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で、マスメディア報道も含めて、SNPsタイピングが簡便に なったからといって、オーダーメイド医療(テーラーメイド医療、 Personalized Medicine)がすぐにでも実現するかのような表現が されていますが、そんな簡単な話ではありませんので。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
LAMP法 (スコア:1, 興味深い)
で、マスメディア報道も含めて、SNPsタイピングが簡便に
なったからといって、オーダーメイド医療(テーラーメイド医療、
Personalized Medicine)がすぐにでも実現するかのような表現が
されていますが、そんな簡単な話ではありませんので。
Re:LAMP法 (スコア:1)
まあ、それはさておき、どのSNP alleleを持つ患者に対してどういう処方をすべきか、どんな薬を開発するかという基礎データがない限り、オーダーメイド医療っていってもオーダーのしようがないですからね。結局は疾患の基礎研究に話が行き着きます。
製薬会社もマーケットが限定されてしまうような、そのくせ山ほど時間と金のかかる医薬品開発にどこまで本気で取り組むかわかりません。逆にむだな投薬が減って、既存の医薬品の使用量は減るでしょうし。(もちろん患者にとっては朗報ですが、医薬品メーカーには難しい選択です。)
その分機動的なベンチャーに頑張ってほしいですね。
Re:薬の側から見た「テーラーメード医療」 (スコア:2)
米食品医薬品局(FDA)が「テーラーメード医療」を医薬品行政に反映させる為に、遺伝子レベルでの研究が進んでいる新薬の承認審査の際、効き目や副作用にかかわる患者のDNAデータの提出を製薬会社に求める方針を決めたというものです。
実際に、SNPの違いに対応する薬が開発されていて、「薬の利益と不利益がより確実に分かるようになる」段階まで進んでいるようです。
厚労省外郭団体で新薬承認審査にあたっている担当者の、「日本も米国のような方向に進んでいく。製薬会社は、DNAを調べることを負担と考えるのではなく、メリットになると考えた方がいい」というコメントも載っていました。
疾患の基礎研究は、確かに重要な部分だと思います。
DNAと疾患という事では、文部科学省が、がんや糖尿病、心臓病などの患者30万人のDNAデータを集めて、個人差を調べる プロジェクト [mainichi.co.jp]を進めていますが、 「いのちの贈り物」 [nikkeibp.co.jp]として自分の血液を提供する人もいる反面 、国立循環器病センターでの事例のように遺伝子無断解析 [mainichi.co.jp]などの事例も出てきているようです。
何にでも光と影ってあるわけですが、やっかいな話ですよね。
Re:LAMP法 (スコア:0)
そうです。調べるべきSNPsを決めるのが先。
ついにFDAが薬理ゲノムデータ申請のガイドライン案を
出したので、そういう方向に向かうことは確かでしょう。