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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
タイタニック? (スコア:0)
最初の頃はどうしても事故はつきものだからちと怖いね。
Re:タイタニック? (スコア:1)
流れてる電流の総量はたいしたことないし、もともと超低温に冷却されてるわけだから、
外気の方がよっぽど高温で、臨界突破したところで単純に止まるだけなんでないかな。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:タイタニック? (スコア:3, 参考になる)
ソレノイドコイルの持っているエネルギーが,電流の1次,コイルの断面積(ボア径)の1次(即ち半径の2次,磁束 = 磁束密度 x 断面積)に比例します.
従って,磁場の強さ(電流に比例)以上に,ボア径がどれくらいあるかが重要になってきます.
私の経験ですが,
・ボア径10mm,磁束密度5.5T,温度2.2Kでのクエンチ → 全く気づかず
・ボア径51mm,磁束密度17T,温度4.2Kでのクエンチ → 液体He 80L全て蒸発,磁石も60Kまで温度上昇,部屋の中真っ白
・ボア径80mm,磁束密度0.1T,温度50mKでのクエンチ → 温度が200mK程度に上がってクエンチに気づくが,それだけ
といった具合です(電流値がどれくらいか覚えていないので,これだけでエネルギーを計算することはできないのですが).
結局クエンチしたときにコイルから放出されるエネルギーを,寒剤(液体Heや液体窒素)の気化熱で奪うわけですが,
このときの体積変化が非常に怖い.
・77K,1Lの液体N2 → 室温,1気圧で600Lの気体
・4.2K,1Lの液体He → 室温,1気圧で700Lの気体
と600~700倍体積が膨張します(即ち600~700気圧のガスと同じ密度).
普通の高圧ガスボンベが室温で約150気圧なので,クエンチするとその4倍程度の圧力が華奢なデュワー瓶の中に発生します.
まぁ,どうせ圧力に耐えられない容器だったら,早く壊れてくれた方が安全なのですが.
ちょっとオフトピックになりますが,液化ガスを持ってエレベータに乗るのは大変危険.
エレベータ内に閉じ込められたら,救出が遅れると窒息死します.
Re:タイタニック? (スコア:2)
>全て蒸発,磁石も60Kまで温度上昇,部屋の中真っ白
ああ,17Tマグネットのクエンチやりましたねえ.
避難呼びかけとか大変なんですよねえ.
>どうせ圧力に耐えられない容器だったら,早く壊れてくれた方が安全なのですが.
一応安全弁付いてることが多いので大丈夫じゃないですか?
うちの時も弁から愉快に噴出して終わりましたし.
100LのHeコンテナがリークでクエンチしたときもあらゆる弁から
噴出しながら終わりましたし.
>液化ガスを持ってエレベータに乗るのは大変危険.
窒素はそうですね.Heはクエンチでもしない限りまあ大丈夫.
エレベータって結構風通し良いですから,軽かったり重かったりする
ガスなら置換されてまあ大丈夫です.
#推奨されないのは確かですが.
Re:タイタニック? (スコア:1, 参考になる)
http://www.teleradiology.jp/MRI/12_MRI/MRI_jiko/
超伝導は状態はデジタルのようにある一定以下に
なると電気抵抗がゼロになる現象。
その温度を越えた時抵抗になる。
http://www.sist.ac.jp/~sasaki/ns/sasaki/Lecture_shimane/Lecture_in_Shimane1.htm
変化が直線的なら安全なんですがね。
窒素を冷却する為にヘリウムを使って冷却する
窒素が凝結して詰まったとされるのが
これ
http://www.teleradiology.jp/MRI/12_MRI/MRI_jiko/index1.html#Anchor-7365
常に冷やすように作っても詰まったりとか
衝突して破損したとか、衝突されたとか(船なんだし)
予期せぬことはあると思う。
そこを如何に解決するかだね。
#爆発することを想定して丈夫に造っておくもの安全対策です。