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陸さんを取り調べた担当刑事は、陸さんにこう語ったそうです。 「おまえは自分がなぜ捕まったか分かっているか?SIM Lockを解除した携帯電話が出回 ったりしたら、オレオレ詐欺が増えるじゃないか」
要するに、「警察には理解できない違法っぽいことで目立ってしまうとつかまる場合がありますよ」という話。
# (警察からの)情報流出が起きなかったら、 # Winnyの金子氏は逮捕されただろうか?
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
問題はここでしょ (スコア:2, 興味深い)
要するに、「警察には理解できない違法っぽいことで目立ってしまうとつかまる場合がありますよ」という話。
# (警察からの)情報流出が起きなかったら、
# Winnyの金子氏は逮捕されただろうか?
そこが笑いどころだと思うけれと。 (スコア:0)
ただね。
3G携帯をW-CDMAで行くってことになってSIMの扱いを日本でどうしようかってことになったとき、民法の規定ではどーよってことが検討課題になったのは事実。
課金認証と通話端末が別になるってことは、(SIMカードの)利用権と(端末の)所有権が分離する状態も有り得ることになる。
その場合の権利義務関係をとうやって整理するのか、と。
それに加えて刑事面では利用権と所有権が分離するとなるとその携帯が犯罪に悪用された場合に、裁判手続きで事実関係の立証が困難になるわけで、そうなると捜査当局が立件しても後半で証拠認定が厳格になれば有罪に持ち込めないケースも出てくることになる。
悪さする側にしてみればシラを切り易くなるわな。
タレコミが引用元してる池田信夫 blogでは「一つのカードで複数の端末を使うこともできる。」と書かれているが、逆に一台の端末で複数のカードを使うことも出来るし、そうなると日本の公判手続きのように事細かく事実認定を積み重ねていく方式だと、行為事実の立証が困難になるのは目に見えている。
「端末をいくら変更してもSIMカードにアカウントが残るので身元を隠す役には立たない」じゃなくて実行行為者の身元を通話記録や課金情報から特定出来なくなる。
今のトバシ携帯も架空名義だけど端末を所持している奴を抑えれば言い逃れは出来ないがSIMカードを架空契約してトバせばよし。今でもその気になればPDCの白ロムを盗難・紛失とか不良廃棄扱いとかでトバせるので3G端末も不可能ではないだろう。むしろ正規代理店のロムライターを必要としない分、予備端末の確保が楽になるだろう。
日本の裁判制度では実際に犯行に用いた道具でないと証拠認定されないから、それだけでは通信できないSIMカードから足跡を追いかけられたとしても実際に犯行に使った端末を特定できないと立件できやしない。
自白や証人尋問から類推して有罪に持ち込むことは出来るかもしれないが、それはそれでまた自白偏重だのいろいろと問題である。
認証ごとに個々の端末を特定し記録することは仕様の上では可能なはずだが現状では全機種に実装されていないのではなかったかな。
その意味では刑事のセリフ「オレオレ詐欺が増えるだろ」っていうのは正確には「オレオレ詐欺犯を逮捕しても裁判で有罪にさせられないことが増える」だろうな。
刑事がきちんと理解していないのか池田信夫氏や常岡浩介氏が理解していないのかはわからないが。
もちろん総務省が将来的にSIMフリーによる競争促進を打ち出しているってことは法制面の整備が行なわれ、SIMフリー仕様の端末が発売されるってことなのだか、それまでのSIMロック仕様の端末をフリー改造することは防犯対策上は危険だってことで警察当局はその状況を正確に理解した上で今回の逮捕劇に望んでいるのではないかな。
警察にも情報通信局(誘拐事件で逆探知やってる部署)には通信システムの専門家はいるわけでさほどバカの集まりだとは思えんぞ。
なので今回のストーリーは警察側の発言を誤解した完全なミスリードではないかな。
Re:そこが笑いどころだと思うけれと。 (スコア:0)
電波法違反でいいじゃん