アカウント名:
パスワード:
>また、私が危惧しているのはむしろ患者よりも、ご家族や周りの人たちがホメオパシーを>「従来の治療とは違う、素晴らしい治療手段」との勘違いしてしまい、本人にそれを勧めたり、>従来の治療に対して消極的にさせるような態度をとってしまうことです。
まさにこの状態になりました。親戚のオバサンが誰々に聞いたとか、TVで見たとかで非科学的な治療法を勧めてくるんです。患者本人も、それは科学的根拠が無い治療だと分かってるし、きちんと科学的な治療に取り組んでます。
ただ、まともな治療には苦痛を伴うものも多く、「こんなに楽で効果がある治療法を紹介してるのに、何で聞かないの?」みたいに話されると患者の精神的な負担が大きいのです。紹介した本人に悪気が無いだけに、変な紹介をしないか見舞いに来ないでと説得するのが大変でした。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
とりあえず (スコア:-1, フレームのもと)
放送する側も批判する側も慎重でありたいものです。
Re: (スコア:5, すばらしい洞察)
でなければ、この「報道」によってホメオパシーに過度な期待を抱いてしまった末期癌患者が、従来の医療を拒否してしまう可能性があります。
それを最後の望みにしている方はおられるでしょうが、だからと言って今後新たに選択を誤ってしまう人が出てくるのを見過ごすのは間違いです。
それに、ホメオパシーに望みを託している人に配慮するならば、番組の制作当初から「あくまでも終末期の緩和医療として本人のメンタルヘルスとQOLの向上に有用な場合がある」というスタンスで取り上げるべきです。
ホメオパシーの取り上げ方を誤った時点で、ホメオパシーに対して批判的な立場の人間と、ホメオパシーを有効に使いたい人間の両方から批判を受けるのは覚悟すべきで、どちらにしても番組制作側の責任は免れないと思います。
Re: (スコア:2, おもしろおかしい)
> 控えめに言っても「根治を目指した治療法としての科学的根拠は乏しい」のは事実ですから、公共性の高いTV放送において仮にも「報道」と謳ってる以上、修正報道はさせるべきだとは思いますが。
> でなければ、この「報道」によってホメオパシーに過度な期待を抱いてしまった末期癌患者が、従来の医療を拒否してしまう可能性があります。
> それを最後の望みにしている方はおられるでしょうが、だからと言って今後新たに選択を誤ってしまう人が出てくるのを見過ごすのは間違いです。
私ももし患者を家族に持っていなければ同意していたかもしれません
Re:とりあえず (スコア:5, すばらしい洞察)
身内の方の病気についてのご心労、お察しいたします。
>代替策を提示できないなら患者にとっては死刑宣告と同じです。一度死刑宣告された患者は誰も救うことができません。
残念ながら、ホメオパシーは根治に向かう治療ではなく、従来の治療の代替策ではないのです。
よって、ホメオパシーを代替策として提示すること自体が間違いです。
「間違いでもいい、何か頼りになるものがあれば」というのであれば、何も申し上げることはありませんが、それは念仏を唱えれば病気が治ると信じる事と本質的に同じ事です。
そういう意味で「メンタルヘルスやQOLにおいては一定の効果があるとすべき」と書きました。
>医療拒否に関しては家族や医者が説得することができます。
患者が、もし上述したような「何かにすがりたい」という気持ちでホメオパシーを受け入れてしまったとしたら、説得は困難だと思います。また、私が危惧しているのはむしろ患者よりも、ご家族や周りの人たちがホメオパシーを「従来の治療とは違う、素晴らしい治療手段」との勘違いしてしまい、本人にそれを勧めたり、従来の治療に対して消極的にさせるような態度をとってしまうことです。
元ACのように、冷静にホメオパシーを捉えられて居られれば、それは杞憂でしょうが、TV番組を見る側側すべてがそうとは限らないのです。
>「最初に報道した奴が悪い、それは仕方がない」は答えになっていません。
ホメオパシーに期待する方々が望む答えになってなくとも、現時点で報道の正しいあり方を考えた場合、修正報道がなされるべきだと考えます。
そして、それで迷惑を被った方々はTV局に抗議をする権利があり、またそうすべきだと思います。
>「それを最後の望みにしている方」を絶望させ、心の治療は誰がするのでしょうか?
これは、ホスピスケアのあり方について議論すべき問題であり、癌の根治とは別の問題です。
私も祖父を進行胃癌で亡くしておりますが、進行癌による死そのものは現時点では避けられない現実です。それをどう受け入れるかはとても大事な問題ではありますが、少なくとも「ホメオパシーを治療手段として信じる」のが万人に向いているやり方ではないと思います。
Re:とりあえず (スコア:2, 参考になる)
>また、私が危惧しているのはむしろ患者よりも、ご家族や周りの人たちがホメオパシーを
>「従来の治療とは違う、素晴らしい治療手段」との勘違いしてしまい、本人にそれを勧めたり、
>従来の治療に対して消極的にさせるような態度をとってしまうことです。
まさにこの状態になりました。
親戚のオバサンが誰々に聞いたとか、TVで見たとかで非科学的な治療法を勧めてくるんです。
患者本人も、それは科学的根拠が無い治療だと分かってるし、きちんと科学的な治療に取り組んでます。
ただ、まともな治療には苦痛を伴うものも多く、
「こんなに楽で効果がある治療法を紹介してるのに、何で聞かないの?」
みたいに話されると患者の精神的な負担が大きいのです。
紹介した本人に悪気が無いだけに、変な紹介をしないか見舞いに来ないでと説得するのが大変でした。