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そもそもコンクリートは水で練ったものなんだから、小雨程度で強度は変わらないのでは?検査やって違いがはっきり出たってことは、大雨の日に作業したのか?打設した後に水が溜まって上部が変質しても、さらにその上にコンクリート流し込むときに密着性向上のため表面を少し削るから問題無いはず(それをしてなかった?)誰か専門家の人、解説して!
コンクリートは、石灰(Ca(OH)2)が水和物を作って結晶が大きくなる(Ca(OH)2(H2O)n)から、砂みたいな不純物を噛んで固まる。つまり、最終的には結晶が大きければ大きいほど(nが大きければ大きいほど)「堅い」わけだから、水の量は多ければ多いほど「堅い」。
しかし、固まりきる前だとこの話は全然別で、石灰が途中で薄い水溶液になると、砂は噛まない。つまり、石灰同士、砂同士で局所的に分離すると、いくら最終的な水和物の結晶が大きくても無駄になる。石灰の結晶自体の強度は大してなくて、狭いところで膨張して砂を押さえつけているから堅いわけであって。だから、固まる前の水の量はかなり厳密な計算に基づいている必要がある。
# 実際のコンクリートは純粋な石灰(Ca2+)じゃなくて、# Si4+やAl3+が適度に配置されたやや大きめの結晶構造をとるが、# 水和する原理は同じ。
後半はわかりやすい説明だと思いますが、前半部分は正確でないと思います。水が多いほど結晶サイズが大きくなるということの説明です。あなたが言っているのは、単位格子サイズが大きくなるということで、結晶サイズが大きくなるということは説明していません。化学量論的に必要な量以下の水分量でセメント水和物の結晶サイズが小さくなるという話は一般論的にありえますが、セメント水和物に関しては私は聞いたことがないです。セメントの場合色々複雑なことが考えられます。
「セメントは…」じゃなくて?
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
コンクリートは水で練る (スコア:0)
そもそもコンクリートは水で練ったものなんだから、小雨程度で強度は変わらないのでは?
検査やって違いがはっきり出たってことは、大雨の日に作業したのか?
打設した後に水が溜まって上部が変質しても、さらにその上にコンクリート流し込むときに密着性向上のため表面を少し削るから問題無いはず(それをしてなかった?)
誰か専門家の人、解説して!
Re:コンクリートは水で練る (スコア:5, 参考になる)
コンクリートは、石灰(Ca(OH)2)が水和物を作って結晶が大きくなる(Ca(OH)2(H2O)n)から、砂みたいな不純物を噛んで固まる。つまり、最終的には結晶が大きければ大きいほど(nが大きければ大きいほど)「堅い」わけだから、水の量は多ければ多いほど「堅い」。
しかし、固まりきる前だとこの話は全然別で、石灰が途中で薄い水溶液になると、砂は噛まない。つまり、石灰同士、砂同士で局所的に分離すると、いくら最終的な水和物の結晶が大きくても無駄になる。石灰の結晶自体の強度は大してなくて、狭いところで膨張して砂を押さえつけているから堅いわけであって。だから、固まる前の水の量はかなり厳密な計算に基づいている必要がある。
# 実際のコンクリートは純粋な石灰(Ca2+)じゃなくて、
# Si4+やAl3+が適度に配置されたやや大きめの結晶構造をとるが、
# 水和する原理は同じ。
Re:コンクリートは水で練る (スコア:3)
後半はわかりやすい説明だと思いますが、前半部分は正確でないと思います。
水が多いほど結晶サイズが大きくなるということの説明です。
あなたが言っているのは、単位格子サイズが大きくなるということで、結晶サイズが大きくなるということは説明していません。
化学量論的に必要な量以下の水分量でセメント水和物の結晶サイズが小さくなるという話は一般論的にありえますが、セメント水和物に関しては私は聞いたことがないです。
セメントの場合色々複雑なことが考えられます。
Re: (スコア:0)
コンクリートは、石灰(Ca(OH)2)が水和物を作って結晶が大きくなる(Ca(OH)2(H2O)n)から、砂みたいな不純物を噛んで固まる。
つまり、最終的には結晶が大きければ大きいほど(nが大きければ大きいほど)「堅い」わけだから、水の量は多ければ多いほど「堅い」。
「セメントは…」じゃなくて?