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沖縄科学技術大学院大学の設立は2011年その構想が始まったのは2001年
有馬氏が文部大臣だったのは1999年ごろなので有馬氏やその周辺が構想の段階から沖縄科学技術大学院大学に関わっていることになります
そして2001年に構想が発表されたのには理由があって2001年は沖縄復帰30周年の年だったのです総理大臣(小泉純一郎)が筆頭になって沖縄振興計画,あえて意地悪なことをいうと税金のバラマキを初めて,その目玉の一つが沖縄科学技術大学院大学この前燃えちゃった首里城もこの時に整備されています.
その後
皮肉ではなくて純粋な疑問なのですが、沖縄科学技術大学院大学って国益にかなう大学なのでしょうか?
>海外の大学かと思わせるほど、日本人の姿は少ない。それもそのはず。約80人の教員の6割超、約200人の学生の8割以上が外国人。公用語は英語だ。
これってスポンサーと立地が日本なだけでほぼ海外の大学ですよね?大学の使命として人材育成があり、極論すれば研究は人材育成の手段なわけですが、下記のような莫大な税金を投入して外国人を育成して、直接・間接的にも税金が回収できるのでしょうか?また日本の博士課程学生や若手教員の最大の悩みとして、就職先が無いというのがあ
OISTの運営は賛否両論あると思うけど、日本で科学技術を進歩させることが国益であるならば間違いなく国益にかなう大学です。日本の大学には海外の有名研究者が来てくれないという長年の悩みがありました。すごい研究者が来れば日本人も鍛えられます。海外から一流の研究者が日本に来てくれない理由は給料が少ない、大学から研究費が出ない、事務職員が英語を理解しない、家族を呼び寄せても英語で生活できない、などいろいろです。
OISTは(実質的に)基地の迷惑料として内閣から払われている莫大なお金の一部を原資に、このような悩みを解消した大学院を作ったわけです。
細かいですが、いくつか訂正させてください。
1)教員と学生は半数以上を外国人にしないといけない、という規定になっていますが、事務職員にはそのような縛りはありません。部署によっては外国人が多いところもありますが、日本人が大多数です。教員は6割くらいでしょうか、学生は7−8割が外国人だと思いますが、今のところ自然とそうなっている(学生はむしろ日本人を増やそうとしている)感じです。2)学内に非常に良い保育園があります。小中高の英語教育施設、特に中学・高校は、あるにはあるのですが、当の外国人からは十分なレベルであると思われていません。これは外国人教員の採用時に障害となったり、教員によってはOISTに留まるのを断念する理由にもなっています。日本人にとっても、沖縄中部地方の教育環境は決して満足できるものではありません。3)上で書きましたが、日本人学生が少ないのは事実です。理由は色々考えていますが、そもそも日本人が博士課程に行かなくなったのが大きいと思ってます。
とはいえ、日本、しかも沖縄という僻地でここまで国際的な大学を作ったのは偉業だと思います。OISTでの成功モデル(もちろん失敗モデルもある)の一部を日本の大学が取り入れることによって、国内大学のレベル向上にも役立つと思います。例えば、どうすれば優秀な外国人教員(生活サポートや事務体制)を日本に呼べるか、国際レベルのテニュア審査や研究室審査の方法、など。高等教育の壮大な実験ですが、いつまで日本政府がそれを財政的にサポートできるかは不透明ですね。10年かけて築き上げた環境も、カネを出し続けなければ数年で不可逆的に崩壊します。
OISTでの成功モデル(もちろん失敗モデルもある)の一部を日本の大学が取り入れる
そのためには金と人員 (特に非研究者) が必要。人員とは言っても結局は人件費なので金だね。TwitterやYahooなどのメディアに集って、高卒以下が大卒者に対する妬み嫉みからくる罵詈雑言や無知からの批判を繰り広げる国では無理だろうけど。
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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー
天下りおじさんのタワゴト (スコア:1)
沖縄科学技術大学院大学の設立は2011年
その構想が始まったのは2001年
有馬氏が文部大臣だったのは1999年ごろなので
有馬氏やその周辺が構想の段階から沖縄科学技術大学院大学に関わっていることになります
そして2001年に構想が発表されたのには理由があって
2001年は沖縄復帰30周年の年だったのです
総理大臣(小泉純一郎)が筆頭になって沖縄振興計画,
あえて意地悪なことをいうと税金のバラマキを初めて,その目玉の一つが沖縄科学技術大学院大学
この前燃えちゃった首里城もこの時に整備されています.
