「ソフトの質はコード量に関係するか？」記事へのコメント

XPでコードは短くならない

[Tristun (4233)]

短くなるのはリリースとリリースの期間である。
確かにXPは質を重視している開発技法だけど、XPは開発中に変化が起きたときにも対応をしやすくするために、その時点で最も重要なストーリーから実装を始める。そしてよけいな実装は施さない。こうして要求の変化に柔軟に対応することで開発から完成までの全プロセスにおいてにおいてその時点でのソフトの質を最大にすることがXP最大の魅力であって、決してコードの総量が少なくなるとかそういうものではない。むしろリファクタリングが頻繁に行われると実際にコーディングした量自体は増加する可能性を含んでいる。
XPを理解するためには入門だけでなく、いやむしろ「実行計画」と「導入編」を読むとよいでしょう。ところで、XPを導入する壁の一つに、コーディングスタッフ全員が設計を行えるレベルにないとXPにシフトするのが不可能と言うのも、結構厚い壁だと思うのですが。