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以前、森鴎外の本を読んだ時だった思うけど、昔の神社仏閣って情報産業だったと思った。
昔の人は、人を探して欲しいとか、仕事がうまくいって欲しいとか、結婚したいとか、ことあるごとに神社仏閣にお願いに行って、うまくいったらいったでお礼をしに行っていたと言うよね。そこで相談者にヒアリングしていた僧侶神職の人たちは要するに情報を蓄積していたことになる。もちろんDBMSなんかなかったし、今となっては彼らが蓄積した情報から新しい相談事に対する答えをどのように考えたかはまったく分からないけれど、それがうまくできる才能のある人、経験値を積んで能力を上げた人が居たとしてもおかしくない。で、ある神社仏閣がより適切な答えを出すことが知られるようになって、さらにたくさんの人が情報を持ってきたとしたら、予測の的中率が上がり、ますます「霊験あらたか」と言われただろうと思った。
今のおみくじは、相談者固有の情報は何も入ってなくて、どうにでもとれる答えが返ってくるのを見た人が勝手に妄想して楽しむのが、それはそれで良いのだろうけど。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
需要があるのか? (スコア:3, すばらしい洞察)
わざわざ清水寺にまでいって携帯必須なサービスとか欲しいですかね。
時代にひっついていくのも結構ですけど、……まさか次は萌え化とかされたら泣きそうです。
# 古刹でのんびりするのは好きなのでID。
# でも後半書いているうちに はっぴいセブン [happy-7.jp]とか思い出してしまう自分が憎い。
Re:需要があるのか? (スコア:5, 興味深い)
以前、森鴎外の本を読んだ時だった思うけど、昔の神社仏閣って情報産業だったと思った。
昔の人は、人を探して欲しいとか、仕事がうまくいって欲しいとか、結婚したいとか、ことあるごとに神社仏閣にお願いに行って、うまくいったらいったでお礼をしに行っていたと言うよね。そこで相談者にヒアリングしていた僧侶神職の人たちは要するに情報を蓄積していたことになる。もちろんDBMSなんかなかったし、今となっては彼らが蓄積した情報から新しい相談事に対する答えをどのように考えたかはまったく分からないけれど、それがうまくできる才能のある人、経験値を積んで能力を上げた人が居たとしてもおかしくない。で、ある神社仏閣がより適切な答えを出すことが知られるようになって、さらにたくさんの人が情報を持ってきたとしたら、予測の的中率が上がり、ますます「霊験あらたか」と言われただろうと思った。
今のおみくじは、相談者固有の情報は何も入ってなくて、どうにでもとれる答えが返ってくるのを見た人が勝手に妄想して楽しむのが、それはそれで良いのだろうけど。