Mozilla Corp.は全て変更点を個別のパッチとして提供することを要求していますが、まず、Debianが配布しているソースtarballは、non-freeなコードを取り除いたtarballになっています。
公式のnon-freeなコードを含むtarballに、後からnon-freeなコードを取り除くパッチを当てる形で配布したのでは意味ありませんから。
向こうにしたってDebian的にnon-freeなコードを取り除くパッチを必要としているとは思えませんし、はたまた受理するとは思えないんですが。事務的に「全部出せ」と言っているだけのように見えますよ。
Mozilla側の変説 (スコア:3, 参考になる)
FirefoxのみならずMF、MCはMozilla、XUL、Gecko、Bugzillaなどといった名称にも商標を主張しており、こうなっては事前にどのような合意があろうといつどのような要求が持ち出されるかわからない。いっそ見切りをつけて今のうちにパッケージやライブラリの名称を変えてしまってはどうかと思う。
Re:Mozilla側の変説 (スコア:0, すばらしい洞察)
つまり、Debianは「Firefox(の名前)は使いたいが、Firefoxの開発に貢献したくない」ってことですか?ステキなオープンソースコミュニティですね。
「パッチを勝手に当てるのはポリシー違反だから、パッチを取り込んで、大手を振って配布できるようにしてあげよう」という申し出は、オープンソースとして極めて真っ当な態度ですよ。問題は勝手にパッチを当てた「自称Firefox」の野良ビルドが増殖するってことなんですから
Re:Mozilla側の変説 (スコア:3, 参考になる)
Mozilla Corp.は全て変更点を個別のパッチとして提供することを要求していますが、まず、Debianが配布しているソースtarballは、non-freeなコードを取り除いたtarballになっています。 公式のnon-freeなコードを含むtarballに、後からnon-freeなコードを取り除くパッチを当てる形で配布したのでは意味ありませんから。 向こうにしたってDebian的にnon-freeなコードを取り除くパッチを必要としているとは思えませんし、はたまた受理するとは思えないんですが。事務的に「全部出せ」と言っているだけのように見えますよ。
狐のロゴはnon-freeコードの一部ですが、それだけを取り除いたところで、結局はそれ以外のnon-freeコードを全て取り除かなければならないので、Debian的には、あまり意味を成さない提案では。