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早速価格破壊が始まったか。ナベカマと違ってダイレクトに響くから出版界はどうなることか。
#電子書籍の理念がそうでないにしろ、こうなるとますます出版社は追い詰められるのでは?
体力のない弱小出版社は潰れ、良い企画でも売れない物は淘汰されていく。利益の回収は広告モデルや釣り課金が主流となる。
そんな未来が見えた。
そうかな? 実のところ、電子出版による文学作品の場合、作者の雑用をこなすこと(資料集めから著作権管理など)が仕事の中心なので、弱小出版社や編集プロダクションで充分に仕事ができてしまう。もちろん、作者がひとりでこなすことも可能。電通なり、博報堂などの広告代理店に大金を払って広告を打つ必要もないし、紙を買って印刷所に手配する必要もない。
逆に、企業規模が大きく、従業員や関連会社が多い大手の方が、危険かも知れない。実際、講談社、光文社あたりは経営状態が悪化しているし。
一概にネガティブな影響ばかりを強調したい訳ではないのですが、現状のスマホアプリの状況を電子出版になぞらえてみたわけです。
ソフト屋は儲からないと見ればスマホから撤退するだけですが、出版関連業が電子出版に「飲み込まれる」のであれば、逃げる事はできず、嵐の中で上手に舵を切れない会社は潰れることでしょう。(「弱小」にはそういう感覚も込めています)大手はいざとなれば切れるものを沢山持ってますから、中小よりも深刻な問題にはなり得ません。作者が電子出版をひとりで行うと言う事は、保護者を介さずにリスクもひとりで負担するという事で、厳しい世界でもあり、作家業とは別の技術に長けなければならないという事でもあります。
問題は販売価格で、価格を適切に統制できるのであれば、仰るようにバラ色の未来が待っているかも知れません。安くなれば、安くなった分誰かがあぶれている。強い立場を持つ方が利益を確保すれば、弱い方は干上がる、それぐらいの予測はまあ確かかなと思います。
中小がバラ色の未来と読まれましたか。そのようなつもりはなかったのですが。生き残れるのは限られた企業だけですから。
価格は、今のように冊子と同じ価格設定では売れませんよ。モノが手元に残らず、端末を買い換えたら読めなくなったりするのに、納得できるわけがない。けれども、売価を下げたら、たとえ利益率は上がっても、利益の総額は減るから、出版点数を増やすしかないけど、それは簡単なことではない。やはり、リストラは欠かせない。
老舗の大手、準大手はやはり組織が硬直化していますし、変化は苦手ですよ。不動産賃借などの営業外利益は個別の話になってしまうので除外するとして、近代の大手版元は出版社とはいっても実質的に雑誌社なので、古くなると価値がなくなるコンテンツが多いし、電機や自動車などの企業に比べて桁違いに事業規模が小さいので、それほどの力量はありませんよ。
ああ、光文社の希望退職に応じた社員が退職金として五千万だかを受け取ったらしい話を聞くと、希望退職を募るとは言え、余力があるなとは思いましたけど。でも、経理や人事の幹部も希望退職に応じていると聞くと、再起不能なのかもとも思いますが。
「バラ色」という表現は底意地が悪かったかもしれません、すいません。適切な価格が、電子出版に関わる者を幸せにするだろう、という事で、それは、スマホアプリのようなデフレ過剰で死屍累々の市場と対比して、同様の展開にならねば良いと思う、という事です。
私も1消費者なので、商品は安い方が有難いです。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
早速… (スコア:1)
早速価格破壊が始まったか。
ナベカマと違ってダイレクトに響くから出版界はどうなることか。
#電子書籍の理念がそうでないにしろ、こうなるとますます出版社は追い詰められるのでは?
