アカウント名:
パスワード:
こういうの聞くと人間なんて地球の本当に限られた範囲でしか生きられないんだなぁと思い知らされる。
高層ビルの最上階に住んでいる人とかって、微弱ながら何か影響受けてたりしないのかな?
世界には、標高が富士山頂並みの首都なんかもあるのでそうでもない。毎日、あっという間に200mを上下するエレベータの影響があり得るかというのは興味深いけど、もっと環境変化が激しい飛行機の乗務員を対象にしたようななんかの研究はあるんだろうな。
>もっと環境変化が激しい飛行機の乗務員を対象にしたようななんかの研究
ある。基本的には通常の減圧症と同じように出てくる。で、発生確率が許容以下になるように与圧されてる。(与圧するほうが作るの大変なんで、もっと許容範囲を広げる=危険側にずらすと航空機のコストは下がる)ある程度は発生しているといわれているけど、地上に帰る=元の加圧状態になると解消するんで、どの程度実際に発生しているのかは謎。
現実的に問題になってくるのは高高度偵察機とか。U-2あたりでは減圧症の発生率が無視できない程度になっていて、健康上望ましくないからもうちょっと与圧できる機体に変えろ、という勧告が出ていたりする。代替機が開発されないから使ってるけど。あとはISSでの船外活動とか。こちらは純酸素呼吸を何十分かしておいて血液内の窒素を置換しておいて減圧症の発生を抑制していたはず。
なるほど~。やっぱり与圧すべきとか許容範囲とかあるのですね。勉強になります。
U-2は純酸素のプリブリージングしてから乗るものだとばかり思ってましたISSの純酸素順応は,前日晩から酸素供給マスクつけて寝ます,くそ狭いエアロックの中で二人並んで......
B787は機内高度が随分下がったと聞きました(ついでに加湿も可能になったのだとか)
>世界には、標高が富士山頂並みの首都なんかもあるのでそうでもない。
そんな標高の高い首都って一体ボゴタ?と思ったら違うところ(ボリビアのラパス)でした。
要は慣れ、順応するのに十分な時間があれば問題ないってことなんだろうね。
船外活動の例が挙がってますけど、アメリカの Extravehicular Mobility Unit ってやつは30kPa、0.3気圧しかなくて、先に純酸素に切り替えて順応しておくんだとか。確かこの0.3気圧というのは呼吸で酸素を取り込むのに必要な圧力で、人体が減圧で損傷する圧力というわけではなかったはずなので、人間の構造はもっと低い気圧にも耐えられるはず。急に下げるのがよくないんですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Extravehicular_Mobility_Unit [wikipedia.org]
10m潜ると+1気圧だから、普通の1気圧と真空の差は水深10mの所と地上の差ぐらい。構造的には、真空の負圧(?)に耐えられないということはなさそう。
宇宙船内が0.3気圧だとすると、そこから真空への急な移動は、水深3mから一気に浮き上がってくる程度の気圧差。健康に良くなさそうだけど、急に移行して即死するほどではない。
沸騰するのは気圧が非常に低くなった場合なので、体表面が内部の圧力を支えている以上、体内から沸騰することはない。表面からは蒸発していくので、目とかは保護しないとダメかも知れない。耳の方は、上手く耳抜きをするか、逆に耳栓をしておくかで内外の圧力を同じぐらいにしておけば良い。
NASAの宇宙服の実験での事故では、ほぼ0気圧にさらされた後、10数秒で意識を失ったそうです。血液は血圧があるので沸騰しませんが、眼球とか口腔等の水分が外部に暴露してる場所は沸騰したのかも。
目を瞑り,鼻を摘んで口を閉じてピョンと飛べば耐えられるのかもしれません#目にワセリンを塗って真空に挑んだ描写を読んだ記憶はあるのですが,作品名を覚えてない
肺の中に空気を残しておくのが肝心です酸素分圧が無くなると,最早,肺は血中の酸素を奪う存在にしかなりません無酸素気体の呼吸は一息でも昏倒できるそうですから......
ノンビリ揚がっていく状態では集中力が無くなって数が数えられなくなってくるのだとか早い人では高度2000m位から怪しくなるそうで,滑空機の酸素供給装置は離陸前にスタートしとけと言われます
#数分間の1G加速の後,濃密な大気には入りたくないなー,軌道速度が無いにしても......##掃除機のノズルを口に当ててみると,高空をあるいは真空を体感できるかも知れません
行き来しないから平気って事じゃない?慣れと似ているけど、全く違う気がする。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson
人間なんて (スコア:0)
こういうの聞くと人間なんて地球の本当に限られた範囲でしか生きられないんだなぁと思い知らされる。
高層ビルの最上階に住んでいる人とかって、微弱ながら何か影響受けてたりしないのかな?
