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ある程度高性能だと Vista の方が XP より速いとか、Office 2007 は XP より Vista の方が速いとか言われていますね。後者は描画回数がかなり多くなるとかが理由なのでしょうか。Vista の方が確かに WM_PAINT が発行される回数は少なそうですが。
Vista が重いということは、比較は 2000 や XP の事と思います。では、比較までに 2000/XP/Vista の発売 1 年前における一般メーカのコンシューマ向けハイエンドクラスで比較してみましょう。とりあえずメジャーどころで NEC 辺りで。
Windows 2000 (2000/ 2/17 出荷開始) 対応モデル: 1999 年春モデル [ascii24.com] (1999/ 1/28 発表) デスクトップ: PenII 450MHz や K6-2 400MHz、メモリ最大 64MB ノート: Mobile PenII
機能面では変わらずというのは、単に変化した部分を「でも俺はそんなの要らないし」と拒絶しているだけじゃないでしょうか。
検索機能の大幅な強化や音声による操作のサポートなどは明らかに大きく変化している部分です。また、コンシューマ向けエディションではメディアセンター標準搭載がありますし、ビジネス向けユースでは BitLocker やシャドウコピー標準サポートなどの変化もあります。
全エディションを共通して大きな強化としてユーザアカウント制御 (UAC) や、これを利用した IE7 での保護モード (通常利用よりも権限を落として実行) もあります。クラッシュダンプレポートでのフィードバック検索が統合されたり、Windows Update が IE を利用せずに行えるようになったのも重要な項目でしょうか。
また、SuperFetch や ReadyBoost などによる、XP よりインテリジェントになった高速化技術もユーザの生産性改善に繋がるでしょう。
ネットワーク周りとしては、iSCSI 対応やプロトコルスタックの再設計による IPv4/IPv6 共通と IPv6 の標準有効状態でのサポートなどもあるでしょうか。ビジネス系では Windows Firewall の強化で outbound の通信もブロックできるように変更されています。RSS のサポートなども地味に便利です。
見た目の改善周りを除く大き目の変更だけを軽く挙げてもこの程度はすぐに出てきます。この他にもハイブリッドスリープやドライバモデル変更による安定性の向上などの変更もあり、多岐に渡る改良が行われています。
Flip 3D 等を含む Aero 関連やスタートメニューの構成変更といった、デスクトップ上ですぐに見える物に触れなくてもこれだけあるのですが、これで「機能面では変わらず」というのは NT4 → 2000 や 2000 → XP での変更と比較できる程度に知識がある人が言うとは考えられません。
移行コストを要求する機能であればいくらでも心当たりはありますが、追加コストを要求するような「重くなる機能」に心当たりがないのですが、何を指して言っていますか?
エンドユーザのレベルをどこに置くのかで話が全く変わりますから、その辺りの共通認識が持てなければなんともいい様がないのではないでしょうか。極端な話、NT4 → 2000 で USB が使えるようになったという程度しか認識していないユーザであれば、2000 → XP の間で機能向上の恩恵の代償に重くなったことへ納得がいくという、その機能向上点としては何を挙げることができるのでしょう。
Word/Excel を利用する人にとっては SuperFetch の効果はないと思っていますか? 明らかに起動時のストレスが減り、使いたいときにすぐ開いてくれて作業時のアプリケーション開閉ストレスが低減します。また、アプリケーションプログラムだけではなくデータファイルもプリロードの対象であるため、メモリ (ReadyBoost を含む) が十分であるなら IME の辞書などもプリロードされますので、IME の利用頻度が高い状況においても SuperFetch の嬉しさはあります。
Word/Excel といった Office アプリは、まぁ、それなりに落ちる回数が多い訳ですが、その再起動時のストレスも軽減されます。落ちないのが一番であるのは確かなのですが。;) クラッシュ時に解決の確認 (報告込み) と再起動を選択した際、非常にスムーズに再起動します。
これらの結果、Vista だけを使っていると特に高速化されたと感じる事がない (それが普通なので当たり前ですが) のですが、同じ作業を 2000/XP で行う必要性が出てきたときに「あれ、こんなに遅かったっけ」と微妙な遅さにいらつくことになります。Prefetch が載っている XP ですら感じさせられる事です。
ただ、SuperFetch はストレス軽減のための機能であって、あまってるメモリを有効活用するためのものですから、SuperFetch 目的でメモリを増設するのは誤った投資でしょうね。
主として重くしている要因は検索インデックスの作成が最大だと思いますよ。低優先度 I/O でやってくれることは確かですが、HDD へアクセスすることに変わりはありませんから。
