことはないと思います。
事は単純に、「低周波だと電離層等の影響で地表では観測できない」「高周波だと通信相手に強く指向させてるだろうから地球には飛んでこない」でいいかと思います。
ビットレートに言及したのは、例えば、1ビットに相当するデータを数時間とか一日・もっといえば数ヶ月とか数年とかで送ったらどうなるか?ってことなんですよ。そこまで行くと、非常に単純な変調方式であっても、S/N比を非常に良好なものにできる。しかも、指向性が強くすればするほど、送信側と受信側の方位や座標を正確に測定して推測する必要が出ますけど、低いアンテナ…例えば1/2λダイポールアンテナとか…であるなら、「大体」でどうにかなる。勿論、それでのエネルギー損失や効率の悪さは相当ひどいものになるでしょうけど、何度も同じ情報送ったりビットレートを極めて低くすればある程度までカバーできる。
何しろ、この物体の速度から見て、星系の間を渡るだけで数千年とか数万年のオーダは最低でもかかる訳ですから。そんな気長な事をやれるだけの長命な文明ならば、我々のタイムスケールとは全く違った非常に長いスケールで「探査」を試みてきてもおかしくないと思いますから。
距離に寄る減衰を舐めすぎ。莫大な距離だからこそ非常に、莫大な、減衰が発生する。
それと、技術が十分に高ければ正確な座標把握とアンテナの正確な指向なんて然程問題ではない。
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
「電波は観測されてない」と言うけど… (スコア:1)
こちらの記事 [labaq.com]だと、
と言う言及があるんですけど、我々が観測できる宇宙空間の電磁波って、実は抜けがありますよね。
長波や超長波のような波長が非常に長い帯域だと観測が困難ですし、短波の下の方の周波数や中波だと、電離層に反射されてしまう。
これらの帯域は、波長が長いので高ゲインのアンテナを作るのも非常に困難です
Re: (スコア:0)
宇宙空間は障害物が非常に少ないし、物が少ないからノイズは発生源が限られてくるし、発生源を識別してノイズを排除するなら指向性が高いほうが有利だし、なにより通信距離が莫大で有ることを考えると思い切り指向性を高めた通信でないと距離減衰が半端じゃなく効いて来る。
ので、低周波がそうも有利ってことはないと思います。
事は単純に、「低周波だと電離層等の影響で地表では観測できない」
「高周波だと通信相手に強く指向させてるだろうから地球には飛んでこない」
でいいかと思います。
Re:「電波は観測されてない」と言うけど… (スコア:1)
ビットレートに言及したのは、例えば、1ビットに相当するデータを数時間とか一日・もっといえば数ヶ月とか数年とかで送ったらどうなるか?ってことなんですよ。
そこまで行くと、非常に単純な変調方式であっても、S/N比を非常に良好なものにできる。
しかも、指向性が強くすればするほど、送信側と受信側の方位や座標を正確に測定して推測する必要が出ますけど、低いアンテナ…例えば1/2λダイポールアンテナとか…であるなら、「大体」でどうにかなる。
勿論、それでのエネルギー損失や効率の悪さは相当ひどいものになるでしょうけど、何度も同じ情報送ったりビットレートを極めて低くすればある程度までカバーできる。
何しろ、この物体の速度から見て、星系の間を渡るだけで数千年とか数万年のオーダは最低でもかかる訳ですから。そんな気長な事をやれるだけの長命な文明ならば、我々のタイムスケールとは全く違った非常に長いスケールで「探査」を試みてきてもおかしくないと思いますから。
Re: (スコア:0)
距離に寄る減衰を舐めすぎ。莫大な距離だからこそ非常に、莫大な、減衰が発生する。
それと、技術が十分に高ければ正確な座標把握とアンテナの正確な指向なんて然程問題ではない。