アカウント名:
パスワード:
裁断済み書籍のレンタルってのは微妙だけど、裁断サービスとスキャナの貸し出しってのは全く持って合法なわけだし、今盛んに言われてる事が事実なら、電子書籍・自炊ブームが本物ならば需要もあるはずだが、結局これ、金になりませんでしたって話ですかね。
こんなローコストな業態でも維持出来ないんなら、電子書籍・自炊のブームは局所的すぎる、あるいは発生しても金にはならないって事なんだろうか。日本における電子書籍の夜明けは遠い?
自炊代行が安い値段で電子化してたせいで、店舗型のスキャンは値段的に勝負にならないし、採算が取れないのも事実。 裁断済み書籍の存在でかろうじて赤字にならないレベルだった。代行が本格的にNGになれば店頭型のスキャンスペースのニーズは高まるだろうし、採算が取れる状況になる可能性はあると思う。
1冊100円があたりまえという代行の時の利用者の電子化コスト値段を忘れてもらえればだけど・・・ 店舗型だと1冊300円くらい取らないとやっていけない。
・・・と自炊の森の店長は申しております。
自炊の森の利益率を考えてみる
まあ、結論から言うと、採算が取れないのは事実だと思う。
まず、自炊の森の料金形態について確認してみると、だいたいこんな感じ。
裁断サービス 1冊80円スキャンブース利用料金 重量制プラン 100g毎に100円課金(最低利用料金 1000円~ ) 時間制プラン 15分毎に1000円OCR変換サービス 100ページ毎に100円課金参考:本の重量の目安について少年コミック…約130~150g(130円~150円)青年コミック…約180~210g(180円~210円)ワイドコミック…約300~400g(300円~400円)ライトノベル…約160~180g(160円~180円)(利用料金の例)少年コミック(130g)が10冊の場合は130gx10冊=1300g100g毎に100円なので1300円でスキャナーをご利用いただけます。
裁断サービス 1冊80円スキャンブース利用料金 重量制プラン 100g毎に100円課金(最低利用料金 1000円~ ) 時間制プラン 15分毎に1000円OCR変換サービス 100ページ毎に100円課金
参考:本の重量の目安について少年コミック…約130~150g(130円~150円)青年コミック…約180~210g(180円~210円)ワイドコミック…約300~400g(300円~400円)ライトノベル…約160~180g(160円~180円)
(利用料金の例)少年コミック(130g)が10冊の場合は130gx10冊=1300g100g毎に100円なので1300円でスキャナーをご利用いただけます。
見ての通り、持ち込み書籍で断裁から利用すると1冊あたり200円以上かかる計算になる。自炊代行サービスの相場がだいたい1冊あたり100円前後なので、まあ価格競争力はないも同然。ちなみに、断裁サービスの1冊あたり80円というのはキンコースなどのサービスに比べるとこれでも格安だったりします。
自炊の森で導入されている機材は業務用スキャナが10台ですが、だいたい1冊スキャンするのに1分かかるようです。実際にはスキャンしたデータの表示確認、外部メディアへのエクスポートといった作業が必要になるので最低1冊あたり2~3分、画質チェックまできっちりすると、慣れてないと確実に1冊10分以上かかります。仮に、1冊平均5分で10台が一時間フル稼働したとしても120冊、売り上げにして2万5千円。まあ休日ならともかく、平日なんてがらがらだろうし、場所を考えると1冊あたり200円程度ではとても採算のとれるものではないなーと思います。
まあ、値上げも難しいでしょうけどね。乗客になればなるほど自宅で作業した方が安く上がることになるので、作業に手間取って効率の悪い一見さんばかりを相手にすることになってしまう。書籍自炊の基本セット、ScanSnapS1500とPK-513L両方あわせて実売で6~7万くらい、自炊の森に通う場合と比べると採算分岐点は300冊くらい。交通費こみで考えると人によっては100冊程度でおつりが出てきてしまうのでは。作業時間についても、行き帰りの輸送時間なんかを考えるとScanSnapS1500とPK-513Lで自宅で作業した方が少なくて済みます。あと、業務用スキャナのメリットは高速であることであって、解像度なんかは4万円くらいで買えるScanSnapS1500の方が実は上だったりします。
