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日本電信電話株式会社(NTT)と科学技術振興機構は、量子コンピュータに用いる量子ビットとして期待されている核スピンを、半導体ナノスケールデバイスでコヒーレントに制御することに成功し、デバイスの構成元素であるすべての核種で可能なすべての遷移に関してコヒーレントな振動を確認したと発表した。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
これはきっと (スコア:-1, 余計なもの)
なんのことかさっぱりわからんけど。
Re:これはきっと (スコア:-1, フレームのもと)
Re:これはきっと (スコア:0)
Re:これはきっと (スコア:3, 参考になる)
これを読んで、そのまま意味が判る人間が多数だとは思わないです。「なんのことかさっぱりわからん」のは、記事の作りが悪い為で貴方の理解力のせいでは有りません。
何の話か理解したい場合には、「日本電信電話株式会社のプレスリリース [ntt.co.jp]」を読んで見てください。こちらはきちんと用語の説明もついていますので、読めばわかると思いますよ。
Re:これはきっと (スコア:0)
読んでもあんまりわからんな~。
NMRで検出てのは常識的なことだから良いが、量子ドットで電子の量子状態がどうとかは何となく雰囲気が分かる程度だし、電子-核スピン相互作用てのは一体なにを指すのか記憶を探っても出てこない。こんなのあったっけな~?
Re:これはきっと (スコア:2, 参考になる)
例えばスピンで記録する場合,量子ドット中に電子を一個入れます.
で,磁場を垂直方向にかけます.するとスピンの向きは量子化されて,
電子のスピンは(観測すると)上か下かのどちらかしか取りえません.
ところがここに上-下のエネルギー差に相当する電磁波をパルスで
与えると,パルスの長さによって電子のスピンの状態は上と下が混じって
きます.例えば上√2/√3+下1/√3とか.
#この状態でも,観測すると2/3の確率で上,1/3の確率で下になり,
#その中間状態は絶対に検出できません.
これをさらに多数のqubitでやると,例えば2-qubit系(a,b)で電子二つだと,
うまいことやると
aが上でbが上
aが下でbが上
aが上でbが下
aが下でbが下
という全ての状態の重ね合わせ(系が同時に全ての状態を取る)
となります.
#この重ね合わせの概念は量子論の本質なので,わかりやすくはなかなか
#説明できません.
で.
すさまじく多くのqubitで同じことをやると,そのqubitで表現できる全ての
状態の足し合わせ,というものが作れます.
#古典的コンピュータで言うと,持っているbitで表現できる全ての状態が
#同時に重なって存在しているもの.
全ての状態が重なっているわけですから,そのどこかには問題の答えが
(その桁数のqubitで答えが表せるなら)必ず存在します.
最後に,その重なった状態の中で,解だけが持っている特性に共鳴するような
観測手法があれば(←ここがミソ),重なった状態から解だけが取り出されて
量子コンピュータはその解の状態へと収縮します.
まあ,この,最後の解を選び出す,ってのが難しいので,現在のところ
一部の問題を解くアルゴリズム(物理的手順)しか明らかになっていません.
その他の問題に対してはどうやって計算していいのかも全く謎です.
>電子-核スピン相互作用てのは一体なにを指すのか
核スピンは原子核の持つ磁気モーメントで,電子も磁気モーメントを
持っているので両者の間に磁気的相互作用が働きます.
Re:これはきっと (スコア:0)
うあぁ、やっとどういうことなのかなんとなく分かったよ。
今までこの話題が出るたびに色んな量子コンピュータの解説ページ見たけど難しくてモヤモヤしてた。
説明上手いですね、THX!
Re:これはきっと (スコア:0)
「生きてるうちに使えるものは出てきそうにない」
ということだけは分かりました。