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李世ドル氏はhttps://www.goratings.org/ja/history/ [goratings.org]のレーティングでも2001年から2013年までずっとトップ3で、2007年から2011年の5年間はナンバーワンになってる。アルファ碁と対局した2016年でもレーティングは4位、最強棋士の一角だった。
現在は54位、プロの上位であることは間違いないが、加齢で棋力が衰えてるのも確かな話。
AlphaGoの技術を使ったツールが公開されてるんじゃなかったっけ。https://it.srad.jp/story/19/02/26/0511237/ [it.srad.jp]
それを使って新たな手を学習した人たちが、従来では悪手とされる手を次々に打つようになれば、一番わりを食うのは従来の名人だ。それも豊富な知識と経験に基づくタイプの。
仮に同じツールを使って同じように学習して同じ技術を身につけても、今までは勝率100%で勝てた相手にも、五分五分の戦いに持ち込まれるかも知れない。
いずれはそうなる日がくるのは仕方ないにせよ、AlphaGoが登場したときにチャンピオンだった人は、自分の運の悪さを嘆くかも知れない。
今まで悪手とされたのはその手がその後どういう展開になるか読みきれない、少なくとも打った時点では打った方が不利になるという評価しか人間にはできなかったからだよね。ということは先読み能力が今より遥かに高い棋士が現れない限り、現在のAIが打ってくる悪手が人間同士の対局で使われることは今後もないんじゃないの?
おそらくプログラミングでいう「枝刈り」をしてたんでしょう。評価値が低すぎるから、この手は考えるだけ無駄だと最初から除外していた。そうしないと計算時間が爆発しちゃうから。
でも、AlphaGoのツールを使えばそういう悪手の中にも、意外に評価値の高い手が含まれてることが分かってきた。そこを重点的に研究したら思ったよりもいいらしい。仮に良く分からないながらもそういう手を分析して真似できれば、達人相手に遙かに格下の人間でも互角の乱戦に持ち込めるだろう。
ランキング100位の人にとっては良く分からないなりに乱戦に持ち込めば名人相手に善戦できるのに対し、名人は格下の相手と互角の戦いをしたらランクが下がるだけですよね。
そら名人には辛いわ。なんか囲碁のルールがある日突然変わったようなものだもん。
名人も勉強するのでは。
そりゃするでしょうけど、今までの知識が全部パーになる。今までの定石に全くない手が主流になるというのは、そういうことだ。
もともと経験の乏しい初心者は、今の知識を捨てて奇策や乱戦で戦ってもやはり変わらず初心者だけど、名人は豊富な知識と経験を捨てたら、もはや名人ではない。全くの0にリセットしちゃうのは、結果的に未熟な棋士に有利に働くことになる。
これはまるで、ある日突然別のゲームになってしまった様な感じだろう。たとえばチェスというゲームのルールが将棋のものに変わった場合、チェスの初心者はチェスでも将棋でも同じく初心者だけど、チェスの名人は将棋だと初心者になる。もちろん初心者からやり直すこともできるけど、チェスのチャンピオンはそういうのを嬉しいとは思わないんじゃないかな。もはやそれは彼の知ってたゲームじゃない。
だからイセドルは引退を選んだんじゃないか。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
人間にも勝てない (スコア:4, 参考になる)
李世ドル氏は
https://www.goratings.org/ja/history/ [goratings.org]
のレーティングでも2001年から2013年までずっとトップ3で、2007年から2011年の5年間はナンバーワンになってる。アルファ碁と対局した2016年でもレーティングは4位、最強棋士の一角だった。
現在は54位、プロの上位であることは間違いないが、加齢で棋力が衰えてるのも確かな話。
本当に加齢が原因? (スコア:2, 興味深い)
AlphaGoの技術を使ったツールが公開されてるんじゃなかったっけ。
https://it.srad.jp/story/19/02/26/0511237/ [it.srad.jp]
それを使って新たな手を学習した人たちが、従来では悪手とされる手を次々に
打つようになれば、一番わりを食うのは従来の名人だ。それも豊富な知識と
経験に基づくタイプの。
仮に同じツールを使って同じように学習して同じ技術を身につけても、今までは
勝率100%で勝てた相手にも、五分五分の戦いに持ち込まれるかも知れない。
いずれはそうなる日がくるのは仕方ないにせよ、AlphaGoが登場したときに
チャンピオンだった人は、自分の運の悪さを嘆くかも知れない。
Re: (スコア:0)
今まで悪手とされたのはその手がその後どういう展開になるか読みきれない、少なくとも打った時点では打った方が不利になるという評価しか人間にはできなかったからだよね。
ということは先読み能力が今より遥かに高い棋士が現れない限り、現在のAIが打ってくる悪手が人間同士の対局で使われることは今後もないんじゃないの?
Re: (スコア:0)
おそらくプログラミングでいう「枝刈り」をしてたんでしょう。
評価値が低すぎるから、この手は考えるだけ無駄だと最初から除外していた。
そうしないと計算時間が爆発しちゃうから。
でも、AlphaGoのツールを使えばそういう悪手の中にも、意外に評価値の高い手が
含まれてることが分かってきた。そこを重点的に研究したら思ったよりもいいらしい。
仮に良く分からないながらもそういう手を分析して真似できれば、達人相手に遙かに
格下の人間でも互角の乱戦に持ち込めるだろう。
ランキング100位の人にとっては良く分からないなりに乱戦に持ち込めば名人相手に
善戦できるのに対し、名人は格下の相手と互角の戦いをしたらランクが下がるだけ
ですよね。
そら名人には辛いわ。なんか囲碁のルールがある日突然変わったようなものだもん。
Re: (スコア:0)
名人も勉強するのでは。
Re: (スコア:0)
そりゃするでしょうけど、今までの知識が全部パーになる。今までの定石に
全くない手が主流になるというのは、そういうことだ。
もともと経験の乏しい初心者は、今の知識を捨てて奇策や乱戦で戦ってもやはり
変わらず初心者だけど、名人は豊富な知識と経験を捨てたら、もはや名人ではない。
全くの0にリセットしちゃうのは、結果的に未熟な棋士に有利に働くことになる。
これはまるで、ある日突然別のゲームになってしまった様な感じだろう。
たとえばチェスというゲームのルールが将棋のものに変わった場合、チェスの初心者は
チェスでも将棋でも同じく初心者だけど、チェスの名人は将棋だと初心者になる。
もちろん初心者からやり直すこともできるけど、チェスのチャンピオンはそういうのを
嬉しいとは思わないんじゃないかな。もはやそれは彼の知ってたゲームじゃない。
だからイセドルは引退を選んだんじゃないか。