なお、自炊代行業者への質問状に関してですが、そもそも自炊の森には送られてきていないと思われます。例の質問状は「権利者の許諾を利用者がとるという建前が守られていない」ことについての内容ですので、権利者の許諾を必要としない機材レンタル式サービスは対象外です。
かなり真相を突いた鋭い分析ですね。持ち込み自炊だけで採算取れないからリスク覚悟で在庫本のスキャンサービスをやらないとビジネスとして成立しえなかった という部分が加われば完璧だと思います。
ただ自炊代行と価格面との勝負は代行への法的措置がとられて、利用できなくなれば自然に自炊スペースで採算が取れるラインまで上がると思うので、そこまでは粘った方が良かった。あと一つ考察として抜けているのは秋葉原の本屋で本を買って、そのまま自炊の森で電子化して帰る という人の存在が抜けていると思う。
青年コミックとか、ちょっと恥ずかしい系の本は家族のいる人は持って帰りずらいから電子化してこそっと読む というニーズは結構ありました。
何回も書いてますけど、本当に送られてきてないです。
>日本における電子書籍の夜明けは遠い?
開店後しばらくして行ってみたけど、大型電動裁断機の横のゴミ箱に捨てられてた裁断済み本の背表紙は大学の理系の教科書とか参考書が多かったな。そういう需要のほうがあったのかしらん。
> 裁断済み本の背表紙は大学の理系の教科書とか参考書が多かったな。
学生時代に、授業を担当する教授の書いた高くてつまらない本をたくさん買わされた気がします。何の役にもたたないけど、テストがそこから出るので買わざるを得ない。
今学生だったら、皆で一冊の本を自炊して、共有するかもしれません…
#違法コピー反対。自炊してもデータの共有には反対。ですが、当時の憤りを思い出してコメント
>裁断済み書籍のレンタルってのは微妙だけど、、裁断サービスとスキャナの貸し出しってのは全く持って合法なわけだし、
裁断済みかどうかはともかく、法律に則った形でレンタルしていたのなら合法だし、そうじゃなければ違法。「微妙」で済ませる問題じゃない。もし違法なレンタルをしていたのだとしたら、裁断サービスとスキャナの貸し出しが仮に「全く持って合法」だとしてもビジネスとしてはNGでしょう。
貸与権 とは - コトバンクhttp://kotobank.jp/word/%E8%B2%B8%E4%B8%8E%E6%A8%A9 [kotobank.jp]
裁断済み書籍はレンタルではないです。プレオープンではこの点が問題になり変わったと記憶しています。なので持ち出しは不可、料金も裁断済み書籍に対する基準になく、持ち込みかどうかに関係なく、あくまでスキャナ利用料のはず。マンガ喫茶と同じです。
・・・と自炊の森の店長が申すと想像しております。
お金とって利用させると「レンタルだ!」と言われるから本オープンの時に店内の本は無料閲覧、本の利用に関しては店は管理していない。
カラオケ法理でポイントとなるのは、著作物についての「営利性」と「管理性」「営利性」と「管理性」を完全になくすのは難しいが、少しでも突っ込みどころを少なくする為に、本オープン時に本の利用による課金を辞めた(営利性を問われなくする為)、1冊1冊何がスキャンされているか店側としてはあえて把握しないような清算方法にして、店はお客さんのスキャン利用対象に対して管理していないようにした。
これら全てカラオケ法理を持って自炊の森を違法認
確かにすごい意識してるよねー、秋葉のアングラ1業者って扱いじゃないわ。今、権利者側で本件を検討してるのは、あの「まねきTV・録画ネット」事件でTV局側を完勝に導いたチームって話なので、ぜひガチンコやってほしいw
ガチンコ勝負したかったです。