あと、おそらく Aero の事を重くしていて追加コストを要求するポイントだと言いたいのだと思いますが、Aero のメリットを享受するには i945GM Express といった現行ノート PC のメインストリームチップセット組み込みのグラフィクスチップで十分です。特にビジネスユースなら。高性能グラフィックカードを要求するといった宣伝がなされているのは、追加投資させようとする周辺機器メーカの思惑が最大要因でしょう。
私も Vista が当初の予想より売れていないという話を見ても、「どこの世界の企業が発売されたばかりの OS を大量導入するんだよ(笑)」って思ってましたので、そりゃ売れないでしょうね。
現行 PC で OS をリプレースするよりは、リースマシンの入れ替え時期に Vista 導入が進むのではないかと思っていますが、進むのは 2008 年以降でしょう。特に XP の販売が終了してからで。
Vista が出たから導入のためにスケジュール外のコストが発生するのが問題となるのであって、マシンリプレーススケジュール内に組み込まれていれば企業としては (検証さえ済んでいるなら) 比較的すんなり導入はできると思いますよ。
まぁ、XP SP1 のサポートが終わっても未だに SP2 の導入すら許さないような検証ペースとかの企業では XP 発売終了後とか辛そうですけどね。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
発展系が恐いな (スコア:2, すばらしい洞察)
後、この手のよく知られてない例外的な物ってセキュリティホールの温床になりそうな点も嫌だな。
Re:発展系が恐いな (スコア:3, すばらしい洞察)
実行形式ファイルを、
OS側が、実行形式であると、問答無用で明示的に主張しないのことじゃないかな。
例えば、初めて開く実行形式ファイルは、OS側が必ず「実行するか」と問うようにするとかすれば、ちょっとよくなる。
それでも、スクリプトの類はどうしようもないけど、ライブラリに「実行者が意図しない動作を実行する可能性がある動作をさせる場合、警告を出す」機能を組み込み、アプリ制作者に積極的に使わせるようにすれば、結構大丈夫かも。
Such like...
「このファイルは、初めて実行されようとしています。あなたの予期しない動作を実行する可能性があります。実行しますか?」
「このファイルは、以前実行された後、内容が変更されています、あなたの予期しない動作を実行する可能性があります。実行しますか?」
Re:発展系が恐いな (スコア:1)
私も以前から同じような仕組みが実現できないかなぁと思っていました。
firewall アプリなんかはバイナリの実体毎に通信ポリシを管理していたりするわけで、同じようなことが OS でできないわけないですし。
OSでやらなくても 3rd party 製品で存在してもいいんじゃないかと。
今みたいに『信頼できません』なんてぬるい警告ではなくてゾーンみたいなモードで初心者モードだったら admin でインストールした以外のアプリはすべて実行できないとか。
昔
Re:発展系が恐いな (スコア:2, 参考になる)
> 新しい Office の UI なんか、どう考えても『ユーザ』というものが視界に入っていないとしか思えないし。
あれ、使ってみれば分かりますが、意外とちゃんと練られていますよ。
確かに、今までとは完全に異なるインターフェイスなので、取っつきにくいのは事実でしょうし、このGUIになってからの最初のバージョンであることによる細部の詰め切れていない部分(数式エディタや表の調整など、タブを頻繁に切り替えないといけないことがある)はありますが、テンプレート指向を前面に押し出したインターフェイスは悪くない
Re:発展系が恐いな (スコア:0)
vistaもoffice2007も
今までのpcにインストールしたら、ソフトの要求スペック高すぎてカーソル移動もままならない。
ってんじゃ、生産性はエンハンスどころか激減。
Re:発展系が恐いな (スコア:1)
ある程度高性能だと Vista の方が XP より速いとか、Office 2007 は XP より Vista の方が速いとか言われていますね。後者は描画回数がかなり多くなるとかが理由なのでしょうか。Vista の方が確かに WM_PAINT が発行される回数は少なそうですが。
Vista が重いということは、比較は 2000 や XP の事と思います。では、比較までに 2000/XP/Vista の発売 1 年前における一般メーカのコンシューマ向けハイエンドクラスで比較してみましょう。とりあえずメジャーどころで NEC 辺りで。
Windows 2000 (2000/ 2/17 出荷開始)
対応モデル: 1999 年春モデル [ascii24.com] (1999/ 1/28 発表)
デスクトップ: PenII 450MHz や K6-2 400MHz、メモリ最大 64MB
ノート: Mobile PenII
Re:発展系が恐いな (スコア:0)
それはわかった上での話なんじゃないでしょうか。
98 -> 2000 とか 2000 -> XP の時は使い勝手につながる見た目の強化もありましたが、機能の強化があり重くなっても納得が行った訳ですが、今回のは機能面では変わらず、一般ユーザにとっては使い勝手の向上には思えない見た目のケレンで重くなっているという認識があるからそっぽ向かれるんだと思いますよ。
