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LE-9が当初予定よりも推力が弱くなってしまったのでLE-9が3基でSRB無しのタイプは当分見られないだろう…、と聞いた。やはり大型・大推力のエキスパンダーブリードサイクルは無理があったのか?どうも日本の技術陣には「技術的困難を克服すれば得る見返りも大きい」と錯覚している節がある。
信頼性アップと製造コスト削減のメリットがあるみたいだけど、退化してるような気もする。エキスパンダーブリードサイクルの説明を見て、なんかもっと改良できそうじゃない?と思ったら、二段燃焼サイクルの方がその改良型に見えたよ。
最高の物が最適の物とは限らないのよー。説明見たなら分かってるだろうけど、2段燃焼サイクルは製造が大変で失敗の可能性が出てくる。高コスト高リスク高性能エンジン。LE-7で一度手に入れた技術だけど、無駄にハイスペックすぎるとして現実路線(商用可能コスト路線)へ転換しようということ。
エキスパンダーブリードサイクルのエンジンなら、ターボポンプまで含めて再利用できる可能性が高いのもポイントかもしれない。SpaceXに対抗するには日本も再利用を視野に入れる必要があるけど、2段燃焼サイクルエンジンの再利用は整備費用の方が高くつきそうだよ…。(スペースシャ
エキスパンダーブリードサイクルは配管が2段燃焼サイクルに比べて単純で低コスト化しやすい、故障が起きても爆発しにくいというメリットがあるんだけど「大型化高出力化が著しく困難」という致命的な弱点がある。H3ロケットの第一段は当初は「100tfのエンジン4基」の計画だった。ところが実際は「低コスト化」の理由でに150tfのエンジンを2〜3基というわざわざ困難な方向に舵を切ってしまった。エンジン基数を減らしても必ずしもコストが下がるわけじゃない事はSpaceXが証明している。また大型高推力エンジンにした事で高コストになってしまい、民間市場では使えなくなってしまったデルタIVという例がある。なので自分はH3ロケットの「低コストで民間市場で競争可能」というコンセプトに少々疑問を感じている。
根拠の無い円高が是正されれば、H3ロケットの「低コストで民間市場で競争可能」というコンセプトは成立するんだがな。
1ドル360円に戻せばH-2も「低コストで民間市場で競争可能」なコンセプトが成立しますね。
実際ロシアの複雑なRD-170系ロケットエンジン(何とエンジン一基に、燃焼室+ノズルが四基も付く)等は、高い価格競争力を有する。
RD-170系は(推力重量比を除けば)確かに優秀なロケットエンジンなんだが、メインプラットフォームがロシアと仲違いしたウクライナのゼニットなので現在載せるロケットが無い状況。遅々として完成しない次期主力ロケットアンガラの状況に痺れを切らしたRoscosmosは次期有人宇宙船打ち上げ用としてRD-171Mを搭載し、ゼニットの射場が利用できる新型ロケット「ソユーズ5・フェニックス」の開発を始めた。初打ち上げは2024年の予定。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
LE-9が3基のH3ロケットは… (スコア:1)
LE-9が当初予定よりも推力が弱くなってしまったのでLE-9が3基でSRB無しのタイプは当分見られないだろう…、と聞いた。やはり大型・大推力のエキスパンダーブリードサイクルは無理があったのか?
どうも日本の技術陣には「技術的困難を克服すれば得る見返りも大きい」と錯覚している節がある。
Re: (スコア:0)
信頼性アップと製造コスト削減のメリットがあるみたいだけど、退化してるような気もする。
エキスパンダーブリードサイクルの説明を見て、なんかもっと改良できそうじゃない?と思ったら、二段燃焼サイクルの方がその改良型に見えたよ。
Re: (スコア:0)
最高の物が最適の物とは限らないのよー。
説明見たなら分かってるだろうけど、2段燃焼サイクルは製造が大変で失敗の可能性が出てくる。高コスト高リスク高性能エンジン。
LE-7で一度手に入れた技術だけど、無駄にハイスペックすぎるとして現実路線(商用可能コスト路線)へ転換しようということ。
エキスパンダーブリードサイクルのエンジンなら、ターボポンプまで含めて再利用できる可能性が高いのもポイントかもしれない。
SpaceXに対抗するには日本も再利用を視野に入れる必要があるけど、2段燃焼サイクルエンジンの再利用は整備費用の方が高くつきそうだよ…。(スペースシャ
Re: (スコア:3, 興味深い)
エキスパンダーブリードサイクルは配管が2段燃焼サイクルに比べて単純で低コスト化しやすい、故障が起きても爆発しにくいというメリットがあるんだけど「大型化高出力化が著しく困難」という致命的な弱点がある。
H3ロケットの第一段は当初は「100tfのエンジン4基」の計画だった。ところが実際は「低コスト化」の理由でに150tfのエンジンを2〜3基というわざわざ困難な方向に舵を切ってしまった。エンジン基数を減らしても必ずしもコストが下がるわけじゃない事はSpaceXが証明している。また大型高推力エンジンにした事で高コストになってしまい、民間市場では使えなくなってしまったデルタIVという例がある。なので自分はH3ロケットの「低コストで民間市場で競争可能」というコンセプトに少々疑問を感じている。
Re:LE-9が3基のH3ロケットは… (スコア:0)
根拠の無い円高が是正されれば、H3ロケットの「低コストで民間市場で競争可能」というコンセプトは成立するんだがな。
Re: (スコア:0)
1ドル360円に戻せばH-2も「低コストで民間市場で競争可能」なコンセプトが成立しますね。
Re: (スコア:0)
実際ロシアの複雑なRD-170系ロケットエンジン(何とエンジン一基に、燃焼室+ノズルが四基も付く)等は、高い価格競争力を有する。
Re:LE-9が3基のH3ロケットは… (スコア:2)
RD-170系は(推力重量比を除けば)確かに優秀なロケットエンジンなんだが、メインプラットフォームがロシアと仲違いしたウクライナのゼニットなので現在載せるロケットが無い状況。
遅々として完成しない次期主力ロケットアンガラの状況に痺れを切らしたRoscosmosは次期有人宇宙船打ち上げ用としてRD-171Mを搭載し、ゼニットの射場が利用できる新型ロケット「ソユーズ5・フェニックス」の開発を始めた。初打ち上げは2024年の予定。