ただ、まだ諦めた訳ではない、世間にどんだけボロクソに言われようが犯罪者呼ばわりされようが、このまま自滅して終わりじゃ、ただ世間を騒がしただけのピエロ。
世間を騒がした当事者として、自炊の森の提示した著作権法上の課題に決着をつけてから辞めたいところです。自分はとても諦めが悪い人間なので、万策尽きるまで最後の悪あがきをしてみるつもりです。
・・・と 自炊の森店長は言っております。
自炊の森の店内の書籍がレンタルじゃない根拠
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9%E8%B2%B8%E4%B... [wikipedia.org]
店内から持ち出さないとレンタルじゃない と文化庁で指針を示したので、漫画喫茶やラーメン屋のコミックや床屋のコミック同様にレンタルに
>店内から持ち出さないとレンタルじゃない と文化庁で指針を示したので
これは知りませんでした。勉強になったことに感謝。ありがとう。現時点での文化庁の指針に基づいた法解釈では、確かに「貸与権」で違法を問うことはできないかもしれませんね。
ただ、実態は「店内にある著作物の現物は持ち出せないけれど、その著作物の全内容をデジタル化した複製物の持ち出しが可能」という設備を客に提供していたわけですよね。後者の「持ち出し」はレンタルですらない。事実上、複製物の配布でしょう。確かに旧来の著作権法では個々の過程を違法とは問えないから、道義的に問題があってもビジネスとしては成立しうるかもしれないがこの状態を知った権利者が不満を感じて行動を起こすことは容易に想像できるし、それによって著作権法に新たな「現状に則した解釈」が加わってもおかしくないでしょうね。
私が疑問に思うのは、「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる要因を事実上生み出している」という自覚が同様の経営を行っている自炊関連業者やそれの利用者にあるのか?ということです。少なくともここで自炊業者を擁護する意見を見る限り、そういう意識があるとは思えない。「(旧来の法の解釈では)違法じゃないからいい」とか「こういう利点があるんだし、ちょっとくらい問題があってもたいした被害じゃないだろ」という発想に陥って、マジコンの業者や利用者と同じレベルにまで腐る一歩手前まで来てませんか。
>私が疑問に思うのは、「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる>要因を事実上生み出している」という自覚が
だから利益還元したい旨を告知した。
自炊の森のビジネスの最大の問題は法の穴を付いたビジネスと言う事ではなく利益還元がない事なのではないのか? ちゃんと利益還元の仕組みを作り、自炊スペースとして利用者にネットで拡散したり友人に配って回ったりすると違法行為になる事を認識させるようになど、ルール作りをしっかり行いさえすれば全うなビジネス足りえるのではないか? と思う。
自炊の森のような組織が出版社や権利者に「自炊する許可を下さい」
>>私が疑問に思うのは、「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる>>要因を事実上生み出している」という自覚が>>だから利益還元したい旨を告知した。
現行法の解釈云々を述べながらも、結局のところ「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる要因を事実上生み出している」という自覚をしてるわけですよね。そして著作権者がわざわざ見に行かなければわからないWEBサイトで「連絡くれれば利益還元します」と告知をして、それが免罪符になっていると思っている。
そもそも、自炊って「自分の所有物である印刷物をデジタル化」することですよね?「他人の所有物である印刷物をデジタル化して合法的に複製物を手に入れる」ことも含めて自炊と言っている人が「自炊する許可を下さい」とか「在庫本を放棄するという交渉カードを切っても良い」とか、世の中なめてませんか?
