「細菌と放射線で「ヒトスジシマ蚊を根絶」する実験、生態系へのリスクはないのか」記事へのコメント

別の宿主をさがせばよいさ

[Anonymous Coward]

この手法による淘汰圧がマラリア原虫の進化を促し、別種の蚊を宿主にするようになったりして。
ライフサイクルが短いから進化も速そう・・・。

Re:

[Anonymous Coward]

マラリア原虫は元々脊椎動物に寄生して繁殖しているよ。
幾つかの種は人間に寄生したときだけ病状を引き起こすが、その種は他の脊椎動物に寄生したからと言って繁殖しないわけではない。

Re:別の宿主をさがせばよいさ

[minato_nakazawa (18821)]

http://minato.sip21c.org/malaria.pdf [sip21c.org] の第2章に書いた後，P. knowlesi（元々サルを宿主としている）がヒトも宿主にして二日熱マラリアを起こすようになったという変化はありましたが，基本的に宿主特異性はあって，例えばP. falciparumやP. vivaxをマウスに寄生させて増やすことはできません。

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Minato NAKAZAWA, Ph.D. Demographer, Human Ecologist

Re:

[Anonymous Coward]

哺乳類（ヒト含む）や鳥類、ヘビトカゲ等は中間宿主で蚊など昆虫が終宿主と言うことになるが、蚊が激減すれば新たな寄生虫源の供給（マラリア蚊等の刺激による）も激減するので進化する前にマラリア原虫の生活環は消滅すると思う。蚊が消えても生態系の見かけ上大した事は起こらない（ボウフラが水を浄化すると言うが、他の微生物や虫が代替する）

一番問題なのは、ヒトへの淘汰圧が減少して人口爆発をもたらすこと