「CloudflareのパブリックDNSサービス1.1.1.1ではarchive.isの名前解決が行えない」記事へのコメント

EDNS Client Subnet がなくても、およその地域は分かる

[Anonymous Coward]

勘違いしている人が大半なようですが、「1.1.1.1」というIPアドレスのサーバは世界中にあって（東京にもある）、
「1.1.1.1」はフロントエンドもバックエンド（権威DNSサーバへの問い合わせ）も同じ場所にありますので、
EDNS Client Subnet がなくても、およその地域は特定できます。

その証拠として https://srad.jp/comment/3387306 [srad.jp] があり、東京のISPからの試験で 2 ms でレスポンスが返ってくるってことは
1.1.1.1のフロントエンドの1つは少なくとも東京付近にあるということになります。

アメリカのユーザーが1.1.1.1に繋ぐときに東京に繋がるなんてことはありえ

生半可に通ぶるのはやめろ

[Anonymous Coward]

1.1.1.1 のフロントエンド=バックエンドのリージョンごとに権威DNSサーバが異なるDNSレスポンスを返すことはできるので
それができたら苦労しねーよ

IP anycast も知らないの？

[Anonymous Coward]

1.1.1.1 のフロントエンド=バックエンドのリージョンごとに権威DNSサーバが異なるDNSレスポンスを返すことはできるので
それができたら苦労しねーよ

まず、1.1.1.1 ってのは、IP anycast技術を用いて、同じIPアドレスでも実際には複数のマシン（各リージョン）に振り分けられるようになっているの。
で、1.1.1.1 のバックエンド（権威DNSサーバへの接続元）はフロントエンド（一般ユーザがアクセスする先）と近い地域（同じデータセンターと思われる）にあるの。
で、1.1.1.1 のバックエンドは接続元IPアドレス1.1.1.1を名乗らず GeoIP などで地域特定できる普通のIPアドレス（地域判定ができるIPアドレス）を使っているわけ。

なので、権威DNSサーバは普通のISPのDNSサーバと同じようにIPアドレスで地域判定して、それに合わせたリージョンのCDNのIPアドレスを返せば良いだけ。1.1.1.1 のDNSキャッシュは、地域ごとに別だから混同することもない。

というか、現実問題として、ユーザーが 1.1.1.1 使ってもCDN使ってる大手サイトへの接続が遅くなることは稀でしょ。
ってことは大手CDNはきちんと地域判定できているってこと。

Re:

[Anonymous Coward]

訂正
× 普通のISPのDNSサーバと同じようにIPアドレスで地域判定して
○ 普通のISPのDNSサーバを使っているユーザからのアクセスと同じようにIPアドレスで地域判定して

Re:

[Anonymous Coward]

なるほどそういうことか完全に理解した