たぶんそうでしょう。自炊代行ですら人件費を考慮すると利益が出るとは思えず、せいぜい空き機械と人員の有効活用にでもなればって程度。であれば秋葉原なんて賃貸料の高い所で店を構えてなんてのはどう考えてもペイ出来ないでしょう。
個人的には電子化云々で騒ぎになる前から有る裁断&スキャナの貸し出しサービス。あれの自炊代行が出てくる前の価格程度で、人件費を使わない前提でやっと成り立つ程度だと思うのですよ。そこから見れば、自炊代行も自炊の森も、なんでそんな値段なのかちょっと分からない。
「全く持って合法」とはなんともいえないですね。カラオケ法理が通っている限りは。
>カラオケ法理が通っている限りは。
カラオケ法理は、楽曲そのものではなく「歌う」という楽しみ(=価値)についてのものです。
それを書籍の裁断&スキャンに照らし合わせると、「裁断するのが楽しすぎる。スキャン工程を眺めていると幸福を感じる」くらいビミョ〜な人にだけ通じる話ということになります。
実際に音楽リソースの話で言えば、紙媒体で読むのと電子書籍として読むのでは「CDで聴くか、DAPの中の圧縮音楽として聴くか」くらいの違いしかないでしょう。
だから書籍のコピーに関しては著作権法に経過措置が明確にうたわれているんですってば。なくそうって話が最近出てるみたいだけど現時点ではコンビニのコピーが合法なのと同じくらい合法。
それはあくまで私的複製の経過処置
カラオケ法理は(単純化すると)
①その行為を誰の管理下で行っているか②その行為の利益はどこに帰属するか
をもって誰が「その行為を実施した」に相当するか判定する基準。コレが適用されると「これって私的複製じゃないよね」で終了。
一時本気で自炊の森を訴えようとする動きがあったが、「付則5条の2がカラオケ法理の排除も含まれるのではないか?」という懸念から弁護士に訴えても負けるかもしれないと言われて訴訟を断念したらしい。
今自炊の森を規制したいから付則5条の2を廃止しようとロビー活動しているのは、こういった経緯からです。
付則5条の2がなくなったら公衆設置されたコピー機は全面禁止なので自炊スペースはおろか、コンビニのコピー機も抹殺されるけどね。
>作業に時間がかかる> ほぼ自動化されているとはいえ、解体からファイル化まで一冊当たりトータルでたっぷり1時間はかかる。
自分の場合、ここばネックでしたねぇ。1セット持ってるけど、紙がジャムることを考えると、近くで進行を見守ってないといけないので。
機械的な問題もあって、できたらドキュメントスキャナー作ってるところには改良をお願いしたいんだけど(主にScanSnapの問題なんだけど)・1冊分の裁断した紙を1回で全部トレイに載せておきたい 給紙とも絡むんだろうけど、何度も追加で足すのはメンドクサイ・フラットベッドスキャナークラスの高品位なスキャンデ
自炊の森のスキャナーは250ページくらいの本は1回のセットでいける。スキャン速度自体もScanSnapより数倍速いから、普通のコミックなら1冊1分ちょっとでスキャンできる。
画質に関しては、紙を動かしながらスキャンする方式であるドキュメントスキャナーという構造上の問題でフラットベットスキャナーと同じ画質を出せないのではないかと思う。
ドキュメントスキャナーはジャムをゼロにするのは、ほぼ不可能だからほっといたら終わっているというのは流石に無理だろう。 ジャムの原因はほとんど紙質の問題だったり、ハガキがくっついたままだったり、ノリが深くて分離できていなかったりとかアナログな要素が原因の事が多い。
日本における電子書籍の夜明けは遠い?
自炊が定着しないからといって電子書籍ビジネスの普及が進まないとは限らんだろ。 おそらく世界で最も電子書籍が普及しているであろうアメリカで、紙媒体の自炊を趣味にしている奴がどれくらいいる? それ以前に、アメリカの電子書籍ブームは、紙媒体の自炊趣味の流行が切っ掛けだったのか?
