アカウント名:
パスワード:
T-Kernelが「日本発のコンピュータOSで世界シェアの約60%を占める」としてるけど、これは何を根拠に言ってるんだろう?
> 世界シェアの約60%を占めるとしてるけど、これは何を根拠に言ってるんだろう?
twitterで流れてたんですが、どうも以下が根拠みたいです。 https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1904/24/news047.html [atmarkit.co.jp] 日本国内の展示会の、しかもおそらくTRONのブースで行われていたアンケートが根拠だそうでぜんぜん世界シェアなんかじゃないですね。日本国内の実シェアだってこの数字よりは低そうです。
実際の数字を探してみたところ https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/21/news020_2.html [atmarkit.co.jp] が見つかりました。どう見ても Android を含む Linux系ががトッ
Android を含む Linux系なんて通常はRTOSじゃないんだけど。ハードウェア要件が全然違う物を一緒くたにするんだったら全てがwindowsの足下に及ばない有象無象のOSのはず。アンケートを作るやつも答える奴も信用できなさそうな感じってのは、TRONのブースで行われていたアンケートと変わらないのでは。
> ハードウェア要件が全然違う物を一緒くたにするんだったら全てがwindowsの足下に及ばない有象無象のOSのはず。
いやいや、以下の表の2019年のシェアを見るとわかるとおりWindows 10 が 10%、Windows Embedded が 6%、Windows CE が 3% で合計19%に対しLinux系は 21% + 14% + 13% + 13% + 3% + 2% = 66% もあって3倍以上の差をつけて Linux 系の方が組み込み用途では優勢ですよ。たぶんコスト的な理由が大きいんだと思いますが。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/21/news020_2.html [atmarkit.co.jp]
2008年から始まってるのにwindows 7とかvistaが無い時点でおかしいからね。desktop用やworkstation用のwindowsを使う案件は組み込みじゃないとかいう誘導をかけてるんでしょ。怪しさ爆発ですわ。そもそも演算能力極小で数十KB程度のメモリしか使えない案件と、高速なCPUで数GBレベルでメモリがある案件を一緒くたにされて何の参考になるのかってことだよ。前者にlinux系(当然windows系も)入れることはほぼ無理なので無意味なアンケートなんですわ。
> 2008年から始まってるのにwindows 7とかvistaが無い時点でおかしいからね。
その分、Windows Embedded や Windows CE のシェアが大きいでしょ。組み込みだとコストが重要だから、Windows CE で要求が満たせればそっちを使いますよ。わざわざ大量の資源を消費する Windows 7 とか Vista なんて選ぶわけがない。
> そもそも演算能力極小で数十KB程度のメモリしか使えない案件と、高速なCPUで数GBレベルでメモリがある案件を一緒くたにされて何の参考になるのかってことだよ。
2008年頃はそういうマイクロプロセッサを使う仕事が多かったけど、どんどんメモリを大量に積むようになり、通信機能やリッチなUIが必要になってLinuxにシフトしてきたっていうのがこの表でしょう。
CE系とデスクトップ系だと動作環境も開発環境もぜんぜん違うんですが。使える人間の数が違うので、個人でやってるところ以外はデスクトップOS使っていいなら喜んで使うのでは。いずれにしろ7やvistaが0%な理由としておかしいので、うさんくささを打ち消す理由になってないですね。
> いずれにしろ7やvistaが0%な理由としておかしいので、
え? Vista を組み込みに使った実例をご存じなんですか?あの頃うちの請けてた仕事だと Windows CE と Linux はありましたが、Vista はゼロでした。Vista の頃って市販 PC の標準搭載メモリが 1GB で、実際に動かすとスワップしまくりでめちゃ遅だったので、市販PCよりもっとプアーな組み込み用途で 0% ってのはまったく驚きません。
スワップとページングの区別もつかないような会社に仕事を任せたくない。。。
> 市販 PC の標準搭載メモリが 1GB
それもVistaが発売されて慌てて1GB搭載しだしたものがほとんどで、その直前まで最上位モデルでも256MBとか珍しくなかった。そりゃXP使い続けてたほうが快適になるわ
> スワップとページングの区別もつかないような会社に仕事を任せたくない。。。
Windows では昔から page out 用のストレージ領域を page file と呼んでることもあってスワップという言い方はしないけど、UNIX系だとストレージ領域を今でも swap パーティション/swap ファイルと呼んでいて、1980年代にはもう swapping 処理はほぼ廃れていて、今実際にやってることは paging でも、慣行的にスワップするっていう言い方をするんですよ。
たとえば以下は2014年の記事ですが、スワップするって書いてます。
desktop用やworkstation用のwindowsを使う案件
そういうのを使う場合、機能面でデスクトップ・サーバー版Windowsと同等と言っていいWindows Embedded Enterprise/Server系統にならないでしょうか?そして、Windows Embeddedとしてカウントされると思います。
工場内で使われる装置だとDesktop用のWindowsが使われていることが結構ある。Desktop用Windowsにしか対応していないSCADAソフトとかフィールドバス通信ライブラリもざらにあるし。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
根拠はなに? (スコア:0)
T-Kernelが「日本発のコンピュータOSで世界シェアの約60%を占める」としてるけど、これは何を根拠に言ってるんだろう?
