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すっごくシンプルに言うと、インテルのハイパースレッディングを2重より増やして(4重くらい?)、メモリのレイテンシを埋めるに充分なスレッドを1プロセッサ・コア上でコンカレントに実行する。 それに加えて、1チップ上にコアを複数集積して、スレッドを並列に実行する。 ...
スループット・プロセッサは、チップ・マルチスレッディング(CMT)技術を利用します。 CMTは、対称型マルチプロセッシング(SMP)処理を1個のプロセッサ上で行うもので、 一度に数十のスレッドを実行することができます。
1つのプロセッサで1度に数十を実行できるというのが 文字通りの意味だとしたら、 既存のものとは異なる革新的な技術だと思われます。 まあ、 データシート [sun.com]の図を見ても、 1 つの CMT プ
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スループット・コンピューティング (スコア:2, 参考になる)
すっごくシンプルに言うと、インテルのハイパースレッディングを2重より増やして(4重くらい?)、メモリのレイテンシを埋めるに充分なスレッドを1プロセッサ・コア上でコンカレントに実行する。
それに加えて、1チップ上にコアを複数集積して、スレッドを並列に実行する。
...
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詳細が掴めない (スコア:1)
日本語訳を読むと、
1つのプロセッサで1度に数十を実行できるというのが 文字通りの意味だとしたら、 既存のものとは異なる革新的な技術だと思われます。
まあ、 データシート [sun.com]の図を見ても、 1 つの CMT プ
コンタミは発見の母
Re:詳細が掴めない (スコア:1)
UltraSPARCが out-of-order じゃないのは、そういう方針なのでしょうか? それとも作れないのでしょうか?
out-of-order も作れないところが、「一度に数十のスレッドを実行することができ」るとは思えないんですけど。
> SUN は自社の CPU 設計能力に見切りをつけて、富士通の SPARC64 V を買って使えばよかったのにね。
US-IIIの出荷が遅れに遅れたときにもそんな意見がありましたね。(ZDNetだったかな?)
でも、本家のプライドが許さないだろうな。
あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。
UltraSPARC と SPARC64 (スコア:3, 参考になる)
> UltraSPARCが out-of-order じゃないのは、そういう方針なのでしょうか? それとも
> 作れないのでしょうか?
> out-of-order も作れないところが、「一度に数十のスレッドを実行することができ」
> るとは思えないんですけど。
まずは解説。
SPARC は他の RISC 系の石(MIPS/PA-RISC/Alpha/POWER) と事情が少し違います。ぐるぐる回る register window があるからです。
register window は、中華テーブルのように物理レジスタが(イメージ的に)環になっていて、これを特定命令によってシフトする機構です。プログラムから見ると手前の24本だけが論理レジスタとしてアクセス可能です。
かつてはこの機構は非常に重宝したのですが、スーパースカラーが主流の時代になると、CPU の設計を困難にする鬼っことなりました。無論、register-window と out-of-order execution を併用することは可能です。ただ SUN としては out-of-order execution を捨てて、クロック周波数を上げる道を選んだと聞いています。
しかし現在 Ultra SPARC III は (out-of-order execution を実装した) SPARC64 V に、IPC でもクロック周波数でも負けています。
話を戻して、SPARC 命令セットで CMT、特に SMT の部分を実装できるか?という問題ですが、ご指摘の通り SMT を実装する場合も register window はネックとなります。
register window + out-of-order execution と、register window + SMT のどちらが難しいかは私にはわかりません。
無論、がんばれば実現可能です。
> > SUN は自社の CPU 設計能力に見切りをつけて、富士通の SPARC64 V を買って使えばよかったのにね。
> US-IIIの出荷が遅れに遅れたときにもそんな意見がありましたね。(ZDNetだったかな?)
> でも、本家のプライドが許さないだろうな。
以下は伝聞の話です。
最初の予定では HAL 研の SPARC64 は SPARC9 系の最初の石として、今の UltraSPARC よりも前に出てくる予定でした。SUN は SPARC64 を採用してそれに UltraSPARC という名前を付けて売る予定だったと聞きます。
HAL 研の開発が難航して、御覧の通りの採用状況です。
# そして、今では HAL 研もなくなってしまいましたとさ。
コンタミは発見の母
Re:UltraSPARC と SPARC64 (スコア:1)
> register window はネックとなります。
これに関して、チップ内にマルチスレッド用のコンテキストメモリを持つんではないかという推測 [geocities.co.jp]をしている人がいます。どうなんでしょうね。
> 以下は伝聞の話です。
> 最初の予定では HAL 研の SPARC64 は SPARC9 系の最初の石として、今の UltraSPARC よりも前に出てくる予定でした。SUN は
> SPARC64 を採用してそれに UltraSPARC という名前を付けて売る予定だったと聞きます。
初代USにHAL設計の石を使うつもりがあったという話ははじめて聞きました。驚きました。
あぁ、「ン」が消えてるんですよ。「ビーフン・カレー」ね。