ケータイ入れれば日本も十分に電子書籍は普及しているんですがね。iPadでウリにしていたインタラクティブな電子書籍なんて一本道のノベルゲーと見ればこれも前々から市場は有りますし。他にも電子辞書や電子翻訳機も電子書籍で、これらのシェアも圧倒的に持っているのが日本メーカーだし。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
要するに金にならなかったってこと? (スコア:2, すばらしい洞察)
裁断済み書籍のレンタルってのは微妙だけど、裁断サービスとスキャナの貸し出しってのは全く持って合法なわけだし、
今盛んに言われてる事が事実なら、電子書籍・自炊ブームが本物ならば需要もあるはずだが、結局これ、金になりませんでしたって話ですかね。
こんなローコストな業態でも維持出来ないんなら、電子書籍・自炊のブームは局所的すぎる、あるいは発生しても金にはならないって事なんだろうか。
日本における電子書籍の夜明けは遠い?
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:5, 興味深い)
自炊代行が安い値段で電子化してたせいで、店舗型のスキャンは値段的に勝負にならないし、
採算が取れないのも事実。 裁断済み書籍の存在でかろうじて赤字にならないレベルだった。
代行が本格的にNGになれば店頭型のスキャンスペースのニーズは高まるだろうし、採算が
取れる状況になる可能性はあると思う。
1冊100円があたりまえという代行の時の利用者の電子化コスト値段を忘れてもらえれば
だけど・・・ 店舗型だと1冊300円くらい取らないとやっていけない。
・・・と自炊の森の店長は申しております。
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:5, 参考になる)
自炊の森の利益率を考えてみる
まあ、結論から言うと、採算が取れないのは事実だと思う。
まず、自炊の森の料金形態について確認してみると、だいたいこんな感じ。
見ての通り、持ち込み書籍で断裁から利用すると1冊あたり200円以上かかる計算になる。
自炊代行サービスの相場がだいたい1冊あたり100円前後なので、まあ価格競争力はないも同然。ちなみに、断裁サービスの1冊あたり80円というのはキンコースなどのサービスに比べるとこれでも格安だったりします。
自炊の森で導入されている機材は業務用スキャナが10台ですが、だいたい1冊スキャンするのに1分かかるようです。
実際にはスキャンしたデータの表示確認、外部メディアへのエクスポートといった作業が必要になるので最低1冊あたり2~3分、画質チェックまできっちりすると、慣れてないと確実に1冊10分以上かかります。
仮に、1冊平均5分で10台が一時間フル稼働したとしても120冊、売り上げにして2万5千円。まあ休日ならともかく、平日なんてがらがらだろうし、場所を考えると1冊あたり200円程度ではとても採算のとれるものではないなーと思います。
まあ、値上げも難しいでしょうけどね。乗客になればなるほど自宅で作業した方が安く上がることになるので、作業に手間取って効率の悪い一見さんばかりを相手にすることになってしまう。
書籍自炊の基本セット、ScanSnapS1500とPK-513L両方あわせて実売で6~7万くらい、自炊の森に通う場合と比べると採算分岐点は300冊くらい。交通費こみで考えると人によっては100冊程度でおつりが出てきてしまうのでは。
作業時間についても、行き帰りの輸送時間なんかを考えるとScanSnapS1500とPK-513Lで自宅で作業した方が少なくて済みます。
あと、業務用スキャナのメリットは高速であることであって、解像度なんかは4万円くらいで買えるScanSnapS1500の方が実は上だったりします。
なお、自炊代行業者への質問状に関してですが、そもそも自炊の森には送られてきていないと思われます。
例の質問状は「権利者の許諾を利用者がとるという建前が守られていない」ことについての内容ですので、権利者の許諾を必要としない機材レンタル式サービスは対象外です。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:1)
かなり真相を突いた鋭い分析ですね。
持ち込み自炊だけで採算取れないからリスク覚悟で在庫本のスキャンサービスを
やらないとビジネスとして成立しえなかった という部分が加われば完璧だと思います。
ただ自炊代行と価格面との勝負は代行への法的措置がとられて、利用できなくなれば
自然に自炊スペースで採算が取れるラインまで上がると思うので、そこまでは粘った
方が良かった。あと一つ考察として抜けているのは秋葉原の本屋で本を買って、そのまま
自炊の森で電子化して帰る という人の存在が抜けていると思う。
青年コミックとか、ちょっと恥ずかしい系の本は家族のいる人は持って帰りずらいから
電子化してこそっと読む というニーズは結構ありました。
何回も書いてますけど、本当に送られてきてないです。
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:3, 興味深い)
>日本における電子書籍の夜明けは遠い?
