Linux って何に使われているのかよくわからないくらいアイデンティティが希薄化されてしまったように感じる今日この頃。
FUD という文化にしろ、Linux は 対 M$ という流れの中で、勝ち目のない同じ土俵に載っけられつつあり、かつ、ドロドロした商業の思惑の中で確実に「消費」の対象となってませんかね。Desktop の土俵じゃあ・・・
一方、distribution 間でのゴニョゴニョ/
ドロドロしたのは前からあったものの、いわゆる Server 用途でも大御所の IBM やら Sun やらまで絡んできては、「UNIX」「X」という存在のように out of control になってきそうで、いつか来た道、に見えなくもない。一方の BSD は一応既にそれを乗り越えてきているし(4.4-Lite んところで
FreeBSD 1.x と NetBSD で入れ替えたりとかしたものですが)、Sun が株価が悲惨でも今のところどうにかなっているのは(去ってしまったものの) Bill ら BSD から連綿と続く技術的なコアがあるためではないですかね。Spring とか、ちょっと面白かったし。
FUD (スコア:0)
消費の対象となった Linux (スコア:2, すばらしい洞察)
FUD という文化にしろ、Linux は 対 M$ という流れの中で、勝ち目のない同じ土俵に載っけられつつあり、かつ、ドロドロした商業の思惑の中で確実に「消費」の対象となってませんかね。Desktop の土俵じゃあ・・・
一方、distribution 間でのゴニョゴニョ/ ドロドロしたのは前からあったものの、いわゆる Server 用途でも大御所の IBM やら Sun やらまで絡んできては、「UNIX」「X」という存在のように out of control になってきそうで、いつか来た道、に見えなくもない。一方の BSD は一応既にそれを乗り越えてきているし(4.4-Lite んところで FreeBSD 1.x と NetBSD で入れ替えたりとかしたものですが)、Sun が株価が悲惨でも今のところどうにかなっているのは(去ってしまったものの) Bill ら BSD から連綿と続く技術的なコアがあるためではないですかね。Spring とか、ちょっと面白かったし。
LAMP/WINTEL は、まあコストとリスクヘッジを考えにゃいかん CIO みたいなポジションではある程度考慮されるでしょうけども、ほんとのエッジな部分では KAME にしろ(これがほんとにエッジかというと、うーんかもしれませんが)BSD に実装され、そこでの実験や経験やらが LAMP/WINTEL に落ちてきているという構造は依然としてありませんか?
Lisence のあたりは、MacOS X が BSD を持ってきているように、「今世の中は Linux ですよっ」みたいな企業の営業の薄いレベルではなくて、まともに commit する気があるなら BSD のほうが企業にもよいのではないかと。Juniper の JUNOS って BSD based でわ。 まあ Darwin の code も *BSD に feedback されたりしてますしね。これは jhk がいるのが大きいですが。Wind River のスタンスはちょっとなー、ですが、これはビジネスモデルが誤っていたためでしょう。
Linux は、かつて持っていた本来の存在意義が既に無くなったような気がします。それはそれで別にいいのだけど、もう営業のフカシのネタになっちゃってるのは気の毒ですね。
個人で Desktop で Linux を一般人は使わないし、それならまだ MacOS X が全然良いし、Server 用途では企業独自で手を入れないことには、性能・安定性等々のあたりで既存のものを replace するには Linux は厳しい。Xserve も最近は HPC で着実にプレゼンスを上げているし。
BSD に何か反感をもつ Linux ユーザがいるとしたら、それはお門違いでしょう。敵は別のところにいますよ。
Re:消費の対象となった Linux (スコア:0)
とりあえず
Linux に元々アイデンティティなんてない
MAC OS X が BSD なのは NeXTSTEP の BSD layer があったから(当時は Linux は無かった)
性能・安定性は十分にある(昔はわからないが)
