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デブリ回収ミッションが難しいことは多分誰も異論がないと思います。
ただ、10cm^3のデブリがうようよいるよりは、鳥もちが散らばったとしても、1mm^3のデブリが同程度あるって状況のほうがマシかもしれません。まあ毎秒数kmの運動エネルギーを持っていれば、10cm^3の追跡可能なデブリが沢山あっても、1mm^3の追跡不可能なデブリが同数ある状態よりマシなのかもしれません。私には判断材料がないんですが、どっちだと思われますか?
ところで、小川一水さんの「第6大陸」という小説では、とても大きい金属性スポンジを軌道上に浮かべて、デブリを捕まえるって話があります。(確か^-^; 記憶があやふや)それって打ち上げコストとかどうやって製造するのかって問題はさておき、デブリ対処のアイデアとしてどの程度有効なんでしょうか?
SFファンとして一言言っておくと、「第6大陸」はSF小説なので、「もっともらしい対処」を読者に示せればいいのであって、それが「現実世界で有効な対処」である必要はないと思いますし、「第6大陸」で示されたアイデアが無効であってもSF小説としての面白さは変わらないと言っておきます。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
ケスラーシンドローム発病 (スコア:2, 参考になる)
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:1, 興味深い)
確かに今回の爆発自体はデブリとは関係ないのかもしれませんが、デブリがデブリをつくり出す悪循環にはまり始めていることは事実でしょうね…こうなると地球の重力に引っ張られないぎりぎりの低速で軌道を周回してデブリを回収して、一定量収集したら地上に戻るか大気圏で焼き尽くされてしまうようなロボットでも急いで介意初・量産してデブリの多い高度から投入していかないと、ロケットの打ち上げ自体すらままならなくなるような…
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:2, 興味深い)
速くても遅くても、速度が少しでもずれたなら、それは元の軌道からの離脱を意味します。
次にデブリ回収ロボットなんて気楽に言ってますけれど、
空中を漂う風船の群れか何かの回収と勘違いしていませんか?
相手はそれぞれが異なる方向に毎秒数km の速度で飛び交う弾丸の雲です。
命中すればそのロボット自体が破壊されてもおかしくありませんし、
ロボットを頑丈に作っても今度は衝突したデブリが破壊されて新たな破片を散らしかねません。
トリモチなんてコメントもついていますが、そのモチが飛び散りでもすれば
またそれが新たなデブリとなってしまう、そういう世界です。
思考停止に陥るよりは、どんな妄想であってもアイデアを出すことは大切ですけどね。
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:2, 参考になる)
>相手はそれぞれが異なる方向に毎秒数km の速度で飛び交う弾丸の雲です。
これはつまり
>速くても遅くても、速度が少しでもずれたなら、それは元の軌道からの離脱を意味します。
ここから導かれます。まったくおなじ軌道なら、衛星とデブリが出会うことはまずありません。運動場のトラックをおなじ速度で周回してると思ってください。で、ちょっとしかずれていないなら、ぶつかる可能性はあるにはありますが、相対速度は小さいわけです。
とすると、高速でぶつかってくるデブリのほとんどは軌道面が違っていて交差するところでぶつかるわけですね。真横からなら(両方の軌道速度がおなじとして)軌道速度の約 1.4 倍、正面衝突なら 2 倍にもなります。すぐおわかりいただけると思いますが、これらの場合、ぶつかるのは(そして被害の大きいのは)衛星表面の進行方向側に集中します。
まぁ、中には惑星間から高速で飛んできて追突するものもあるにはあるでしょうけれど、確率としてははるかに小さいでしょうね。
実際、国際宇宙ステーション [wikipedia.org]の日本実験棟きぼう [wikipedia.org]ではホイップルバンパが一応全周に装備されていますが、進行方向側 150 度 [sfo.jaxa.jp]の範囲にはさらに強化したスタッフィング入りバンパが使用されています。
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:1)
デブリ回収ミッションが難しいことは多分誰も異論がないと思います。
ただ、10cm^3のデブリがうようよいるよりは、鳥もちが散らばったとしても、1mm^3のデブリが同程度あるって状況のほうがマシかもしれません。まあ毎秒数kmの運動エネルギーを持っていれば、10cm^3の追跡可能なデブリが沢山あっても、1mm^3の追跡不可能なデブリが同数ある状態よりマシなのかもしれません。私には判断材料がないんですが、どっちだと思われますか?
ところで、小川一水さんの「第6大陸」という小説では、とても大きい金属性スポンジを軌道上に浮かべて、デブリを捕まえるって話があります。(確か^-^; 記憶があやふや)それって打ち上げコストとかどうやって製造するのかって問題はさておき、デブリ対処のアイデアとしてどの程度有効なんでしょうか?
SFファンとして一言言っておくと、「第6大陸」はSF小説なので、「もっともらしい対処」を読者に示せればいいのであって、それが「現実世界で有効な対処」である必要はないと思いますし、「第6大陸」で示されたアイデアが無効であってもSF小説としての面白さは変わらないと言っておきます。
vyama 「バグ取れワンワン」
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:0)
レーダーに反応しないような小さいのは無理だとしても、不能衛星やらロケットカスを落とせる手段は用意されるべき。
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:0)
でその罰金・基金を元手に回収方法を開発するとか?
Re:ケスラーシンドローム発病 (スコア:0)
宇宙の何でも屋 [wikipedia.org]にでも頼みましょう。