開店後しばらくして行ってみたけど、大型電動裁断機の横のゴミ箱に捨てられてた裁断済み本の背表紙は大学の理系の教科書とか参考書が多かったな。そういう需要のほうがあったのかしらん。
Re: (スコア:0)
> 裁断済み本の背表紙は大学の理系の教科書とか参考書が多かったな。
学生時代に、授業を担当する教授の書いた高くてつまらない本をたくさん買わされた気がします。
何の役にもたたないけど、テストがそこから出るので買わざるを得ない。
今学生だったら、皆で一冊の本を自炊して、共有するかもしれません…
#違法コピー反対。自炊してもデータの共有には反対。ですが、当時の憤りを思い出してコメント
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:2)
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:2)
>裁断済み書籍のレンタルってのは微妙だけど、、裁断サービスとスキャナの貸し出しってのは全く持って合法なわけだし、
裁断済みかどうかはともかく、法律に則った形でレンタルしていたのなら合法だし、そうじゃなければ違法。
「微妙」で済ませる問題じゃない。
もし違法なレンタルをしていたのだとしたら、裁断サービスとスキャナの貸し出しが仮に「全く持って合法」だとしても
ビジネスとしてはNGでしょう。
貸与権 とは - コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E8%B2%B8%E4%B8%8E%E6%A8%A9 [kotobank.jp]
Re: (スコア:0)
裁断済み書籍はレンタルではないです。プレオープンではこの点が問題になり変わったと記憶しています。
なので持ち出しは不可、料金も裁断済み書籍に対する基準になく、持ち込みかどうかに関係なく、あくまでスキャナ利用料のはず。
マンガ喫茶と同じです。
・・・と自炊の森の店長が申すと想像しております。
Re: (スコア:0)
お金とって利用させると「レンタルだ!」と言われるから本オープンの時に
店内の本は無料閲覧、本の利用に関しては店は管理していない。
カラオケ法理でポイントとなるのは、著作物についての「営利性」と「管理性」
「営利性」と「管理性」を完全になくすのは難しいが、少しでも突っ込みどころを
少なくする為に、本オープン時に本の利用による課金を辞めた(営利性を問われなく
する為)、1冊1冊何がスキャンされているか店側としてはあえて把握しないような
清算方法にして、店はお客さんのスキャン利用対象に対して管理していないようにした。
これら全てカラオケ法理を持って自炊の森を違法認
Re: (スコア:0)
確かにすごい意識してるよねー、秋葉のアングラ1業者って扱いじゃないわ。
今、権利者側で本件を検討してるのは、あの「まねきTV・録画ネット」事件で
TV局側を完勝に導いたチームって話なので、ぜひガチンコやってほしいw
Re: (スコア:0)
ガチンコ勝負したかったです。
ただ、まだ諦めた訳ではない、世間にどんだけボロクソに言われようが犯罪者呼ばわり
されようが、このまま自滅して終わりじゃ、ただ世間を騒がしただけのピエロ。
世間を騒がした当事者として、自炊の森の提示した著作権法上の課題に決着を
つけてから辞めたいところです。自分はとても諦めが悪い人間なので、万策尽きるまで
最後の悪あがきをしてみるつもりです。
・・・と 自炊の森店長は言っております。
Re: (スコア:0)
自炊の森の店内の書籍がレンタルじゃない根拠
