And all those parts appear to have come originally from Sequent Computer Systems, now owned by IBM. RCU was implemented in Sequent's DYNIX/ptx, a legally-licensed derivative of System V, in 1994 for SMPs and in 1996 for NUMAs. The RCU code inside the Linux version 2.2 kernel even includes the name of Paul McKenney, who was a major contributor to both the DYNIX and Linux versions. The same guy wrote both pieces of code and probably did do some cutting a
疑問 (スコア:2, 興味深い)
えらく散漫な俺的総括 (スコア:1, 参考になる)
ATTから始まるUNIXのライセンサとライセンシの契約には,もともとのUNIXはもちろんのこと,その派生物もライセンサに権利がある,という内容になっていたようで.SCOがいってるんで,本当かどうかはわからんのですが,この点についてどこも反論しないので,たぶんそういう内容なのでしょう.
だからSCOは各ライセンシが,各ライセンシ製のUNIX内の,各ライセンシが自社開発した部分をLinuxに寄贈するのはライセンス違反だと主張しているわけですね.
IBMの場合はNUMAやSMPやRCUやJFSといったあたりが問題になっています.SCO自身は,こうした技術を自社開発したとは一言も言っていません.そのことを堂々というのはさすがに気が引けるらしく,煙に巻くような感じなので,混乱しているのです.まあ,あの会社にそんな技術力はない(昔はあっただろうが)のはみな承知しているでしょうが.
上記に加えて,以下の理由から特にIBMが狙われたのだと考えています.
1. SCOと共同で,SCOのUnixWare7とAIXを合体させてItaniumで動かすというプロジェクト(プロジェクト・モントルー)をやっていたので,そのときソースを盗んだと主張できる.
2. RCUを発明したSequent社の現在のオーナはIBMである.
1に関しては,Intel用UNIXを持っていなかったIBMが,同分野のパイオニアであるSCOと組んだというわけです.これは,1998年のことです.この時点でSMPはLinuxには実装済み(1996年)でした.またSCO OpenServer5.0.6の段階では,4CPUまでしかサポートしていません(5.0.7でも同じだと思う).
ここらへんのマルチプロセッサ関係技術は,2001年12月発売の最新製品のSCO UnixWare7(SCO Open UNIX 8とも言う)でようやく実装されています.
SCOのファイルシステムはVxFSといい,Veritas社 [veritas.com]の製品です.
2に関しては,#355638のリンク"What goes around comes around [pbs.org]"にあるとおり,実装例付きの論文が先に提出されているので,そちらを参考にしたという主張ができそうです.
SCOはライセンシ各社が自社開発した拡張部分の実際のコードはもちろん,アイディアの段階ですでに自社の権利だと主張しているようなのですが(ソース失念),これは行き過ぎでしょう.
なんでSCOが回りくどい方法でじわじわ攻めてきているかというと,この権利の前の所有者であるUSLとNovellはBSDを訴えて敗訴しているからです.この敗訴によって,Novellはこの権利に大した価値を見つけられなくなり売り払ったのだと思います.
Re:えらく散漫な俺的総括 (スコア:1)
> とのUNIXはもちろんのこと,その派生物もライセンサに権利があ
> る,という内容になっていたようで.
ということはないでしょう。 UCBの4.xBSDはAT&Tのライセンスを持っているところにしか 配ってはいけないという制約がありました。これは 4.[1234]BSDがAT&TUNIXの派生物だからです。 が、4.4BSDからAT&T 由来コードを抜いた部分は結局訴訟の結果配って良しと なりました。 UCBとIBMとが同様な契約だったかどうか分かりませんが、 もし同様な契約条文なら、IBMも独自に追加した部分は 自社の自由にして良いはず。
ただ、USLは「敗訴した」のではなくUSL側の BSDライセンス違反を突かれて和解しただけ なので、どのていど参考にして良いものか。
Re:えらく散漫な俺的総括 (スコア:0)
Re:えらく散漫な俺的総括 (スコア:0)
「一人のPGが、Unix派生物とLinuxの両方に同じコードを寄贈した場合、そのコードはSystemVライセンス下となる」
なぜ一方的にSystemVライセンスが有効になるのかが無茶苦茶納得できないんですが解説してエロイ人