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原因を遺伝子に求めるのは早計。
自閉症の原因が遺伝子にあることはすでに前提なのだと思います.Natureの論文 [dti.ne.jp]によれば,
双子の研究が自閉症と遺伝子との関連に最も信頼できる証拠を与えている。ある研究では、一卵性双生児では一方が自閉症であるとき、もう一方の60%が自閉症となる可能性があり、92%が何らかの自閉症関連異常を有す
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
統計を読み間違えている感が否めない (スコア:1, 参考になる)
仮にこの統計が母集団が多くても成り立つとしても、分かるのは正の相関があるというだけで、原因を遺伝子に求めるのは早計。
「原因が遺伝子にあるのでは?」と仮定して、検証しうる実験を考案して行うというのが正しい科学の手続きかと。
Youthの半分はバファリンでできています。
Re:統計を読み間違えている感が否めない (スコア:3, 興味深い)
自閉症の原因が遺伝子にあることはすでに前提なのだと思います.Natureの論文 [dti.ne.jp]によれば,
遺伝病と遺伝子病の違い (スコア:1, すばらしい洞察)
胎内で遺伝子のコピーに異常が起きたことに起因する遺伝子異常疾患を「遺伝子病」(例えばダウン症)
片親の遺伝的形質、両親の遺伝子の組み合わせなどに起因する疾患を「遺伝病」(例えば血友病)
として、病理学では区別しています。
貴方の挙げた論文は「遺伝子病」の観点から自閉症を見ていることになります。
二卵性双生児のデータからすれば自閉症は「遺伝子病」と結論づける方が納得がいきます。
ということで
×原因を遺伝子に求めるのは早計。
○原因を遺伝に求めるの
Youthの半分はバファリンでできています。
Re:遺伝病と遺伝子病の違い (スコア:4, 参考になる)
#あとできればマイナスモデして下さい。
リンク元を軽く読んでみましたが、
論文は自閉症を遺伝病と決めつけて取りかかっているものではありませんでした。
折角の労にケチを付けるつもりは毛頭ありませんが、
matree3氏の翻訳文が、遺伝病と遺伝子病の差異が分からない門外漢が読むと誤解を招きやすいレベルに留まっている感は否めません。
2/196@健常者と14/195@自閉症スペクトル障害者の家族歴を比較して7倍も多いというのが結論ではなく、
2/196と14/195のように差が見られたけれども、
その14人の自閉症患者のうち、自閉症の親類を持っていたのはわずか2人という調査結果から
遺伝的要因が関与する可能性が低いというのがこの研究が示唆する内容です。
実際に読み違えているコメントが下の方にちらほらありますし、前の二件の僕のコメントも読み違えた上で投稿したものです。
差別云々の話題も出てきていますが、この研究は差別を払拭するものではあっても、助長するものではありません。
Youthの半分はバファリンでできています。