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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
X線もガンマ線も (スコア:1)
の間隔は実際に週単位なわけで、天文現象にしてはずいぶん時間
スケールが短いなぁ...と思ったり。
# まさか波長の違いで電磁波の伝達速度に差が!?
ガンマ線バーストと超新星の時間差 (スコア:2, 参考になる)
ほぼ光速のジェットですから、だいたい星の半径を光が横切るのにかかる数秒ないし数十秒で出てくる。
星の中心近くでは全方向に衝撃波が走り、放射性のニッケルが大量に生成され、その崩壊で放射されるガンマ線が星の中で物質中の電子に数え切れないぐらい散乱されながら少しずつ拡散し、星の表面に達すると星全体が爆発で膨れ上がって超新星として観測されるようになります。光子が星の中心から表面に拡散によって到達するのに一週間以上の時間がかかります。もとのガンマ線はさんざん散乱や吸収・再放射を繰り返しているうちに可視光や赤外線になって外に出ます。
週単位というのは、星の進化の時間尺度(千万年から数十億年)に比べればとても短いけれど、光やニュートリノが星をまっすぐ突っ切る時間に比べれば、ずいぶんと長いといえます。
#この話題には直接関係ありませんが、波長の違いによる光速の違いはある種の量子重力理論で予言されていて、GeVぐらいのエネルギー差で数十億光年走ってようやく数秒、というぐらいだそうです。3年ぐらい先に予定されているGLASTというガンマ線天文衛星の観測テーマのひとつに、ガンマ線バーストを使って、この時間差を検証する、というのがあります。