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元々アラミド繊維(poly-p-phenylene terephtalamide 『ケブラー』とか)は、 繊維の方向に揃っている直鎖の分子の引っ張り強度で防弾性能を出しているもので。 つまり、 防弾繊維製の布の平面に対して垂直の方向から弾頭が入射した時、 凹む事で力を繊維方向に流して抵抗して、 弾頭の進入を防ぐわけです(衝撃はあんまし防がない)。 もし布が凹まないように平面のまま固定されていたら、 剪断力に対しては抵抗できない(実際刃物には弱いですし)ので、 あっさり貫通してしまうでしょう。
ですから、 変形を考慮に入れず、 布の厚さと弾頭の速度のみで考えてもあまり意味がないものと思います。
で、 実際のボディーアーマーは金属板と積層にして衝撃分散してるわけで、 その役割を繊維にしみこませた硬化するポリエチレングリコールに担わせようという話なのでしょうね。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
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元々アラミド繊維(poly-p-phenylene terephtalamide 『ケブラー』とか)は、 繊維の方向に揃っている直鎖の分子の引っ張り強度で防弾性能を出しているもので。 つまり、 防弾繊維製の布の平面に対して垂直の方向から弾頭が入射した時、 凹む事で力を繊維方向に流して抵抗して、 弾頭の進入を防ぐわけです(衝撃はあんまし防がない)。 もし布が凹まないように平面のまま固定されていたら、 剪断力に対しては抵抗できない(実際刃物には弱いですし)ので、 あっさり貫通してしまうでしょう。
ですから、 変形を考慮に入れず、 布の厚さと弾頭の速度のみで考えてもあまり意味がないものと思います。
で、 実際のボディーアーマーは金属板と積層にして衝撃分散してるわけで、 その役割を繊維にしみこませた硬化するポリエチレングリコールに担わせようという話なのでしょうね。