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上限金額ばかり注目される事が多く、わりと地味で語られないことなんですが、 ウィルコム定額プランなんかだと標準でパケット単価が安いです。1パケット0.021円です。 1050円から始まる定額制のデータ定額だと0.0105円/パケットです。1050円で前者が50000パケット、 後者が100000パケット使えます。3G携帯だと標準で0.021円/パケットです。1000円ぐらいの プランで0.084-0.105円/パケットになります。十倍近い差があります。 例えば月々1000円ほどの決まった料金払わなくても、10000パケットの料金が200円で済んだりします。 携帯だと定額料金払ってない場合
2台持ちするような(私を含めて)人は別にかまいませんが、 携帯のシェアを少しでも侵食する(WILLCOMオンリーユーザを増やす) のであれば、見劣りしない端末は重要課題だと思います。 BTついてるのにjavaがなかったり、今時の新機種にメモリカードの スロットがなかったり、理解に苦しむ仕様の端末がなぜ出てくるのか、 問い詰めたいです。
基本的にARPUの低いキャリアなので、端末の販売補助金を出せませんね。この状況で、そういう端末を出すと価格が携帯キャリアと同等になりません。現実に発売した場合、売れるかどうかなんですよね。傾向として、不要な機能が価格に跳ね返るのならば、それは買わない人が多いってのは現状のウィルコムの端末販売ランキング [itmedia.co.jp]を見れば 理解できるのではないかなと思います。低ARPUでも比較的低価格で出せる端末で満足する、通話メール中心層を軸に狙うのは自然な事かなと思います。その人達向けの端末でハイエンドユーザは二台持ちって形でカバーできますし。
これでは「触れて評価してくれる」まで、意識が及ばないでしょう。
なにがなんでもスペックを問題にする人はそうかもしれません。
今のウィルコムは通話とメール中心の人で、カメラとか、メモ撮りぐらいで、あんまり使わなからどーでも良い人とか、PDAとか興味あるけど、買っても結局使わないとか、あんまり使わないけど、携帯の(ウェブの)パケット料金はなんか高いと感じて、ウェブをほとんど使ってなかった人に特にお薦めかなと思います。
ちょこちょこっとした利用で10000-20000パケット掛かっても、月200-400円で済むパケット料金です。これでネットワークの恩恵を受けられます。普段手軽に持ち歩けるケータイって機器で、特別な定額料金を払わなくても、手軽な料金でググれたりするのは、ケータイに標準的にカメラが付いた事で、普段あんまり使うわけじゃないけど、メモ取りに使う様になったみたいな感じで、自然にネットワークの恩恵を受けられる感じです。天気予報なんかも値段を特に気にせずに調べられます(金銭感覚は個人差あると思いますが)。これは革新的なんですけど、体感しないとわかりにくいんですよね。数値的なスペックに現れにくい部分ですので。
ケータイ向けのネットがしょぼいなと思ってたりする人でも、しょぼいものなりに、わりとしょぼい料金で使えるので、納得できる価格付けなんじゃないかなと個人的に思います。わたしはカメラとかで豪華な機能(例えば画素数とか画質といった面)は付いてても、どーせあんまり使わないので、それがない代わりに、こういうネット機能がたまに使わない人でもわりかし手軽な料金で使えるなら、納得できます。
逆に平気で4000円とか、パケット代をぽんと出せる人はあんまり向いてないかもと思います。音声と通話以外の部分で、ケータイのさまざまな機能をばりばり使いこなす人には不満な部分もあるかなと思います。通信費用が安い為、どうしても端末で見劣りする部分がありますし。
基本的にARPUの低いキャリアなので、端末の販売補助金を出せませんね。
ちょっと詳しく説明しておきます。ARPU=一人当りの平均月額料金です。2007年3月期乃中間決算資料 [willcom-inc.com]では一人当り約4000円になっています。一方auは昨年度の第三四半期データ [kddi.com]を見るとARPUが6600円になっています。この差が、端末に販売補助金を多くだせるかだせないかの差になります。auは平均して37000を一台に支払っている様ですが、 ウィルコムの場合だと端末料金がもっとも高くなる販売補助金無しと推定される契約期間が6ヶ月以内の機種変更の価格と、新規の価格の差が2万円-2万5千円ぐらいが平均的なところです。 このぐらいの額が販売補助金の平均額と思われます。端末のロット数なども、桁がまったく違いますので、あまりお金の掛かる部品を使ったり、開発に手間の掛かる端末を 出すと高くなります。基本的に高い端末は売れない可能性が高くなると思われます。
