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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
えーと (スコア:0)
なんであれ独立営業型でフランチャイズに徹した商法が肌にあってない
ということなんじゃないかなあと。
ビルゲイツがIBMへの売り込みで運命を変えたのはあまりに有名ですが、
仰るとおりこうしたヤリ手の営業が独立して会社を興す文化が馴染まない。
自社技術が90%で、こういう資格保持者が何人で、利益はこうな優良企業という
信頼感で商売できるかどうかで、OpenSourceというのは口実の一つという価値観。
確かに、そういう底力がプラスに働く場面はあって、アメリカでも
SunやIBMに期待するのはそういうものでしょう。
例外的にライブドア傘下のPRO-Gなんかは、その辺巧みだったかなあ。
焦土作戦という敵を作るやり方だったけど、開発は最小限(日本語化)で
市場をデザイン・プロデュースするという根本は近いと思います。
「いいものは高くても売れる」「高くするだけの価値をつけて売る」
という既成概念を壊したソースネクストみたいな会社もあるし。
(ライブドアはターボを持っているし、ソースネクストも低価格ターボを売ってる)
やたらOpenSourceと言わないだけで、やってる会社はあるとも言えるのか。
クライアントで勝負にならないために、OpenSourceの売り込み先が、
システム屋どうしの化かし合いになって、うまく素人を丸め込む舞台が
日本には少ないなかで健闘しているとさえ思えてきます。
うまく説明できていないのかもしれないけれど… (スコア:1)
> なんであれ独立営業型でフランチャイズに徹した商法が肌にあってない
> ということなんじゃないかなあと。
ありがとう。
今回指摘したかったのは「なんであれ独立営業型でフランチャイズに徹した商法が肌にあってない」という状態に陥る、その理由のほうだったのだけれど。でも、その指摘は「ものすごく」わかり易い『兆候』だと思う。つまり、「なんであれ独立営業型でフランチャイズに徹した商法が肌にあってない」ように見える相手、というのは、今回書いた指摘が成立する相手だ、というのは正しい気がする。
独立営業型・フランチャイズ は確かにお客様に直結するシステムを要求しますが、Open Source そのものはそれ以外の場所でも使えるわけで。でも、ろくな使い方はしていない。その「ろくな使い方をしていない」最大の問題点は
「なんとかしてよぉーーーー!!!!」
と逆切れすれば、メーカが何とかしてくれた、その甘えを Open Source に持ち込もうという発想でしょう。
必要以上に自分のシステムを重厚長大にしたがる、という傾向は「重厚長大化によって超線形に膨らむ維持費」を勘案しない、と言う意味ですから。
これは別に SIer だけではなく、エンドユーザ(この場合のエンドユーザって言うのは、非 IT 産業な会社の事で、個人ユーザは含まない)にも、同じ傾向があります。そして両者が互いに互いの言葉を鵜呑みにしあって、ウロボロスのように、自己補強な、しかし何の根拠もない、重厚長大システム要求仕様を作り上げる。そして、「想定外の出費」に皆して悲鳴をあげる。
この環から「脱出」するのは難しいかもしれないけれど、「最初から無い」ようにすることは比較的易しい。
ま、もっと簡単に言うと、
「前例の前提は、今回も成立する前提か、 もう一度考え直そう。
考え直せないなら、前例の無い世界にいってみよう」
という事かもしれない。
fjの教祖様