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単なるいたずら?
それとも犯人は通信網の恩恵に預かれない(と思っている)貧困層でわざわざIT総本山シリコンバレーでいやがらせのためにやった?
この手のムーが蔓延しないようにいちいち注釈入れるのもあれですが
光ファイバーの中継器はエルビウム添加ファイバーに励起用の定出力レーザを導入して信号そのものを光電変換させずにそのまま増幅しますから、原理的に不可能です。さらに、DWDMで数百波長を重畳させてます。とてもじゃないけど無理です。しかも海底ファイバケーブルはサメや底引き網から保護するために分厚い鎧を着ています。最大で直径15センチのケーブルに入っているファイバの本数は多くて12芯くらいです。
ちなみに光ファイバやエルビウム励起式増幅器は日本で開発されました。
大事なことなので二度書きます。海底ケーブル区間での傍受はほぼ不可能です。ソ連が海底ケーブル工作艦を開発していたのはメタルの時代、しかも相手はSOSUSで、当初から有線海底ケーブルの傍受は検討されてませんでした。
というか、そんなことするくらいなら無線区間を高利得アンテナで傍受する方が確実だし金盾みたいな仕組みを作り込みますよ。携帯電話とかATMマイクロ区間とか。
さらにいえば、日本の場合キャリアの設立経緯から、鉄道や高速道路、一般国道の情報BOXやJIHなど、基幹線が完全冗長を取れるようになってますから、アメリカのように簡単に切れることはありません。チョークポイントのSDHクロックが大手町と堂島に依存してるのは気になりますが、最近はEAPSみたいにDFに直接Ethernet流すところもありますから、下位レイヤの大規模障害はそうそう起きないでしょう。
むしろ問題なのはBGPまわりでして、これはもうだめかもわからんね。
ふと思ったのですが、メンテナンス用のタップポートとかないんですかね?増幅装置の区間ごとの損失とか把握しなくていいの?それともOTDRみたいなので一端から全部計れちゃうんですかね。
# あ、もしかしてこれ聞いちゃいけないこと?
そいった機能は初めからそういう装置についてますよっと損失は対向装置やoADM間で通常はわかればよろしい、と。中継器区間問題はエルビウムファイバとの溶接点で一部が反射で戻ってきますので、芯ごとにおっしゃるような手法での測定が可能です。
ただ、一度敷設すると中継器の光マルチプレクサから励起レーザ部のみの交換が可能なので精密な測定は検収時と切断復旧時のみです。
いずれにしても最近はなるべく光電変換せずにoADMで任意の波長を取り出したり、OXCで光のまま波長クロスコネクトしたりしてますし、どの施設に何があるとか詳細情報は内部であっても開示されないので、自在にタッピング、というのは無理です。大体80*40Gbpsをワイヤスピードでタップできるコンパクトな機械がない。で、その辺の装置をいじくるときは無関係な部署から数人人が来たり入館が厳密だったり、カメラで常時監視だったりするので仕込むのは無理っぽいです。さらに光だとローカルループでもセンチ単位で切れた場所がわかるので、ONUのUNI側に侵入して謎装置を付けるのが簡単だと。
あ、携帯局で思い出しましたが、主にKの場合、携帯の局や変電所にファイバを引っ張るときに数十芯のを使ってそこから法人向けの線を出してたりしますんで、スタブになってるローカルループの断で通信不能になるところがあるかもです。オフトピックですが
あと、アメリカは管路を使わずそのまま地面掘って埋めてるところが多いらしいです。映像見る限り土かぶり30センチとかありえないやりかたですが。それに、幾ら何でも1兆円はがせだと思います。TPC-5cN(25,000km)で1338億円くらいですから。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
目的は? (スコア:0)
単なるいたずら?
それとも犯人は通信網の恩恵に預かれない(と思っている)貧困層で
わざわざIT総本山シリコンバレーでいやがらせのためにやった?