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9%E8%B2%B8%E4%B... [wikipedia.org]
店内から持ち出さないとレンタルじゃない と文化庁で指針を示したので、
漫画喫茶やラーメン屋のコミックや床屋のコミック同様にレンタルに
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:2)
>店内から持ち出さないとレンタルじゃない と文化庁で指針を示したので
これは知りませんでした。
勉強になったことに感謝。ありがとう。
現時点での文化庁の指針に基づいた法解釈では、確かに「貸与権」で違法を問うことはできないかもしれませんね。
ただ、実態は「店内にある著作物の現物は持ち出せないけれど、その著作物の全内容をデジタル化した複製物の持ち出しが可能」
という設備を客に提供していたわけですよね。
後者の「持ち出し」はレンタルですらない。事実上、複製物の配布でしょう。
確かに旧来の著作権法では個々の過程を違法とは問えないから、道義的に問題があってもビジネスとしては成立しうるかもしれないが
この状態を知った権利者が不満を感じて行動を起こすことは容易に想像できるし、それによって著作権法に新たな「現状に則した解釈」が
加わってもおかしくないでしょうね。
私が疑問に思うのは、「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる要因を事実上生み出している」という自覚が
同様の経営を行っている自炊関連業者やそれの利用者にあるのか?ということです。
少なくともここで自炊業者を擁護する意見を見る限り、そういう意識があるとは思えない。
「(旧来の法の解釈では)違法じゃないからいい」とか「こういう利点があるんだし、ちょっとくらい問題があってもたいした被害じゃないだろ」
という発想に陥って、マジコンの業者や利用者と同じレベルにまで腐る一歩手前まで来てませんか。
Re: (スコア:0)
>私が疑問に思うのは、「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる
>要因を事実上生み出している」という自覚が
だから利益還元したい旨を告知した。
自炊の森のビジネスの最大の問題は法の穴を付いたビジネスと言う事ではなく
利益還元がない事なのではないのか? ちゃんと利益還元の仕組みを作り、
自炊スペースとして利用者にネットで拡散したり友人に配って回ったりすると
違法行為になる事を認識させるようになど、ルール作りをしっかり行いさえ
すれば全うなビジネス足りえるのではないか? と思う。
自炊の森のような組織が出版社や権利者に「自炊する許可を下さい」
Re:要するに金にならなかったってこと? (スコア:2)
>>私が疑問に思うのは、「著作権者が得るべき利益をスポイルして出版業界を縮小させる
>>要因を事実上生み出している」という自覚が
>
>だから利益還元したい旨を告知した。
現行法の解釈云々を述べながらも、結局のところ「著作権者が得るべき利益をスポイルして
出版業界を縮小させる要因を事実上生み出している」という自覚をしてるわけですよね。
そして著作権者がわざわざ見に行かなければわからないWEBサイトで「連絡くれれば利益還元します」と
告知をして、それが免罪符になっていると思っている。
そもそも、自炊って「自分の所有物である印刷物をデジタル化」することですよね?
「他人の所有物である印刷物をデジタル化して合法的に複製物を手に入れる」ことも含めて自炊と言っている人が
「自炊する許可を下さい」とか「在庫本を放棄するという交渉カードを切っても良い」とか、世の中なめてませんか?