価格崩壊 (スコア:0)
体力のない弱小出版社は潰れ、良い企画でも売れない物は淘汰されていく。
利益の回収は広告モデルや釣り課金が主流となる。
そんな未来が見えた。
Re: (スコア:2)
そうかな? 実のところ、電子出版による文学作品の場合、作者の雑用をこなすこと(資料集めから著作権管理など)が仕事の中心なので、弱小出版社や編集プロダクションで充分に仕事ができてしまう。もちろん、作者がひとりでこなすことも可能。電通なり、博報堂などの広告代理店に大金を払って広告を打つ必要もないし、紙を買って印刷所に手配する必要もない。
逆に、企業規模が大きく、従業員や関連会社が多い大手の方が、危険かも知れない。実際、講談社、光文社あたりは経営状態が悪化しているし。
Re:価格崩壊 (スコア:0)
一概にネガティブな影響ばかりを強調したい訳ではないのですが、
現状のスマホアプリの状況を電子出版になぞらえてみたわけです。
ソフト屋は儲からないと見ればスマホから撤退するだけですが、出版関連業が電子出版に「飲み込まれる」のであれば、
逃げる事はできず、嵐の中で上手に舵を切れない会社は潰れることでしょう。(「弱小」にはそういう感覚も込めています)
大手はいざとなれば切れるものを沢山持ってますから、中小よりも深刻な問題にはなり得ません。
作者が電子出版をひとりで行うと言う事は、保護者を介さずにリスクもひとりで負担するという事で、
厳しい世界でもあり、作家業とは別の技術に長けなければならないという事でもあります。
問題は販売価格で、価格を適切に統制できるのであれば、仰るようにバラ色の未来が待っているかも知れません。
安くなれば、安くなった分誰かがあぶれている。強い立場を持つ方が利益を確保すれば、弱い方は干上がる、それぐらいの予測はまあ確かかなと思います。
Re:価格崩壊 (スコア:2)
中小がバラ色の未来と読まれましたか。そのようなつもりはなかったのですが。生き残れるのは限られた企業だけですから。
価格は、今のように冊子と同じ価格設定では売れませんよ。モノが手元に残らず、端末を買い換えたら読めなくなったりするのに、納得できるわけがない。けれども、売価を下げたら、たとえ利益率は上がっても、利益の総額は減るから、出版点数を増やすしかないけど、それは簡単なことではない。やはり、リストラは欠かせない。
老舗の大手、準大手はやはり組織が硬直化していますし、変化は苦手ですよ。
不動産賃借などの営業外利益は個別の話になってしまうので除外するとして、近代の大手版元は出版社とはいっても実質的に雑誌社なので、古くなると価値がなくなるコンテンツが多いし、電機や自動車などの企業に比べて桁違いに事業規模が小さいので、それほどの力量はありませんよ。
ああ、光文社の希望退職に応じた社員が退職金として五千万だかを受け取ったらしい話を聞くと、希望退職を募るとは言え、余力があるなとは思いましたけど。でも、経理や人事の幹部も希望退職に応じていると聞くと、再起不能なのかもとも思いますが。
Re: (スコア:0)
「バラ色」という表現は底意地が悪かったかもしれません、すいません。
適切な価格が、電子出版に関わる者を幸せにするだろう、という事で、
それは、スマホアプリのようなデフレ過剰で死屍累々の市場と対比して、同様の展開にならねば良いと思う、という事です。
私も1消費者なので、商品は安い方が有難いです。
Re:価格崩壊 (スコア:1)
それでも紙媒体の時の利益基準で動くしかないので
社内的に負けて 進みたくても進めないんでしょう
電子書籍で莫大な利益投下すして少しの利益稼ぐよりも 人気漫画家に表紙書かせて売れた方が社内的な評価は高いんでしょうから
電子書籍に傾倒すれば印刷屋に大量発注していた時の価格交渉力もなくなるし
生産コストの校閲やら編集やらを養っていくだけの利益は稼げないでしょうから 電子書籍なんて会社からすれば悪いところだらけだ とか言ってんじゃないんでしょうかね
CDと同じで電子媒体が勝つに決まってるとは中の人たちも思ってるとは思います 紙もCDも資源と生産力の無駄遣い
読みたい時に読みたい本が読めるなんて中の人たちが他のダレよりも望んだ話で
そんな世界がつくれる時は今だけなのに、逆に抵抗勢力になるんでしょう
足の引っ張り合いしてる場合じゃないんですがね