ですので先ほど書いた、
低ARPUでも比較的低価格で出せる端末で満足する、通話メール中心層を軸に狙うのは自然な事かなと思います。その人達向けの端末でハイエンドユーザは二台持ちって形でカバーできますし。
という路線は妥当なところかと思います。無理なく狙える客層ですね。その代わり、こっちはパケット単価が非常に安かったりするのですけどね。 携帯電話は端末に掛けたコストを回収しないといけないので、パケット単価が高めに設定されており、定額制などでも上限に達しやすいです。 ウェブなんかをちょっと使うとすぐ1000円2000円掛かってしまいます。
一点だけ指摘。 ARPUは、キャリアにとっては収入なのですが、販売奨励金の原資は 利益から出るはずです。したがって、ARPU同士の差額が奨励金の 原資という説明は誤りです。
さっきのわりとざっくり説明したので、 あんな感じですが、儲けの差ですね。 販売補助金の差がでる理由は。
あと当然なのですが、販売奨励金の原始は 必ずしも利益から出るものではありません。 借りてきて賄う場合とかあります。
最近やっと単月で黒字化を達成した ウィルコムと、黒字を続けている 携帯各社の差は大きいでしょうね。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
パケット料金の安さ (スコア:4, すばらしい洞察)
上限金額ばかり注目される事が多く、わりと地味で語られないことなんですが、 ウィルコム定額プランなんかだと標準でパケット単価が安いです。1パケット0.021円です。 1050円から始まる定額制のデータ定額だと0.0105円/パケットです。1050円で前者が50000パケット、 後者が100000パケット使えます。3G携帯だと標準で0.021円/パケットです。1000円ぐらいの プランで0.084-0.105円/パケットになります。十倍近い差があります。 例えば月々1000円ほどの決まった料金払わなくても、10000パケットの料金が200円で済んだりします。 携帯だと定額料金払ってない場合
/.はログインすると色々できます by Dポ研。 [twitter.com]
Re:パケット料金の安さ (スコア:2, 興味深い)
3G携帯に対して、およそ1/10のパケット単価です。
携帯にしても、PHSにしても端末でのブラウジングでは
体感速度にそんなに差は出ません。どっちにしてもスループット
よりRTTが大きすぎるから、通信速度はそんなに問題にならない
と思います。
それでもなぜウィルコムが今一歩はやらないかといえば、
「スタンダードな折りたたみ端末」のラインナップが
少なすぎることが主因といってよいでしょう。
2台持ちするような(私を含めて)人は別にかまいませんが、
携帯のシェアを少しでも侵食する(WILLCOMオンリーユーザを増やす)
のであれば、見劣りしない端末は重要課題だと思います。
BTついてるのにjavaがなかったり、今時の新機種にメモリカードの
スロットがなかったり、理解に苦しむ仕様の端末がなぜ出てくるのか、
問い詰めたいです。これでは「触れて評価してくれる」まで、意識が
及ばないでしょう。
おさいふケータイなんかも、2000万台といわれる割には、おそらく
アクティブに使っているのはその1/100程度でしょう。
しかし、ユーザーは買い替えのとき「せっかくだから付いているのに
しよう」という判断をします。使うかどうかではなく、付いているかどうかは
ある意味不健全ともいえますが。
端末の機能と価格 (スコア:3, 興味深い)
基本的にARPUの低いキャリアなので、端末の販売補助金を出せませんね。この状況で、そういう端末を出すと価格が携帯キャリアと同等になりません。現実に発売した場合、売れるかどうかなんですよね。傾向として、不要な機能が価格に跳ね返るのならば、それは買わない人が多いってのは現状のウィルコムの端末販売ランキング [itmedia.co.jp]を見れば 理解できるのではないかなと思います。低ARPUでも比較的低価格で出せる端末で満足する、通話メール中心層を軸に狙うのは自然な事かなと思います。その人達向けの端末でハイエンドユーザは二台持ちって形でカバーできますし。