その後
Re: (スコア:0)
皮肉ではなくて純粋な疑問なのですが、沖縄科学技術大学院大学って国益にかなう大学なのでしょうか?
>海外の大学かと思わせるほど、日本人の姿は少ない。それもそのはず。約80人の教員の6割超、約200人の学生の8割以上が外国人。公用語は英語だ。
これってスポンサーと立地が日本なだけでほぼ海外の大学ですよね?
大学の使命として人材育成があり、極論すれば研究は人材育成の手段なわけですが、
下記のような莫大な税金を投入して外国人を育成して、直接・間接的にも税金が回収できるのでしょうか?
また日本の博士課程学生や若手教員の最大の悩みとして、就職先が無いというのがあ
Re: (スコア:4, 参考になる)
OISTの運営は賛否両論あると思うけど、日本で科学技術を進歩させることが国益であるならば間違いなく国益にかなう大学です。
日本の大学には海外の有名研究者が来てくれないという長年の悩みがありました。すごい研究者が来れば日本人も鍛えられます。
海外から一流の研究者が日本に来てくれない理由は給料が少ない、大学から研究費が出ない、事務職員が英語を理解しない、
家族を呼び寄せても英語で生活できない、などいろいろです。
OISTは(実質的に)基地の迷惑料として内閣から払われている莫大なお金の一部を原資に、このような悩みを解消した大学院を
作ったわけです。
Re:天下りおじさんのタワゴト (スコア:2, 興味深い)
細かいですが、いくつか訂正させてください。
1)教員と学生は半数以上を外国人にしないといけない、という規定になっていますが、事務職員にはそのような縛りはありません。部署によっては外国人が多いところもありますが、日本人が大多数です。教員は6割くらいでしょうか、学生は7−8割が外国人だと思いますが、今のところ自然とそうなっている(学生はむしろ日本人を増やそうとしている)感じです。
2)学内に非常に良い保育園があります。小中高の英語教育施設、特に中学・高校は、あるにはあるのですが、当の外国人からは十分なレベルであると思われていません。これは外国人教員の採用時に障害となったり、教員によってはOISTに留まるのを断念する理由にもなっています。日本人にとっても、沖縄中部地方の教育環境は決して満足できるものではありません。
3)上で書きましたが、日本人学生が少ないのは事実です。理由は色々考えていますが、そもそも日本人が博士課程に行かなくなったのが大きいと思ってます。
とはいえ、日本、しかも沖縄という僻地でここまで国際的な大学を作ったのは偉業だと思います。OISTでの成功モデル(もちろん失敗モデルもある)の一部を日本の大学が取り入れることによって、国内大学のレベル向上にも役立つと思います。例えば、どうすれば優秀な外国人教員(生活サポートや事務体制)を日本に呼べるか、国際レベルのテニュア審査や研究室審査の方法、など。高等教育の壮大な実験ですが、いつまで日本政府がそれを財政的にサポートできるかは不透明ですね。10年かけて築き上げた環境も、カネを出し続けなければ数年で不可逆的に崩壊します。
Re: (スコア:0)
そのためには金と人員 (特に非研究者) が必要。人員とは言っても結局は人件費なので金だね。
TwitterやYahooなどのメディアに集って、高卒以下が大卒者に対する妬み嫉みからくる罵詈雑言や無知からの批判を繰り広げる国では無理だろうけど。