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さて、これで今後のアップルのプロセッサの性能がショボくなれば、アップルはそう簡単には雇えないエース技術者に頼っていたということになります。ショボくならないなら、エース技術者はもとからいなかったか、形容矛盾ですが、エース技術者は簡単に雇いなおすことができることになります。
ジムケラーが去ってもAシリーズの性能は進化を続けてるから、ノウハウは定着してるだろう
・アウトオブオーダーのマイクロプロセッサの歴史は30年あり、枯れまくった技術になっている。・どこも外部のツールとベンチマークで開発しているため、化学や薬品業界のような膨大な秘密の実験データやツールなどは存在しない。・プロセッサ設計の技術者の転籍は頻繁であり(慣れたツールがすぐ使えるのが外部ツールを使う理由の一つ)、それ以外のノウハウはあったところで秘匿できない。・アップルのAシリーズはクアルコムなどに比べて製造コストは高め。外販で利益を上げる必要がないので高コスト高性能に商品の特性を振っている。
ツッコミどころ満載だねぇ。「枯れまくった技術」なら、M1の開発とリリースがうまくいった理由にはならない気がするけど。しかもノウハウが秘匿できないなら他社もすぐ模倣すると思うんだけど、同じような作りで比肩するCPUは未だにない。結局、そのときどきで良い要素技術の実装とバランスのとり方でうまくいくかどうか結果が出てくるんだよ。その方向を決めるのが天才ディレクターであり会社の経営ってものじゃないの。
> 「枯れまくった技術」なら、M1の開発とリリースがうまくいった理由にはならない気がするけど。
M1の優位性はプロセッサとメモリを同一パッケージにしたことです。これはM1がXeonからPentiumまでコアを使い回すインテルと違い、少品種大量消費の自社専用品だからできることで、アップルは自社の優位性を生かした優れた企画をしているといえます。インテルもカスタマイズしたx86プロセッサをfacebookなどに売っています。https://www.wired.com/2013/05/facebook-and-intel/ [wired.com]命令セットの違いに起因する差以外には、プロセッサコアそのものは大差ありません。
> しかもノウハウが秘匿できないなら他社もすぐ模倣すると思うんだけど、同じような作りで比肩するCPUは未だにない。
他の方も書いておられるが、商品として世に出てしまえば解析されてしまいます。そもそも同一パッケージ化の有効性は技術以前の常識なので、他社が採用しないのは商品性の違いのためです。
> 結局、そのときどきで良い要素技術の実装とバランスのとり方でうまくいくかどうか結果が出てくるんだよ。
それは企画あってのことです。マーケティングの結果を受けて商品を企画し、企画にもとづいて設計方針を決めます。アップルの企画力が他社より優れているということは否定はしません。ここでわたしが差がつかないと書いているのは設計の話であって企画の話ではありません。これも他の方が書いているが、設計チーム自体は人材の流動が激しいです。昔は回路設計者が企画に大きくかかわっていたかもしれませんが、今日ではずっと分業化されているでしょう。
M1がライバルより性能面で優位にあることは否定しませんが、それは「プロセッサコアの設計技術」の優位性によるものではないというだけです。優位性の源泉として企画をあげています。ハイパフォーマンスコアとシンプルコアの比率や、GPUやニューロなどにリソースを割く割合などは、「こんな感じの商品にしてくれ」と言われて技術者が決めるでしょう。ジョブズなどはこの「こんな感じの商品にしてくれ」が天才的だったと言われているわけです。
> その方向を決めるのが天才ディレクターであり会社の経営ってものじゃない
もしそんな天才(技術)ディレクターがいても退社や入院リスクが大きすぎるので、ベンチャー企業はいざ知らずそんなことはしたがりません。CEOなどは個人の能力が大きいので、後継者選びに失敗して会社が傾くことはザラです。しかしそのリスクを冒さなければライバル企業には勝てないのでしょう。そこに天才技術者頼みにするとリスクの二乗になります。エンジニアリングにおいても分野によっては突出した天才技術者を雇うのが得策なこともあります。しかし「プロセッサコア」はリスクを冒す危険が大きすぎ、また今は普通の技術者が優秀になり天才との差が縮まっているので、「もし」も成り立たちづらいです。
技術ディレクターのことでなければまさに企画の話です。
結局の所M1は多様性を捨てて特定の構成に最適化させたのが強みって事ですね。(上手く動作している)独裁は平均的な民主主義よりも効率がいい、というのに似ています。# そういやApple自体も独裁専制国家的ですね。信者人民はそれはそれで幸せなのでしょう。
多様なCPUのうちのユニークな一変種じゃないさとりあえずな一般化(・A・)イクナイ!!