なにがなんでもスペックを問題にする人はそうかもしれません。
今のウィルコムは通話とメール中心の人で、カメラとか、メモ撮りぐらいで、あんまり使わなからどーでも良い人とか、PDAとか興味あるけど、買っても結局使わないとか、あんまり使わないけど、携帯の(ウェブの)パケット料金はなんか高いと感じて、ウェブをほとんど使ってなかった人に特にお薦めかなと思います。
ちょこちょこっとした利用で10000-20000パケット掛かっても、月200-400円で済むパケット料金です。これでネットワークの恩恵を受けられます。普段手軽に持ち歩けるケータイって機器で、特別な定額料金を払わなくても、手軽な料金でググれたりするのは、ケータイに標準的にカメラが付いた事で、普段あんまり使うわけじゃないけど、メモ取りに使う様になったみたいな感じで、自然にネットワークの恩恵を受けられる感じです。天気予報なんかも値段を特に気にせずに調べられます(金銭感覚は個人差あると思いますが)。これは革新的なんですけど、体感しないとわかりにくいんですよね。数値的なスペックに現れにくい部分ですので。
ケータイ向けのネットがしょぼいなと思ってたりする人でも、しょぼいものなりに、わりとしょぼい料金で使えるので、納得できる価格付けなんじゃないかなと個人的に思います。わたしはカメラとかで豪華な機能(例えば画素数とか画質といった面)は付いてても、どーせあんまり使わないので、それがない代わりに、こういうネット機能がたまに使わない人でもわりかし手軽な料金で使えるなら、納得できます。
逆に平気で4000円とか、パケット代をぽんと出せる人はあんまり向いてないかもと思います。音声と通話以外の部分で、ケータイのさまざまな機能をばりばり使いこなす人には不満な部分もあるかなと思います。通信費用が安い為、どうしても端末で見劣りする部分がありますし。
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ウィルコムユーザの一人当りの支払い料金 (スコア:3, 参考になる)
ちょっと詳しく説明しておきます。ARPU=一人当りの平均月額料金です。2007年3月期乃中間決算資料 [willcom-inc.com]では一人当り約4000円になっています。一方auは昨年度の第三四半期データ [kddi.com]を見るとARPUが6600円になっています。この差が、端末に販売補助金を多くだせるかだせないかの差になります。auは平均して37000を一台に支払っている様ですが、 ウィルコムの場合だと端末料金がもっとも高くなる販売補助金無しと推定される契約期間が6ヶ月以内の機種変更の価格と、新規の価格の差が2万円-2万5千円ぐらいが平均的なところです。 このぐらいの額が販売補助金の平均額と思われます。端末のロット数なども、桁がまったく違いますので、あまりお金の掛かる部品を使ったり、開発に手間の掛かる端末を 出すと高くなります。基本的に高い端末は売れない可能性が高くなると思われます。
ですので先ほど書いた、
という路線は妥当なところかと思います。無理なく狙える客層ですね。その代わり、こっちはパケット単価が非常に安かったりするのですけどね。 携帯電話は端末に掛けたコストを回収しないといけないので、パケット単価が高めに設定されており、定額制などでも上限に達しやすいです。 ウェブなんかをちょっと使うとすぐ1000円2000円掛かってしまいます。
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Re:ウィルコムユーザの一人当りの支払い料金 (スコア:1)
ARPUは、キャリアにとっては収入なのですが、販売奨励金の原資は
利益から出るはずです。したがって、ARPU同士の差額が奨励金の
原資という説明は誤りです。
ARPUからサービスの提供に必要なコストを引いた額で比較しなくては
正確な議論ができません。
Re:ウィルコムユーザの一人当りの支払い料金 (スコア:2, 興味深い)
さっきのわりとざっくり説明したので、 あんな感じですが、儲けの差ですね。 販売補助金の差がでる理由は。
あと当然なのですが、販売奨励金の原始は 必ずしも利益から出るものではありません。 借りてきて賄う場合とかあります。
最近やっと単月で黒字化を達成した ウィルコムと、黒字を続けている 携帯各社の差は大きいでしょうね。
/.はログインすると色々できます by Dポ研。 [twitter.com]