「東京都で整備士や整備工場が減る「整備の空洞化」」記事へのコメント

「神の見えざる手」は？

[Anonymous Coward]

もやし、鶏卵、中小企業、サービス業など業態を変えながら
「買いたたかれる、値上げできない、人がいなくなる、廃業するしかない」という、いつも同じようなことを聞くけど、
どうして需要と供給がバランスするところまで値上げできないのだろう？

認証工場の数が減っているのだから「値上げしました。いやなら他をおあたりください」でいいように思うのだが市場が機能しない業態には何か特徴があるのだろうか。

Re:

[Anonymous Coward]

「神の見えざる手」が働くには市場経済が必要ですが、
残念ながら日本には市場経済らしきものはあるものの、
本当の意味での市場経済は無いからです。

そもそも自動車整備士は、車検制度があるがゆえに生まれた資格であって、
その業務の遂行は国が望むものであって、必ずしも消費者が望むものではありません。

なので、消費者からすれば単なる税金の一種で、できる限り安くあげることが至上命題になってしまいます。
だからといって自動車重量税が勝手に下がったりすることはないので、
結局は自動車整備士の賃金に跳ね返ってくるだけです。

Re:

[Anonymous Coward]

「神の見えざる手」が働くには市場経済が必要ですが、
残念ながら日本には市場経済らしきものはあるものの、
本当の意味での市場経済は無いからです。

自動車整備士に限った話じゃないけど、労働市場で「神の見えざる手」を機能させるには、需要がない（減った）職業は人間ごと淘汰されるか、ノーコストで需要の高い（供給が足りない）仕事に転換できないと成り立たない。

Re:「神の見えざる手」は？

[Anonymous Coward]

かつて日本でも「炭鉱」という産業セクターをまるっと終了させてきた。イギリスもサッチャーがやった。
需要がない産業にしがみついても、お先真っ暗だと思うけれど。