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公開直後に株価が連騰するシナリオは、おそらく公募・売出し価格の決定にオークション方式を採用した時点で消えていたのでしょう。普通はブックビルディング方式を採用するので、公募・売出し価格は幹事証券会社が提示した仮条件によって事実上決定してしまいます(最終的な価格はブックビルディングにより決まるが、これが仮条件の範囲を外れることはない)。通常、これにより決定した公募・売出し価格は、上場後にオークション方式で決定される価格からは乖離が生じます。この乖離をサヤとして取りに行くのが、新規公開株に短期投資するオーソドックスなやり方です。
価格決定のメカニズムが変わることでサヤが生じるのですから、公募売出し価格の決定に上場後とほぼ同じオークション方式を採用しては大きなサヤの発生は見込めません。これで短期投資家に買ってくれというのでは、傲慢といわれても仕方ないでしょう。もしかしたら、Googleの頭の中には「投資家=長期保有」という考えしかなかったのかも知れません。しかし、今や機関、個人投資家を問わず、いつリスク許容度が激減するか分からない時代。短期投資に耐えるような銘柄でなければ、投機的な売買はもちろん、リスクヘッジを併用した長期保有もできません。
まぁ、この事件がきっかけになって「IT企業は市場知らず」なんて悪評が定着したりしなければいいのですが...
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
幸先 (スコア:-1, オフトピック)
Re:幸先 (スコア:0, オフトピック)
Re:幸先 (スコア:0)
Re:幸先 (スコア:0)
手元に辞書が無いや。
もっとも、雲行きが怪しくなってきた、グーグルの株式公開 [cnet.com]
によれば、「運命の逆転」と感じる空気は既に漂っているというから
公開直後から株価が暴騰ってストーリーが無いとしたら、先行き不透明になっ
オークション方式の公募・売出し価格決定は失敗だった (スコア:1)
公開直後に株価が連騰するシナリオは、おそらく公募・売出し価格の決定にオークション方式を採用した時点で消えていたのでしょう。普通はブックビルディング方式を採用するので、公募・売出し価格は幹事証券会社が提示した仮条件によって事実上決定してしまいます(最終的な価格はブックビルディングにより決まるが、これが仮条件の範囲を外れることはない)。通常、これにより決定した公募・売出し価格は、上場後にオークション方式で決定される価格からは乖離が生じます。この乖離をサヤとして取りに行くのが、新規公開株に短期投資するオーソドックスなやり方です。
価格決定のメカニズムが変わることでサヤが生じるのですから、公募売出し価格の決定に上場後とほぼ同じオークション方式を採用しては大きなサヤの発生は見込めません。これで短期投資家に買ってくれというのでは、傲慢といわれても仕方ないでしょう。もしかしたら、Googleの頭の中には「投資家=長期保有」という考えしかなかったのかも知れません。しかし、今や機関、個人投資家を問わず、いつリスク許容度が激減するか分からない時代。短期投資に耐えるような銘柄でなければ、投機的な売買はもちろん、リスクヘッジを併用した長期保有もできません。
まぁ、この事件がきっかけになって「IT企業は市場知らず」なんて悪評が定着したりしなければいいのですが...