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
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さて、これで今後のアップルのプロセッサの性能がショボくなれば、アップルはそう簡単には雇えないエース技術者に頼っていたということになります。
ショボくならないなら、エース技術者はもとからいなかったか、形容矛盾ですが、エース技術者は簡単に雇いなおすことができることになります。
Re: (スコア:0)
ジムケラーが去ってもAシリーズの性能は進化を続けてるから、ノウハウは定着してるだろう
Re: (スコア:0)
・アウトオブオーダーのマイクロプロセッサの歴史は30年あり、枯れまくった技術になっている。
・どこも外部のツールとベンチマークで開発しているため、化学や薬品業界のような膨大な秘密の実験データやツールなどは存在しない。
・プロセッサ設計の技術者の転籍は頻繁であり(慣れたツールがすぐ使えるのが外部ツールを使う理由の一つ)、それ以外のノウハウはあったところで秘匿できない。
・アップルのAシリーズはクアルコムなどに比べて製造コストは高め。外販で利益を上げる必要がないので高コスト高性能に商品の特性を振っている。
Re: (スコア:0)
ツッコミどころ満載だねぇ。
「枯れまくった技術」なら、M1の開発とリリースがうまくいった理由にはならない気がするけど。
しかもノウハウが秘匿できないなら他社もすぐ模倣すると思うんだけど、同じような作りで比肩するCPUは未だにない。
結局、そのときどきで良い要素技術の実装とバランスのとり方でうまくいくかどうか結果が出てくるんだよ。
その方向を決めるのが天才ディレクターであり会社の経営ってものじゃないの。
Re:今後の占い (スコア:0)
> 「枯れまくった技術」なら、M1の開発とリリースがうまくいった理由にはならない気がするけど。
M1の優位性はプロセッサとメモリを同一パッケージにしたことです。これはM1がXeonからPentiumまでコアを使い回すインテルと違い、少品種大量消費の自社専用品だからできることで、アップルは自社の優位性を生かした優れた企画をしているといえます。インテルもカスタマイズしたx86プロセッサをfacebookなどに売っています。
https://www.wired.com/2013/05/facebook-and-intel/ [wired.com]
命令セットの違いに起因する差以外には、プロセッサコアそのものは大差ありません。
> しかもノウハウが秘匿できないなら他社もすぐ模倣すると思うんだけど、同じような作りで比肩するCPUは未だにない。
他の方も書いておられるが、商品として世に出てしまえば解析されてしまいます。そもそも同一パッケージ化の有効性は技術以前の常識なので、他社が採用しないのは商品性の違いのためです。
> 結局、そのときどきで良い要素技術の実装とバランスのとり方でうまくいくかどうか結果が出てくるんだよ。
それは企画あってのことです。マーケティングの結果を受けて商品を企画し、企画にもとづいて設計方針を決めます。アップルの企画力が他社より優れているということは否定はしません。
ここでわたしが差がつかないと書いているのは設計の話であって企画の話ではありません。これも他の方が書いているが、設計チーム自体は人材の流動が激しいです。昔は回路設計者が企画に大きくかかわっていたかもしれませんが、今日ではずっと分業化されているでしょう。
M1がライバルより性能面で優位にあることは否定しませんが、それは「プロセッサコアの設計技術」の優位性によるものではないというだけです。優位性の源泉として企画をあげています。ハイパフォーマンスコアとシンプルコアの比率や、GPUやニューロなどにリソースを割く割合などは、「こんな感じの商品にしてくれ」と言われて技術者が決めるでしょう。ジョブズなどはこの「こんな感じの商品にしてくれ」が天才的だったと言われているわけです。
> その方向を決めるのが天才ディレクターであり会社の経営ってものじゃない
もしそんな天才(技術)ディレクターがいても退社や入院リスクが大きすぎるので、ベンチャー企業はいざ知らずそんなことはしたがりません。CEOなどは個人の能力が大きいので、後継者選びに失敗して会社が傾くことはザラです。しかしそのリスクを冒さなければライバル企業には勝てないのでしょう。そこに天才技術者頼みにするとリスクの二乗になります。エンジニアリングにおいても分野によっては突出した天才技術者を雇うのが得策なこともあります。しかし「プロセッサコア」はリスクを冒す危険が大きすぎ、また今は普通の技術者が優秀になり天才との差が縮まっているので、「もし」も成り立たちづらいです。
技術ディレクターのことでなければまさに企画の話です。
Re: (スコア:0)
結局の所M1は多様性を捨てて特定の構成に最適化させたのが強みって事ですね。
(上手く動作している)独裁は平均的な民主主義よりも効率がいい、というのに似ています。
# そういやApple自体も独裁専制国家的ですね。信者人民はそれはそれで幸せなのでしょう。
Re: (スコア:0)
多様なCPUのうちのユニークな一変種じゃないさ
とりあえずな一般化(・A・)イクナイ!!