Re:人間なんて (スコア:1)
世界には、標高が富士山頂並みの首都なんかもあるのでそうでもない。
毎日、あっという間に200mを上下するエレベータの影響があり得るかというのは興味深いけど、
もっと環境変化が激しい飛行機の乗務員を対象にしたようななんかの研究はあるんだろうな。
Re:人間なんて (スコア:5, 参考になる)
>もっと環境変化が激しい飛行機の乗務員を対象にしたようななんかの研究
ある。基本的には通常の減圧症と同じように出てくる。
で、発生確率が許容以下になるように与圧されてる。
(与圧するほうが作るの大変なんで、もっと許容範囲を広げる=危険側にずらすと航空機のコストは下がる)
ある程度は発生しているといわれているけど、地上に帰る=元の加圧状態になると解消するんで、どの程度実際に発生しているのかは謎。
現実的に問題になってくるのは高高度偵察機とか。U-2あたりでは減圧症の発生率が無視できない程度になっていて、健康上望ましくないからもうちょっと与圧できる機体に変えろ、という勧告が出ていたりする。代替機が開発されないから使ってるけど。
あとはISSでの船外活動とか。こちらは純酸素呼吸を何十分かしておいて血液内の窒素を置換しておいて減圧症の発生を抑制していたはず。
Re: (スコア:0)
なるほど~。やっぱり与圧すべきとか許容範囲とかあるのですね。勉強になります。
Re: (スコア:0)
U-2は純酸素のプリブリージングしてから乗るものだとばかり思ってました
ISSの純酸素順応は,前日晩から酸素供給マスクつけて寝ます,くそ狭いエアロックの中で二人並んで......
B787は機内高度が随分下がったと聞きました(ついでに加湿も可能になったのだとか)
Re:人間なんて (スコア:2)
>世界には、標高が富士山頂並みの首都なんかもあるのでそうでもない。
そんな標高の高い首都って一体ボゴタ?
と思ったら違うところ(ボリビアのラパス)でした。
Re: (スコア:0)
要は慣れ、順応するのに十分な時間があれば問題ないってことなんだろうね。
Re:人間なんて (スコア:3)
船外活動の例が挙がってますけど、アメリカの Extravehicular Mobility Unit ってやつは30kPa、0.3気圧しかなくて、先に純酸素に切り替えて順応しておくんだとか。確かこの0.3気圧というのは呼吸で酸素を取り込むのに必要な圧力で、人体が減圧で損傷する圧力というわけではなかったはずなので、人間の構造はもっと低い気圧にも耐えられるはず。急に下げるのがよくないんですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Extravehicular_Mobility_Unit [wikipedia.org]
Re:人間なんて (スコア:1)
映画『トータルリコール』では減圧の結果、目玉が飛び出て破裂するようなことになっていましたが、アレはないなと。
人間ってどれくらいの低気圧まで耐えられるのでしょうね。 RED BULL STRATOS は高度 39km は宇宙服着ていましたが、フリーフォール時間は 4 分 19 秒とのこと。 すなわち、少なくとも 4 分程度耐えられれば高度 39㎞ のほとんど真空状態から一般の人でも呼吸できる程度の高さまで落ちてこられるだろうと予想できます。たしか大気圏突入を生身でこなした塾長がいましたが、意外とちょっとした化け物クラスなら突入できるかもですね。
Re: (スコア:0)
10m潜ると+1気圧だから、普通の1気圧と真空の差は水深10mの所と地上の差ぐらい。
構造的には、真空の負圧(?)に耐えられないということはなさそう。
宇宙船内が0.3気圧だとすると、そこから真空への急な移動は、水深3mから一気に浮き上がってくる程度の気圧差。
健康に良くなさそうだけど、急に移行して即死するほどではない。
沸騰するのは気圧が非常に低くなった場合なので、体表面が内部の圧力を支えている以上、体内から沸騰することはない。
表面からは蒸発していくので、目とかは保護しないとダメかも知れない。
耳の方は、上手く耳抜きをするか、逆に耳栓をしておくかで内外の圧力を同じぐらいにしておけば良い。
Re: (スコア:0)
NASAの宇宙服の実験での事故では、ほぼ0気圧にさらされた後、10数秒で意識を失ったそうです。
血液は血圧があるので沸騰しませんが、眼球とか口腔等の水分が外部に暴露してる場所は沸騰したのかも。
Re: (スコア:0)
目を瞑り,鼻を摘んで口を閉じてピョンと飛べば耐えられるのかもしれません
#目にワセリンを塗って真空に挑んだ描写を読んだ記憶はあるのですが,作品名を覚えてない
肺の中に空気を残しておくのが肝心です
酸素分圧が無くなると,最早,肺は血中の酸素を奪う存在にしかなりません
無酸素気体の呼吸は一息でも昏倒できるそうですから......
ノンビリ揚がっていく状態では集中力が無くなって数が数えられなくなってくるのだとか
早い人では高度2000m位から怪しくなるそうで,滑空機の酸素供給装置は離陸前にスタートしとけと言われます
#数分間の1G加速の後,濃密な大気には入りたくないなー,軌道速度が無いにしても......
##掃除機のノズルを口に当ててみると,高空をあるいは真空を体感できるかも知れません
Re: (スコア:0)
行き来しないから平気って事じゃない?
慣れと似ているけど、全く違う気がする。