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「比重は水のたった4分の1」というふうに比重を水と比較していますが、 水と比較した結果の値をさらに水と比較しているわけで、なんだか 違和感があります。
式で表現してみましょう。この惑星の密度を D [g/cm3]、 水の密度を d [g/cm3] としたとき、惑星の比重は D / d [無次元] となります。水の比重は定義からして1ですが、あえて式で表すと d / d となります。
惑星の比重を水と比較した値は、 (D / d) / (d / d) となります。 こういうややこしいことをしているわけです。
固体・液体の「比重」は同体積の水との質量比ですが、 気体の「比重」は同体積の空気との質量比 [niigata-u.ac.jp]です。惑星「HAT-P-1」は固体部分とガス部分があると考えられるので、引用元記事を踏襲し「水」と記しました。
細かいことを言えば温度の違いも考慮しなければならないので、最近は「密度」を使うことが推奨されていると思います。(いまの日本の高校ではどうなったのか分かりませんが‥‥)
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
重箱の隅で申し訳ないですが (スコア:1, 参考になる)
「比重は水のたった4分の1」というふうに比重を水と比較していますが、
水と比較した結果の値をさらに水と比較しているわけで、なんだか
違和感があります。
式で表現してみましょう。この惑星の密度を D [g/cm3]、
水の密度を d [g/cm3] としたとき、惑星の比重は D / d [無次元]
となります。水の比重は定義からして1ですが、あえて式で表すと
d / d となります。
惑星の比重を水と比較した値は、 (D / d) / (d / d) となります。
こういうややこしいことをしているわけです。
Re:重箱の隅で申し訳ないですが (スコア:1)
固体・液体の「比重」は同体積の水との質量比ですが、
気体の「比重」は同体積の空気との質量比 [niigata-u.ac.jp]です。
惑星「HAT-P-1」は固体部分とガス部分があると考えられるので、
引用元記事を踏襲し「水」と記しました。
細かいことを言えば温度の違いも考慮しなければならないので、
最近は「密度」を使うことが推奨されていると思います。
(いまの日本の高校ではどうなったのか分かりませんが‥‥)
Re:重箱の隅で申し訳ないですが (スコア:4, 参考になる)
地球上の物質同士を比べる場合、等温・等圧ではこちらの方が軽い、などと比較することができますが、ガス惑星を同じ温度にしてみて比較するなど無意味です。
よくある一般受けをねらった無理やりな比喩と見るべきでしょう。それが先に来てしまうから話がややこしくなってしまう。
惑星が大部分ガスでできていて、その直系は自己の重力と気体のエネルギーとの状態方程式で決まるとか、そういう解説が先。その上で思考のお遊びとして水に浮くとか、固体のコルクと比較するとか、そういう方向に話を持っていけばよいのかと思われます。