Re: (スコア:0)
たぶんそうでしょう。
自炊代行ですら人件費を考慮すると利益が出るとは思えず、せいぜい空き機械と人員の有効活用にでもなればって程度。
であれば秋葉原なんて賃貸料の高い所で店を構えてなんてのはどう考えてもペイ出来ないでしょう。
個人的には電子化云々で騒ぎになる前から有る裁断&スキャナの貸し出しサービス。
あれの自炊代行が出てくる前の価格程度で、人件費を使わない前提でやっと成り立つ程度だと思うのですよ。
そこから見れば、自炊代行も自炊の森も、なんでそんな値段なのかちょっと分からない。
Re: (スコア:0)
「全く持って合法」とはなんともいえないですね。
カラオケ法理が通っている限りは。
Re: (スコア:0)
>カラオケ法理が通っている限りは。
カラオケ法理は、楽曲そのものではなく「歌う」という楽しみ(=価値)についてのものです。
それを書籍の裁断&スキャンに照らし合わせると、
「裁断するのが楽しすぎる。スキャン工程を眺めていると幸福を感じる」
くらいビミョ〜な人にだけ通じる話ということになります。
実際に音楽リソースの話で言えば、紙媒体で読むのと電子書籍として読むのでは
「CDで聴くか、DAPの中の圧縮音楽として聴くか」
くらいの違いしかないでしょう。
Re: (スコア:0)
だから書籍のコピーに関しては著作権法に経過措置が明確にうたわれているんですってば。
なくそうって話が最近出てるみたいだけど現時点ではコンビニのコピーが合法なのと同じくらい合法。
Re: (スコア:0)
それはあくまで私的複製の経過処置
カラオケ法理は(単純化すると)
①その行為を誰の管理下で行っているか
②その行為の利益はどこに帰属するか
をもって誰が「その行為を実施した」に相当するか判定する基準。
コレが適用されると「これって私的複製じゃないよね」で終了。
Re: (スコア:0)
一時本気で自炊の森を訴えようとする動きがあったが、
「付則5条の2がカラオケ法理の排除も含まれるのではないか?」
という懸念から弁護士に訴えても負けるかもしれないと言われて
訴訟を断念したらしい。
今自炊の森を規制したいから付則5条の2を廃止しようとロビー活動
しているのは、こういった経緯からです。
付則5条の2がなくなったら公衆設置されたコピー機は全面禁止なので
自炊スペースはおろか、コンビニのコピー機も抹殺されるけどね。
ぶっちゃけ全く流行ってなかった (スコア:0)
何故「自炊」は定着しなかったのか [hatelabo.jp]
つまり「何が何でも自炊するぞ」という覚悟をしないとスタートラインにすら立てない。
Re: (スコア:0)
>作業に時間がかかる
> ほぼ自動化されているとはいえ、解体からファイル化まで一冊当たりトータルでたっぷり1時間はかかる。
自分の場合、ここばネックでしたねぇ。
1セット持ってるけど、紙がジャムることを考えると、近くで進行を見守ってないといけないので。
機械的な問題もあって、できたらドキュメントスキャナー作ってるところには改良をお願いしたいんだけど
(主にScanSnapの問題なんだけど)
・1冊分の裁断した紙を1回で全部トレイに載せておきたい
給紙とも絡むんだろうけど、何度も追加で足すのはメンドクサイ
・フラットベッドスキャナークラスの高品位なスキャンデ
Re: (スコア:0)
自炊の森のスキャナーは250ページくらいの本は1回のセットでいける。
スキャン速度自体もScanSnapより数倍速いから、普通のコミックなら1冊1分ちょっとでスキャンできる。
画質に関しては、紙を動かしながらスキャンする方式であるドキュメントスキャナーという
構造上の問題でフラットベットスキャナーと同じ画質を出せないのではないかと思う。
ドキュメントスキャナーはジャムをゼロにするのは、ほぼ不可能だからほっといたら終わっている
というのは流石に無理だろう。 ジャムの原因はほとんど紙質の問題だったり、ハガキがくっついた
ままだったり、ノリが深くて分離できていなかったりとかアナログな要素が原因の事が多い。
電子書籍と自炊は別の話じゃないか? (スコア:0)
日本における電子書籍の夜明けは遠い?
自炊が定着しないからといって電子書籍ビジネスの普及が進まないとは限らんだろ。
おそらく世界で最も電子書籍が普及しているであろうアメリカで、紙媒体の自炊を趣味にしている奴がどれくらいいる?
それ以前に、アメリカの電子書籍ブームは、紙媒体の自炊趣味の流行が切っ掛けだったのか?
Re: (スコア:0)
ケータイ入れれば日本も十分に電子書籍は普及しているんですがね。
iPadでウリにしていたインタラクティブな電子書籍なんて一本道のノベルゲーと見ればこれも前々から市場は有りますし。
他にも電子辞書や電子翻訳機も電子書籍で、これらのシェアも圧倒的に持っているのが日本メーカーだし。