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けっこうそのニュアンスの区別が重要だったりとか。
たとえば「あいまい」という意味の英単語には vague と ambiguous があるけど、vague は、ベン図を書いたときに輪郭がぼんやりしているイメージ、ambiguous は A か B かどちらか分からないというイメージだそうです。逆に日本語だと一人称や二人称の代名詞がたくさんあって、どれを選ぶかでニュアンスが全然違ってしまいます。
ほかにも、単語の意味が複数あって、その複数の
世界中どの言語でも、厳密に表現したいときにはいくらでも厳密にできる、つまりどの言語も共通なことが表現できるけど、一部曖昧な部分を残したまま表現したいとき、どの部分を曖昧にしたまま残せるかということが言語ごとに違うという気がします。
「brother」と「兄」「弟」なんか
重要なのは、「その必要性」だと思うのです。 発言者や著者の意図として年齢をはっきりさせる必要性が ない場合であっても、日本語の語彙からやってくる制約として、 その必要性が生じてしまいます。一方、英語では年齢を はっきりさせない言い方がデフォルトで、あえて年齢を はっきりさせる必要性があるときのみ、はっきりさせる ことができます。
つまり、
> これはこれで曖昧なテキストであると諦めればいいわけです。
英語から見れば曖昧さは問題にならない(曖昧さという 見方すらしないと思います)けど、日本語から見れば許容できない 曖昧さとなるわけです。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
こうして (スコア:0)
いやむしろ、かえって (スコア:2, 参考になる)
けっこうそのニュアンスの区別が重要だったりとか。
たとえば「あいまい」という意味の英単語には vague と ambiguous があるけど、vague は、ベン図を書いたときに輪郭がぼんやりしているイメージ、ambiguous は A か B かどちらか分からないというイメージだそうです。逆に日本語だと一人称や二人称の代名詞がたくさんあって、どれを選ぶかでニュアンスが全然違ってしまいます。
ほかにも、単語の意味が複数あって、その複数の
Re:いやむしろ、かえって (スコア:0)
世界中どの言語でも、厳密に表現したいときにはいくらでも厳密にできる、つまりどの言語も共通なことが表現できるけど、一部曖昧な部分を残したまま表現したいとき、どの部分を曖昧にしたまま残せるかということが言語ごとに違うという気がします。
「brother」と「兄」「弟」なんか
Re:いやむしろ、かえって (スコア:2, 興味深い)
より精緻な翻訳が可能になるかも知れません。
例えば「兄」であるのか「弟」であるのかは年齢に関する情報などから
ある程度判断できます、その必要性があるかはともかく。
このような発想は形式言語学の動的意味論における context set
の概念なんかが具体的に扱ってます。
もちろんテキストによってはそのような絞り込みが出来ませ
Re:いやむしろ、かえって (スコア:0)
> ある程度判断できます、その必要性があるかはともかく。
重要なのは、「その必要性」だと思うのです。
発言者や著者の意図として年齢をはっきりさせる必要性が
ない場合であっても、日本語の語彙からやってくる制約として、
その必要性が生じてしまいます。一方、英語では年齢を
はっきりさせない言い方がデフォルトで、あえて年齢を
はっきりさせる必要性があるときのみ、はっきりさせる
ことができます。
つまり、
> これはこれで曖昧なテキストであると諦めればいいわけです。
英語から見れば曖昧さは問題にならない(曖昧さという
見方すらしないと思います)けど、日本語から見れば許容できない
曖昧さとなるわけです。