企業で手の入った部分もコミュニティにフィードバックされている
Re:消費の対象となった Linux (スコア:1)
まあそれはいいとして。
Linux にアイデンティティがなかったのかな。アイデンティティの定義にもよるけど。それはそれで悲しいし、ないと思ってたり、ないようでは困るのでメディアやんかに作り上げられたり、それも悲しい。
Mach のガワに BSD を持ってきたのと、NeXTSTEP/OpenSTEP、MacOS X のを一緒くたにするのは、ちょっと議論が乱暴でしょう。彼らもバカではない。というかすごく頭がいい。
コミュニティにフィードバックする蛇口をある程度絞れるということを考えると BSD は戦略的に企業にとってよいんじゃないかな。 戦術的にいろいろ出してはいるけど。逆に Linux だと縛りになり得る。JUNOS 見せろとか、CoreFoundation 全部ちゃんと見せろ(ちと違うけど。MacOS X の Intel での Build は最新まであるんだし。というか開発は Intel だったり)とか言われないでしょう。
あと、コミュニティへのフィードバックも、その量やら質やらのコントロールを既に Linux コミュニティが制御できなくなってきつつあり、そうするとイニシアチブは企業側に移るものですよね。歴史にあるように。
Re:消費の対象となった Linux (スコア:0)
以前見たインタビューでは相当チューニングしているとあった。
そういったものってフィードバックされてるの?
企業が独自に手を入れないと使えないっていう Linux への指摘は、そのまま
BSD にも当てはまるんじゃない?
我々が入手できる FreeBSD と「実績のある」FreeBSD って同じ?
Re:消費の対象となった Linux (スコア:2, 興味深い)
で、tuning する余地というのは、kernel 変数いじったり、kernel 作り直したり、source に手を入れたり、とかいろいろレベルがあり、そのあたりをボケーっとしながら書いてしまって申し訳ないです。tuning って使い方に大きく depend しますものね。
具体的にどこに feedback が入っているかというのを挙げるのは、私レベルですと、企業が comitter 雇って CVS に突っ込んだり、そいつを draft/RFC に上げたりとか、いろいろあります、程度までしか細かくは技術的・政治的にも書けませんが、そこは前述の通り企業の考え方や使い方に depend する部分が大きいので、企業で使われている code が必ず CVS に入っているとは限らないと思います。そこは仰るとおりだと思います。ただ、基本的には Server 用途に向けて各方面から手が入れられている、はず、です。
そこで逆に企業にとって disclosure しなくてもいい部分があるので彼らにも都合がいいところがあるだろうというのも前述の通り。
Linux の場合は、基本的には Desktop 向けに tuning されてパッケージで compile 済みなのをズドンで、compile 時の option や最適化レベルが選べなかったり、という点で、いじれる範囲が狭かったりでキツいんじゃないかな。その点、gentoo はいいかもしれませんね。
# 寝ますね
Re:消費の対象となった Linux (スコア:0)
RedHatをインストールした後すぐに、カーネルリコンパ
Re:消費の対象となった Linux (スコア:1)
はい、もちろんそれは仰るとおりだと思います。そこはある程度共通認識があると思って話を進めてしまいましたです。すみませんです。
Re:消費の対象となった Linux (スコア:0)
自分の場合、Linux と相性が良かったので、BSDs は
使ってないけど、BSDs にしろ Linux にしろ、自由な
OS が存在してくれていること自体、ありがたい。
敵とみなす必然性が見当たらない。
Re:消費の対象となった Linux (スコア:1)
「自由」の定義、「OS」そのもの・さらに言えば歴史を考えると「存在」そのものの定義、これらを検討する必要性を感じますよね。
どうでもいいけど (スコア:0)
Re:どうでもいいけど (スコア:0)
技術の話としては正確に名称を示したほうが誤解が発生しづらい利点はあるでしょう
Re:どうでもいいけど (スコア:1)
# 私のは単にアタマがグチャグチャというのが支配的ですが…