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三択です。
>福島第一原子力発電所の周辺の海水から、法律で定められた基準値の>2175倍に当たる放射性のヨウ素131が検出されました。>同じ場所では先月30日も基準値の4000倍を超える放射性ヨウ素>が検出され、依然として高い水準が続いています
「8日で半分になる」と人は言うけどいつまで経ってもどんどん検出量が増えているのはなぜだろう。8日で半分になるって言っても次から次へと出てくれば減った事にならないように思うのだが。核分裂が止まって3週間ぐらい経っているのに。溶けた燃料が鍋底を溶かして核分裂を始めたのだろうか。
ネットのどこかのページで、その連鎖反応(制御棒が入る前)中にヨウ素131がほとんど作られる。と書いてあったように思ったので、連鎖反応が止まった今でもなぜ大量のヨウ素131が出てくるのだろうと思ったのです。
核分裂というのは、一個の原子核から複数個の原子核に分かれる現象を指す言葉であり崩壊は、一個の原子核が別の一個の原子核にかわる現象。ウランぐらいの重い粒子だと、何もしなくても自発核分裂が起きますが、ウランが分裂したあとの生成物原子ではもう核分裂は起きずに崩壊するだけ。また、ウラン235のα崩壊は半減期7億年の頻度、自発核分裂は1京年の頻度 [blogspot.com]なので、今福島で起きてるのは主に核分裂生成物の崩壊であり、核分裂反応の方はほとんど起きてないでしょう。
#α線を出すα崩壊は、α線=ヘリウム原子核であることを考えると、一種の核分裂であるとは言えそうですが…
>ウラン235のα崩壊は半減期7億年の頻度、
それは沢山があるとき、そのうち50%がα崩壊するまで約7億年と言う意味です。つまり14億年たっても崩壊しない奴もあれば、今この瞬間崩壊してる奴もあります。50%のウラン235原子が7億年後に一斉に崩壊するわけではありません。
#燃料棒全部をあわせると一体何個のウラン235があるんでしょう?
> 50%のウラン235原子が7億年後に一斉に崩壊するわけではありません。
いや、そういうのは常識レベルな前提です。頻度は少ないとはいえ、自発核分裂による中性子の生成が起きているからこそ、「臨界」という現象が成り立つわけですし。で、その上で、
> ウラン235のα崩壊は半減期7億年の頻度、自発核分裂は1京年の頻度
ということは、ウラン235の自発核分裂の頻度は崩壊の頻度より7桁ほど少ないわけです。ヨウ素131崩壊の8日と較べた場合、17桁も違う。ウラン235の分裂で必ずヨウ素131が出来るとしても、ヨウ素131原子の数がウラン235原子の数より17桁少ない所で平衡に達することになります。
同位体比率とか組成比率とか無視した大雑把に計算しますが、原発一基あたりの燃料が100tとしてこれより17桁少ない数値ということは、自発核分裂によるヨウ素生成の平衡ラインは「ナノグラム」のオーダになります。
というわけで、今の状況として、自発核分裂によるヨウ素生成量はほとんど誤差でしょう。検出されるヨウ素の増加は汚染物質全体の流出量が増えた結果と見るのが妥当。ヨウ素131そのものが3週間で10分の1に減っても、汚染物質が10000倍流出すれば、1000倍検出される、ということになります。
#ていうか「保管状態のたった2週間で検出できるほどのヨウ素が生成される」ペースで分裂されたら#世の中のウラン235なんてものはとっくに全部崩壊して消え失せてると思う。
>それは沢山があるとき、それは沢山あるとき、です。すいません。#どこの国の人だよ俺
半減期の短いヨウ素131は無視するにしても、セシウム137は無視できないぐらい長いから逆浸透膜で大半の汚水を浄化し検査した上で海に投棄。
残った濃縮された汚水をドラム缶に封じて放射性廃棄物として長期保管ってのが道筋なのかな
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
まぁその水は後でどうするんだ?という素朴な疑問 (スコア:5, おもしろおかしい)
三択です。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:まぁその水は後でどうするんだ?という素朴な疑問 (スコア:1)
汚染された水道水からヨウ素131やセシウムなどの放射性物質を除去することに成功
http://gigazine.net/news/20110331_ecoa_water/
半減期が短い放射性物質ならしばらくほっておくというのは現実的な解としてありなんでしょうかね?
