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トーマス・エジソンが常に「なぜ?」を生涯念頭に置いたように
学習指導要領というのをあまり読んだことがなかったので、今回改めて読んでみて驚いたことが、まさにこの部分です。
「目標」の項では、とりあえず「興味・関心をもって追究」と書いておけばいいや、って感じに見えるし (生物を愛護する、って理科の範疇なのか?) 、内容についてもとりあえず「考えをもつようにする。」で締めておけばいいや、って感じにも見えるのですが、それはともかくとしても、その内容の詳細において、
本人達に「なぜ?」を考えさせるのは難しいことかもしれません。だけど、そこから先に考える、あるいは学ぶ/研究するべき余地があることを知っていてもらうのは、とても大切なことだと思います。興味ってのはそういう所からも湧いてくるものだと思うから。
ところで、
>日光を反射させるものに日光を当てたら、反射させる
以下は一例です。重要なのは、後々の教育課程で学であろうことをそのまま示すことではなくて、そのことに付いていろんな考え方が議論されてきたことや、こんな考え方もありますよ~っていう方向性を示すことだと思っています。
# おいらも特別科学に詳しいわけではないので、細かい部分のヘンテコリンな所は勘弁してね (^_^;
日光は集めたり反射させたりできる。なぜ?
反射は光の波としての性質による物ですが、物理学でいう所の波の性質を全て説明するのはさすがに無茶なので (^_^;、段階を踏んで説明するとすると以下のような感じになるんではないでしょうか。
電気も、電気が流れる原因と重力を比較するのがかけ離れている 気がす
日光の方は、書いていて、あーこりゃ難しいなぁと思ってしまったのでその通りだと思います (^_^;。実際に光がうねうね脈打って見えるわけじゃないですからね。
電気の方は、ここでは電気が発生して「電球が光る」などの仕事を起こすこと自体について触れているんではなくて、つなぎ方によっては電気が流れたり流れなかったりするってことについての考察なので、この程度でいいんでないかな、という解釈でした。電池が化学変化によって電気を起こしている原理についての説明は、確か中学校での履修範囲だったと思うので、それは今後のお楽しみ、てことになるのかな。
# ああ、やっぱ
物理と言うのは理屈によってどうやったら公理に帰着できるか という説明をする点では数学と同じです。 でもって、小学生の理科では根源的な現象を多く取り扱うため 公理に直結する問題が多くあります。 要するに小学生の理科では「なぜ」に答えられない ものが大量に含まれているのです。 重さや時間ってなんだろうとか、命ってなんだろうとか。
そういう意味で、小学生の理科の役割とは、身の回りの現象 を認識することと、それに関する「理科のルールによる説明」 に慣れることなんだと思います。 で、根源的なものは「そこにあることに関しては説明できず、 ただ受け入れるしかない存在」でしかないわけですが、 まあそういうことに関しては、小学校としては避けるか誤魔化すか しかないんじゃないかなと思います。
つまり、世の中には電子というものが存在して、それが負の電荷を持っていて、通常大量の電子が移動するのを我々は逆向きの電流として認識するというようなことがらに関して、「なぜ」が入り込む余地がないんですよ。
納得。これ、今でもよく分からないんですよね (^_^; 。これって歴史的な要因によるものなんでしたっけ?
小学校で習う内容そのものに対して、「なぜ?」を求めさせることが重要って訳ではないんでしょうね (もちろん、軽視できることだとは思えないけど)。理屈 (というか理論) で物事を考えられる/説明できることを理解してもらうには、むしろ応用例を見せた方がよいのかもしれません。ライトが強い光を放つために、光が鏡による反射によって集められる性質を使っていることとか。
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開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
これらの教科書で理屈がわかるようになる (スコア:1)
つまり今時の小中学生に関して、理屈で物を考えないようになったことを、作者の皆さんは憂えていると思います。
またPCの発達で、自然に触れる機会が少なくなったのは残念でなりません。
Super Souya
Re:これらの教科書で理屈がわかるようになる (スコア:1)
学習指導要領というのをあまり読んだことがなかったので、今回改めて読んでみて驚いたことが、まさにこの部分です。
「目標」の項では、とりあえず「興味・関心をもって追究」と書いておけばいいや、って感じに見えるし (生物を愛護する、って理科の範疇なのか?) 、内容についてもとりあえず「考えをもつようにする。」で締めておけばいいや、って感じにも見えるのですが、それはともかくとしても、その内容の詳細において、
むらちより/あい/をこめて。
「なぜ?」は難しい (スコア:2, すばらしい洞察)
「なぜ」を教えるのはそう簡単ではありません。
「なぜ」に対して説明できることがあまりにも少ないからです。
例えば
>日光を反射させるものに日光を当てたら、反射させるものは暖かくなるの?