Re: (スコア:4, 参考になる)
> 世界シェアの約60%を占めるとしてるけど、これは何を根拠に言ってるんだろう?
twitterで流れてたんですが、どうも以下が根拠みたいです。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1904/24/news047.html [atmarkit.co.jp]
日本国内の展示会の、しかもおそらくTRONのブースで行われていたアンケートが根拠だそうで
ぜんぜん世界シェアなんかじゃないですね。日本国内の実シェアだってこの数字よりは低そうです。
実際の数字を探してみたところ
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/21/news020_2.html [atmarkit.co.jp]
が見つかりました。
どう見ても Android を含む Linux系ががトッ
Re:根拠はなに? (スコア:0)
Android を含む Linux系なんて通常はRTOSじゃないんだけど。
ハードウェア要件が全然違う物を一緒くたにするんだったら全てがwindowsの足下に及ばない有象無象のOSのはず。
アンケートを作るやつも答える奴も信用できなさそうな感じってのは、TRONのブースで行われていたアンケートと変わらないのでは。
Re: (スコア:0)
> ハードウェア要件が全然違う物を一緒くたにするんだったら全てがwindowsの足下に及ばない有象無象のOSのはず。
いやいや、以下の表の2019年のシェアを見るとわかるとおり
Windows 10 が 10%、Windows Embedded が 6%、Windows CE が 3% で合計19%に対し
Linux系は 21% + 14% + 13% + 13% + 3% + 2% = 66% もあって
3倍以上の差をつけて Linux 系の方が組み込み用途では優勢ですよ。
たぶんコスト的な理由が大きいんだと思いますが。
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2004/21/news020_2.html [atmarkit.co.jp]
Re:根拠はなに? (スコア:1)
2008年から始まってるのにwindows 7とかvistaが無い時点でおかしいからね。
desktop用やworkstation用のwindowsを使う案件は組み込みじゃないとかいう誘導をかけてるんでしょ。怪しさ爆発ですわ。
そもそも演算能力極小で数十KB程度のメモリしか使えない案件と、高速なCPUで数GBレベルでメモリがある案件を一緒くたにされて何の参考になるのかってことだよ。前者にlinux系(当然windows系も)入れることはほぼ無理なので無意味なアンケートなんですわ。
Re: (スコア:0)
> 2008年から始まってるのにwindows 7とかvistaが無い時点でおかしいからね。
その分、Windows Embedded や Windows CE のシェアが大きいでしょ。
組み込みだとコストが重要だから、Windows CE で要求が満たせればそっちを使いますよ。
わざわざ大量の資源を消費する Windows 7 とか Vista なんて選ぶわけがない。
> そもそも演算能力極小で数十KB程度のメモリしか使えない案件と、高速なCPUで数GBレベルでメモリがある案件を一緒くたにされて何の参考になるのかってことだよ。
2008年頃はそういうマイクロプロセッサを使う仕事が多かったけど、
どんどんメモリを大量に積むようになり、通信機能やリッチなUIが必要になって
Linuxにシフトしてきたっていうのがこの表でしょう。
Re: (スコア:0)
CE系とデスクトップ系だと動作環境も開発環境もぜんぜん違うんですが。使える人間の数が違うので、個人でやってるところ以外はデスクトップOS使っていいなら喜んで使うのでは。
いずれにしろ7やvistaが0%な理由としておかしいので、うさんくささを打ち消す理由になってないですね。
Re: (スコア:0)
> いずれにしろ7やvistaが0%な理由としておかしいので、
え? Vista を組み込みに使った実例をご存じなんですか?
あの頃うちの請けてた仕事だと Windows CE と Linux はありましたが、
Vista はゼロでした。
Vista の頃って市販 PC の標準搭載メモリが 1GB で、
実際に動かすとスワップしまくりでめちゃ遅だったので、
市販PCよりもっとプアーな組み込み用途で 0% ってのは
まったく驚きません。
Re: (スコア:0)
スワップとページングの区別もつかないような会社に仕事を任せたくない。。。
Re: (スコア:0)
> 市販 PC の標準搭載メモリが 1GB
それもVistaが発売されて慌てて1GB搭載しだしたものがほとんどで、その直前まで最上位モデルでも256MBとか珍しくなかった。そりゃXP使い続けてたほうが快適になるわ
Re: (スコア:0)
> スワップとページングの区別もつかないような会社に仕事を任せたくない。。。
Windows では昔から page out 用のストレージ領域を page file と呼んでることもあって
スワップという言い方はしないけど、
UNIX系だとストレージ領域を今でも swap パーティション/swap ファイルと呼んでいて、
1980年代にはもう swapping 処理はほぼ廃れていて、今実際にやってることは paging でも、
慣行的にスワップするっていう言い方をするんですよ。
たとえば以下は2014年の記事ですが、スワップするって書いてます。
Re: (スコア:0)
desktop用やworkstation用のwindowsを使う案件
そういうのを使う場合、機能面でデスクトップ・サーバー版Windowsと同等と言っていいWindows Embedded Enterprise/Server系統にならないでしょうか?そして、Windows Embeddedとしてカウントされると思います。
Re: (スコア:0)
工場内で使われる装置だとDesktop用のWindowsが使われていることが結構ある。
Desktop用Windowsにしか対応していないSCADAソフトとかフィールドバス通信ライブラリもざらにあるし。