# yes, fly. no, fry.
Re:まぁその水は後でどうするんだ?という素朴な疑問 (スコア:1)
>福島第一原子力発電所の周辺の海水から、法律で定められた基準値の
>2175倍に当たる放射性のヨウ素131が検出されました。
>同じ場所では先月30日も基準値の4000倍を超える放射性ヨウ素
>が検出され、依然として高い水準が続いています
「8日で半分になる」と人は言うけどいつまで経ってもどんどん検出量が増えているのはなぜだろう。
8日で半分になるって言っても次から次へと出てくれば減った事にならないように思うのだが。
核分裂が止まって3週間ぐらい経っているのに。
溶けた燃料が鍋底を溶かして核分裂を始めたのだろうか。
Re: (スコア:0)
核分裂を起こす元素(=放射性物質)がある量存在するとき、その半分で核分裂が起こる時間が半減期となります。
終わっているらしいのは連鎖反応です。
Re:まぁその水は後でどうするんだ?という素朴な疑問 (スコア:1)
ネットのどこかのページで、その連鎖反応(制御棒が入る前)中にヨウ素131がほとんど作られる。
と書いてあったように思ったので、連鎖反応が止まった今でもなぜ大量のヨウ素131が
出てくるのだろうと思ったのです。
Re:まぁその水は後でどうするんだ?という素朴な疑問 (スコア:1)
核分裂というのは、一個の原子核から複数個の原子核に分かれる現象を指す言葉であり
崩壊は、一個の原子核が別の一個の原子核にかわる現象。
ウランぐらいの重い粒子だと、何もしなくても自発核分裂が起きますが、ウランが分裂したあとの生成物原子ではもう核分裂は起きずに崩壊するだけ。
また、ウラン235のα崩壊は半減期7億年の頻度、自発核分裂は1京年の頻度 [blogspot.com]なので、
今福島で起きてるのは主に核分裂生成物の崩壊であり、核分裂反応の方はほとんど起きてないでしょう。
#α線を出すα崩壊は、α線=ヘリウム原子核であることを考えると、一種の核分裂であるとは言えそうですが…
Re: (スコア:0)
>ウラン235のα崩壊は半減期7億年の頻度、
それは沢山があるとき、そのうち50%がα崩壊するまで約7億年と言う意味です。
つまり14億年たっても崩壊しない奴もあれば、今この瞬間崩壊してる奴もあります。
50%のウラン235原子が7億年後に一斉に崩壊するわけではありません。
#燃料棒全部をあわせると一体何個のウラン235があるんでしょう?
Re:まぁその水は後でどうするんだ?という素朴な疑問 (スコア:1)
> 50%のウラン235原子が7億年後に一斉に崩壊するわけではありません。
いや、そういうのは常識レベルな前提です。
頻度は少ないとはいえ、自発核分裂による中性子の生成が起きているからこそ、
「臨界」という現象が成り立つわけですし。で、その上で、
> ウラン235のα崩壊は半減期7億年の頻度、自発核分裂は1京年の頻度
ということは、ウラン235の自発核分裂の頻度は崩壊の頻度より7桁ほど少ないわけです。ヨウ素131崩壊の8日と較べた場合、17桁も違う。
ウラン235の分裂で必ずヨウ素131が出来るとしても、ヨウ素131原子の数がウラン235原子の数より17桁少ない所で平衡に達することになります。
同位体比率とか組成比率とか無視した大雑把に計算しますが、原発一基あたりの燃料が100tとして
これより17桁少ない数値ということは、自発核分裂によるヨウ素生成の平衡ラインは「ナノグラム」のオーダになります。
というわけで、今の状況として、自発核分裂によるヨウ素生成量はほとんど誤差でしょう。
検出されるヨウ素の増加は汚染物質全体の流出量が増えた結果と見るのが妥当。ヨウ素131そのものが3週間で10分の1に減っても、汚染物質が10000倍流出すれば、1000倍検出される、ということになります。
#ていうか「保管状態のたった2週間で検出できるほどのヨウ素が生成される」ペースで分裂されたら
#世の中のウラン235なんてものはとっくに全部崩壊して消え失せてると思う。
Re: (スコア:0)
>それは沢山があるとき、
それは沢山あるとき、
です。すいません。
#どこの国の人だよ俺
Re: (スコア:0)
半減期の短いヨウ素131は無視するにしても、セシウム137は無視できないぐらい長いから
逆浸透膜で大半の汚水を浄化し検査した上で海に投棄。
残った濃縮された汚水をドラム缶に封じて放射性廃棄物として長期保管ってのが道筋なのかな