Re: (スコア:0)
Re:目的は? (スコア:2)
そういうものを取り付ける際に長時間リンクが途切れると思うので、何かしら異常に気づくと思います。
Re:目的は? (スコア:2, 興味深い)
光を読むんじゃなく中継器の発する電磁波ならば気付かれずに盗聴できる
中継器からの読み取りは不可能 (スコア:4, 参考になる)
この手のムーが蔓延しないようにいちいち注釈入れるのもあれですが
光ファイバーの中継器はエルビウム添加ファイバーに励起用の定出力レーザを導入して
信号そのものを光電変換させずにそのまま増幅しますから、原理的に不可能です。
さらに、DWDMで数百波長を重畳させてます。とてもじゃないけど無理です。
しかも海底ファイバケーブルはサメや底引き網から保護するために分厚い鎧を着ています。
最大で直径15センチのケーブルに入っているファイバの本数は多くて12芯くらいです。
ちなみに光ファイバやエルビウム励起式増幅器は日本で開発されました。
大事なことなので二度書きます。
海底ケーブル区間での傍受はほぼ不可能です。
ソ連が海底ケーブル工作艦を開発していたのはメタルの時代、しかも相手はSOSUSで、
当初から有線海底ケーブルの傍受は検討されてませんでした。
というか、そんなことするくらいなら無線区間を高利得アンテナで傍受する方が確実だし
金盾みたいな仕組みを作り込みますよ。携帯電話とかATMマイクロ区間とか。
さらにいえば、日本の場合キャリアの設立経緯から、鉄道や高速道路、一般国道の情報BOXやJIHなど、
基幹線が完全冗長を取れるようになってますから、アメリカのように簡単に切れることはありません。
チョークポイントのSDHクロックが大手町と堂島に依存してるのは気になりますが、最近は
EAPSみたいにDFに直接Ethernet流すところもありますから、下位レイヤの大規模障害はそうそう起きないでしょう。
むしろ問題なのはBGPまわりでして、これはもうだめかもわからんね。
Re: (スコア:0)
ふと思ったのですが、メンテナンス用のタップポートとかないんですかね?
増幅装置の区間ごとの損失とか把握しなくていいの?
それともOTDRみたいなので一端から全部計れちゃうんですかね。
# あ、もしかしてこれ聞いちゃいけないこと?
Re:中継器からの読み取りは不可能 (スコア:3, 参考になる)
そいった機能は初めからそういう装置についてますよっと
損失は対向装置やoADM間で通常はわかればよろしい、と。
中継器区間問題はエルビウムファイバとの溶接点で一部が反射で戻ってきますので、
芯ごとにおっしゃるような手法での測定が可能です。
ただ、一度敷設すると中継器の光マルチプレクサから励起レーザ部のみの交換が可能なので
精密な測定は検収時と切断復旧時のみです。
いずれにしても最近はなるべく光電変換せずにoADMで任意の波長を取り出したり、
OXCで光のまま波長クロスコネクトしたりしてますし、どの施設に何があるとか
詳細情報は内部であっても開示されないので、自在にタッピング、というのは
無理です。大体80*40Gbpsをワイヤスピードでタップできるコンパクトな機械がない。
で、その辺の装置をいじくるときは無関係な部署から数人人が来たり
入館が厳密だったり、カメラで常時監視だったりするので仕込むのは無理っぽいです。
さらに光だとローカルループでもセンチ単位で切れた場所がわかるので、ONUのUNI側に侵入して
謎装置を付けるのが簡単だと。
あ、携帯局で思い出しましたが、主にKの場合、携帯の局や変電所にファイバを引っ張るときに
数十芯のを使ってそこから法人向けの線を出してたりしますんで、スタブになってる
ローカルループの断で通信不能になるところがあるかもです。オフトピックですが
あと、アメリカは管路を使わずそのまま地面掘って埋めてるところが多いらしいです。
映像見る限り土かぶり30センチとかありえないやりかたですが。
それに、幾ら何でも1兆円はがせだと思います。TPC-5cN(25,000km)で1338億円くらいですから。
Re: (スコア:0)
SDHクロックのサブって堂島じゃなくて淡路じゃなかった?