は、つい
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:1)
本人達に「なぜ?」を考えさせるのは難しいことかもしれません。だけど、そこから先に考える、あるいは学ぶ/研究するべき余地があることを知っていてもらうのは、とても大切なことだと思います。興味ってのはそういう所からも湧いてくるものだと思うから。
ところで、
むらちより/あい/をこめて。
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:0)
> * ア 電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方があること。 … そのつなぎ方で電気が通るのはなぜ? 通らないのはなぜ?
たとえばこれ、どういうふうに教えればよいん
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:1)
以下は一例です。重要なのは、後々の教育課程で学であろうことをそのまま示すことではなくて、そのことに付いていろんな考え方が議論されてきたことや、こんな考え方もありますよ~っていう方向性を示すことだと思っています。
# おいらも特別科学に詳しいわけではないので、細かい部分のヘンテコリンな所は勘弁してね (^_^;
反射は光の波としての性質による物ですが、物理学でいう所の波の性質を全て説明するのはさすがに無茶なので (^_^;、段階を踏んで説明するとすると以下のような感じになるんではないでしょうか。
むらちより/あい/をこめて。
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:1)
# 高校生の時ホイヘンスの原理に「なぜ」と言ったため、 教育実習生の授業を 2 時間潰してしまった……
電気も、電気が流れる原因と重力を比較するのがかけ離れている 気がす
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:1)
日光の方は、書いていて、あーこりゃ難しいなぁと思ってしまったのでその通りだと思います (^_^;。実際に光がうねうね脈打って見えるわけじゃないですからね。
電気の方は、ここでは電気が発生して「電球が光る」などの仕事を起こすこと自体について触れているんではなくて、つなぎ方によっては電気が流れたり流れなかったりするってことについての考察なので、この程度でいいんでないかな、という解釈でした。電池が化学変化によって電気を起こしている原理についての説明は、確か中学校での履修範囲だったと思うので、それは今後のお楽しみ、てことになるのかな。
# ああ、やっぱ
むらちより/あい/をこめて。
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:1)
物理と言うのは理屈によってどうやったら公理に帰着できるか という説明をする点では数学と同じです。 でもって、小学生の理科では根源的な現象を多く取り扱うため 公理に直結する問題が多くあります。 要するに小学生の理科では「なぜ」に答えられない ものが大量に含まれているのです。 重さや時間ってなんだろうとか、命ってなんだろうとか。
そういう意味で、小学生の理科の役割とは、身の回りの現象 を認識することと、それに関する「理科のルールによる説明」 に慣れることなんだと思います。 で、根源的なものは「そこにあることに関しては説明できず、 ただ受け入れるしかない存在」でしかないわけですが、 まあそういうことに関しては、小学校としては避けるか誤魔化すか しかないんじゃないかなと思います。
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re:「なぜ?」は難しい (スコア:1)
納得。これ、今でもよく分からないんですよね (^_^; 。これって歴史的な要因によるものなんでしたっけ?
小学校で習う内容そのものに対して、「なぜ?」を求めさせることが重要って訳ではないんでしょうね (もちろん、軽視できることだとは思えないけど)。理屈 (というか理論) で物事を考えられる/説明できることを理解してもらうには、むしろ応用例を見せた方がよいのかもしれません。ライトが強い光を放つために、光が鏡による反射によって集められる性質を使っていることとか。
むらちより/あい/をこめて。