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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
エネルギー保存の法則 (スコア:4, すばらしい洞察)
なんだろうけど、その空気抵抗の分だけガソリンを消費するんじゃ?
とか野暮なことを言ってみるテスト。
#考え方は変じゃないよな?
Re:エネルギー保存の法則 (スコア:0)
とか聞くと、世界中の電力を太陽電池で賄ったら、
大地に吸収されるエネルギーやらのバランスが崩れて
異常気象になったりするんだろかと考えたことがあった。
太陽から降り注ぐエネルギーの量を考えれば、
そんなカスみたいなエネルギーでどうこうなるとは
考えにくいけど。
# 太陽電池の生産コストとか、ライフサイクルでの
# エネルギー消費/生産比とかの問題は別として。
おふとぴっく (スコア:2, 興味深い)
サハラ砂漠の面積の2%を太陽電池にすると、現在の人類が使っている
エネルギーを全部まかなえるそうです。
人類が使っている全電気エネルギーじゃなくて、全エネルギー
ってことだったのでちょっと衝撃だった。
たったそれだけのことで、エネルギー問題が全部解決するのに、
それが出来ない人類って悲しいなぁ、と。
サハラ砂漠の2%を太陽電池で埋め尽くすことを、
「たったそれだけのこと」と言い放つことが出来るのかどうかは
あんまり考えてないんだけどさ。
Re:おふとぴっく (スコア:5, 参考になる)
てきとーにぐぐって引っかかった量産レベルで世界最高のセル変換効率18.5%の190W HIT太陽電池モジュールを採用した「太陽光発電システム」を発売 [sanyo.co.jp]によると、56.71平方m分の太陽電池のメーカー希望小売価格は675万円で、1平方mあた
Re:おふとぴっく (スコア:3, 参考になる)
砂漠に敷き詰めて期待通りの性能が得られるかも検討が必要かと。
原料のシリコン供給不足も騒がれているので、単純に「量産すれば
コストが下がる」とも言えませんし、エネルギー危機回避への道は
なかなか厳しそうです…。
Re:おふとぴっく (スコア:1)
Re:おふとぴっく (スコア:2, 参考になる)
大規模な太陽光発電所はコスト的に厳しくて、実験的なものや助成を受けて個人レベルでやっているような
例がまだまだ多いですが、植物から燃料を取り出すのは実際に大規模なレベルで行われていますから。
どのくらいのエネルギー収率があるのか興味が出たので、「トウモロコシ 収率」でググったところ、
興味深いコンテンツが見つかりました。Eco-Economy-Update 2005-2 [worldwatch-japan.org]
アルコールを取り出す効率ではサトウキビがトップのようですね。
Re:おふとぴっく (スコア:5, 参考になる)
そして、サトウキビの栽培効率はサトウキビ・砂糖 ミニ百科 [okinawa-kokuto.co.jp]やサトウキビ栽培での窒素節減技術 [affrc.go.jp]によると、年間で1平方mあたり8kgぐらいのようです。
(茎丸々でこの数値は少なく見えますけど、以前に種子島でサトウキビ畑を見てサトウキビをかじらせていただいた時の印象からはまぁそんなものかなと納得できる数値です。)
以上2つの数値から、サトウキビ畑1平方mから得られるアルコールは年間800ミリリットルとなります。
で、エタノールの燃焼熱1367.6[kJ/mol]をかけてやると(単位の換算が面倒なので過程省略)、サトウキビ畑1平方mあたり年間18.6MJとなります。
一方、太陽電池による発電は、ゴビ砂漠での太陽光発電調査研究(PDF) [aist.go.jp]では一日平均5kWh/m^2とのことです。単位を変換して1日平均18MJとなります。
1年間でサトウキビ畑1平方mから得られるアルコールの燃焼熱とほぼ同じぐらいのエネルギーが、1日でゴビ砂漠に置いた1平方mの太陽電池パネルから電力として得られます。
ちなみに、エネルギー需給構造の国際比較 [meti.go.jp]によると、日本で輸送に使用される燃料は4466×10^15Jとのことで、これをすべてサトウキビ由来のアルコールでまかなうためには500km四方ぐらいの畑が必要ということになります。
サトウキビの効率が悪いというか、現代社会の維持にこれほどのエネルギーが必要なのか…というか…。
#図書館にこもって漁らなくても自宅にいながらにしてこれだけの資料を得ることができるとは、素晴らしい時代になったものです。
Re:おふとぴっく (スコア:1)
1日平均5kWhというのは日射量でした。
ですので、発電量はそれに太陽電池の効率(20%弱)をかけたもの以下になります。
#なんかおかしいと思ったら、アホな勘違いをしてました。
#太陽定数と変換効率を考えたら絶対変なんだから、気づかなかったのはアホだ…。_no
それでもサトウキビから抽出するアルコールに比べると面積当たりの効率の差は圧倒的ですが、差は365倍程じゃなくて70倍以下に縮まります。
熱量と発電量の違いで差は広がりますが、少なくとも現在は輸送に使える実用レベルの電気自動車が無いことを考慮すれば、案外悪くない効率のように感じられます。
更に、日本では家庭用太陽電池発電システムで元を取るのに25年かかると聞きますから、投入資源と得られるエネルギーでの効率はまた違ってくるのでしょう。太陽電池に比べれば投入資源が少なそう(要検討ですが)なバイオマス燃料は、条件によっては面積当たりの効率の悪さをひっくり返せるのかもしれません。
もっとも、砂漠でサトウキビを栽培するわけにはいきません。耕作可能な土地が必要というのはけっこう厄介な条件ではないかと思います。
大規模発電だったら太陽電池による太陽光発電よりもタービンなどを使った太陽熱発電の方が投入資源に対して効率的かもしれませんね。日本ではあまり活発に研究されていないようですが欧米ではかなり研究が盛んのようです。
参考:太陽熱発電システム - 原子力百科事典 ATOMICA [jst.go.jp]
Re:おふとぴっく (スコア:0)
とうもろこしを主な原料としたプラスチックが増えてきているようですが、
砂漠地帯でのとうもろこし生産のために地下水が低下し、潜在的な砂漠化が広がっているとも聞きます。
#何一つ確認していないのでAC
Re:おふとぴっく (スコア:0)
以下、オフトピックで失礼致します。
そのようなプラスチックは生分解性を売りにするものが多いのですが、
園芸・建築等の屋外利用用途で用いられる場合以外では、
通常の可燃ゴミとして処理されており、CO2削減等に貢献出来ていません。
また、仮にそれら「燃やせる生分解性プラスチック」を
原則的に埋め立てる運用に変わったとしても、
埋め立て処分場の寿命を縮めるだけです。
環境負荷等を考えるならば、再使用性も再利用性も低い
プラスチックと言う素材の利用そのものを減らすべきなのですが、
プラスチックは使い捨て製品を作る上で非常に便利なために、
実運用上の環境負荷からは目を背けたままで、
プラスチックの素材開発が続いているようです。
「非石油原料によるプラスチック」の価値を否定するワケではありませんが、
使い捨て製品の利用を減らす方が遥かに省エネルギー・少資源、
そして低環境負荷である事が認知されれば、と思います。