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駄目だと思ってた。 能力を妥協して、H2比で性能向上ゼロで妥協した設計にすればいいんじゃね、と思ってた。
H3ロケットはわりとそういうのを目指したロケットですね。
H-IIAと比べて打ち上げ能力はそれほど増えてないけど値段が半分程度になる、というのが最大のメリットです。そのために高出力ではあったものの構造が複雑な二段燃焼サイクルのLE-7Aエンジンを構造は単純で安価に作れる(はず)のエキスパンダーブリードサイクルのLE-9エンジンに置き換えた…んだけどそのエンジン構造が単純なぶん、エンジンの主燃焼室に燃料と酸化剤を投入するターボポンプの高出力化が難しく難航していたわけですが。
二段燃焼サイクルでは
LE-7A(後期型)が推力1,098kN、比推力440秒に対して、LE-9は推力1,471kN、比推力425秒なので、推力33%アップで比推力3.5%ダウン。
比推力は燃費的な数字でそのまま打ち上げ能力に直結するので、ここまで推力アップして、やっとLE-7Aよりちょっと打ち上げ能力アップ、ってところなんですよね。
コストダウン重視で二段燃焼サイクル→エキスパンダーブリードサイクルにしたら比推力が下がるのはしかたないので、それでもH-IIAと同等以上の能力を欲したらこれだけの推力大幅アップが必要になった、って感じで。
LE-7A前期型(比推力429秒)と比べると、それほど悪い数字じゃないので、ほどほどの推力にしてH-IIA初期型と同程度の性能で妥協する、という手もあったと思うのですが、打ち上げ能力アップも必須だったんでしょうねぇ…
Kerbal Space Programで得た知識によると推力が33%も増えるなら比推力3.5%ダウンを相殺して燃費よくなるかもしれません
落下する前に周回軌道に乗ってしまえってのが人工衛星なので
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
正直 (スコア:0)
駄目だと思ってた。 能力を妥協して、H2比で性能向上ゼロで妥協した設計にすればいいんじゃね、と思ってた。
目指したのは性能ではなく安価 (スコア:4, 参考になる)
駄目だと思ってた。 能力を妥協して、H2比で性能向上ゼロで妥協した設計にすればいいんじゃね、と思ってた。
H3ロケットはわりとそういうのを目指したロケットですね。
H-IIAと比べて打ち上げ能力はそれほど増えてないけど値段が半分程度になる、というのが最大のメリットです。
そのために高出力ではあったものの構造が複雑な二段燃焼サイクルのLE-7Aエンジンを構造は単純で安価に作れる(はず)のエキスパンダーブリードサイクルのLE-9エンジンに置き換えた…んだけどその
エンジン構造が単純なぶん、エンジンの主燃焼室に燃料と酸化剤を投入するターボポンプの高出力化が難しく難航していたわけですが。
二段燃焼サイクルでは
Re: (スコア:3, 興味深い)
LE-7A(後期型)が推力1,098kN、比推力440秒に対して、
LE-9は推力1,471kN、比推力425秒なので、
推力33%アップで比推力3.5%ダウン。
比推力は燃費的な数字でそのまま打ち上げ能力に直結するので、
ここまで推力アップして、やっとLE-7Aよりちょっと打ち上げ能力アップ、ってところなんですよね。
コストダウン重視で二段燃焼サイクル→エキスパンダーブリードサイクルにしたら
比推力が下がるのはしかたないので、それでもH-IIAと同等以上の能力を欲したら
これだけの推力大幅アップが必要になった、って感じで。
LE-7A前期型(比推力429秒)と比べると、それほど悪い数字じゃないので、
ほどほどの推力にしてH-IIA初期型と同程度の性能で妥協する、という手もあったと思うのですが、
打ち上げ能力アップも必須だったんでしょうねぇ…
Re:目指したのは性能ではなく安価 (スコア:0)
Kerbal Space Programで得た知識によると
推力が33%も増えるなら比推力3.5%ダウンを相殺して燃費よくなるかもしれません
落下する前に周回軌道に乗ってしまえってのが人工衛星なので