アカウント名:
パスワード:
なぜこういう間違った考えが一般に浸透してしまったのでしょうか。(日本の宇宙ロケット開発はペンシルロケットから始まった、というのも有名な話なので、多くの人は、矛盾したふたつの意見を同時に信じてるというこ
やはり目的が違うとはいえ、一つの国に二つの宇宙機関が存在していたということが、そもそもの発端のような気がします。
ペンシル以来の伝統を持つ旧宇宙研の固体ロケットシリーズは、昔から国産が当たり前なので、「国産」という点をいちいち強調していなかったと思います。特に最近は、打ち上げそのものよりもそのペイロードが持つ目的の方に広報の重点を置いていたように感じます。
これに対して、アメリカからの技術導入からスタートして徐々に国産化率を高めていった旧NASDAの液体ロケットシリーズは、「日本独自の技術による宇宙開発」自体が目的の一つだったこともあり、新しいロケットの開発のたびに国産化率を重要視してきた歴史があります。
元々は打ち上げる組織も監督官庁も別(旧宇宙研は文部省で、旧NASDAは科学技術庁。今はどっちもそれぞれくっついてJAXAと文部科学省になってる訳です)の、言ってみれば生まれも育ちも全く違うロケットです。したがって、厳密に言えばH-2もH-2Aもペンシルロケットの延長線上にはない訳ですが、新聞記事になればどっちも「ロケットの打ち上げ」です。きちんと区別できずにごちゃまぜになってる人がいるのもやむを得ないかな、と。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
最初の純国産ロケットは何? (スコア:0)
なぜこういう間違った考えが一般に浸透してしまったのでしょうか。(日本の宇宙ロケット開発はペンシルロケットから始まった、というのも有名な話なので、多くの人は、矛盾したふたつの意見を同時に信じてるというこ
研究と実用 (スコア:2, 参考になる)
やはり目的が違うとはいえ、一つの国に二つの宇宙機関が存在していたということが、そもそもの発端のような気がします。
ペンシル以来の伝統を持つ旧宇宙研の固体ロケットシリーズは、昔から国産が当たり前なので、「国産」という点をいちいち強調していなかったと思います。特に最近は、打ち上げそのものよりもそのペイロードが持つ目的の方に広報の重点を置いていたように感じます。
これに対して、アメリカからの技術導入からスタートして徐々に国産化率を高めていった旧NASDAの液体ロケットシリーズは、「日本独自の技術による宇宙開発」自体が目的の一つだったこともあり、新しいロケットの開発のたびに国産化率を重要視してきた歴史があります。
元々は打ち上げる組織も監督官庁も別(旧宇宙研は文部省で、旧NASDAは科学技術庁。今はどっちもそれぞれくっついてJAXAと文部科学省になってる訳です)の、言ってみれば生まれも育ちも全く違うロケットです。したがって、厳密に言えばH-2もH-2Aもペンシルロケットの延長線上にはない訳ですが、新聞記事になればどっちも「ロケットの打ち上げ」です。きちんと区別できずにごちゃまぜになってる人がいるのもやむを得ないかな、と。