ハードウェアが進化しているから重くなってもいいんじゃなくて、必要な機能に合わせた投資をする結果、必要に応じて速いハードウェアに投資するんですよ。ホビーユースならエアロを使いたいから新しいハードウェアを買うんでしょうけど、ビジネスユースなら仕事のために必要のない高いものは買わないってだけの話です。
Re:発展系が恐いな (スコア:1)
機能面では変わらずというのは、単に変化した部分を「でも俺はそんなの要らないし」と拒絶しているだけじゃないでしょうか。
検索機能の大幅な強化や音声による操作のサポートなどは明らかに大きく変化している部分です。また、コンシューマ向けエディションではメディアセンター標準搭載がありますし、ビジネス向けユースでは BitLocker やシャドウコピー標準サポートなどの変化もあります。
全エディションを共通して大きな強化としてユーザアカウント制御 (UAC) や、これを利用した IE7 での保護モード (通常利用よりも権限を落として実行) もあります。クラッシュダンプレポートでのフィードバック検索が統合されたり、Windows Update が IE を利用せずに行えるようになったのも重要な項目でしょうか。
また、SuperFetch や ReadyBoost などによる、XP よりインテリジェントになった高速化技術もユーザの生産性改善に繋がるでしょう。
ネットワーク周りとしては、iSCSI 対応やプロトコルスタックの再設計による IPv4/IPv6 共通と IPv6 の標準有効状態でのサポートなどもあるでしょうか。ビジネス系では Windows Firewall の強化で outbound の通信もブロックできるように変更されています。RSS のサポートなども地味に便利です。
見た目の改善周りを除く大き目の変更だけを軽く挙げてもこの程度はすぐに出てきます。この他にもハイブリッドスリープやドライバモデル変更による安定性の向上などの変更もあり、多岐に渡る改良が行われています。
Flip 3D 等を含む Aero 関連やスタートメニューの構成変更といった、デスクトップ上ですぐに見える物に触れなくてもこれだけあるのですが、これで「機能面では変わらず」というのは NT4 → 2000 や 2000 → XP での変更と比較できる程度に知識がある人が言うとは考えられません。
Re:発展系が恐いな (スコア:0)
悪い。その辺わかって言ってるんだが。
問題はエンドユーザにとって、なんだ。
マニアにとってというのはどうでもいい。
確かに高速化は興味深い技術が使われてるよ。でも、ビジネスユースならメモリを増やすよね。
Word や Excel をメインで使う人は SuperFetch の恩恵をどれだけ受ける?
SuperFetch の為に大容量メモリを積むのはビジネス投資として正しい?
プロトコルスタックの再設計、いいことです。でも、どこのユーザがデスクトップ
Re:発展系が恐いな (スコア:1)
移行コストを要求する機能であればいくらでも心当たりはありますが、追加コストを要求するような「重くなる機能」に心当たりがないのですが、何を指して言っていますか?
エンドユーザのレベルをどこに置くのかで話が全く変わりますから、その辺りの共通認識が持てなければなんともいい様がないのではないでしょうか。極端な話、NT4 → 2000 で USB が使えるようになったという程度しか認識していないユーザであれば、2000 → XP の間で機能向上の恩恵の代償に重くなったことへ納得がいくという、その機能向上点としては何を挙げることができるのでしょう。
Word/Excel を利用する人にとっては SuperFetch の効果はないと思っていますか? 明らかに起動時のストレスが減り、使いたいときにすぐ開いてくれて作業時のアプリケーション開閉ストレスが低減します。また、アプリケーションプログラムだけではなくデータファイルもプリロードの対象であるため、メモリ (ReadyBoost を含む) が十分であるなら IME の辞書などもプリロードされますので、IME の利用頻度が高い状況においても SuperFetch の嬉しさはあります。
Word/Excel といった Office アプリは、まぁ、それなりに落ちる回数が多い訳ですが、その再起動時のストレスも軽減されます。落ちないのが一番であるのは確かなのですが。;) クラッシュ時に解決の確認 (報告込み) と再起動を選択した際、非常にスムーズに再起動します。
これらの結果、Vista だけを使っていると特に高速化されたと感じる事がない (それが普通なので当たり前ですが) のですが、同じ作業を 2000/XP で行う必要性が出てきたときに「あれ、こんなに遅かったっけ」と微妙な遅さにいらつくことになります。Prefetch が載っている XP ですら感じさせられる事です。
ただ、SuperFetch はストレス軽減のための機能であって、あまってるメモリを有効活用するためのものですから、SuperFetch 目的でメモリを増設するのは誤った投資でしょうね。
主として重くしている要因は検索インデックスの作成が最大だと思いますよ。低優先度 I/O でやってくれることは確かですが、HDD へアクセスすることに変わりはありませんから。
あと、おそらく Aero の事を重くしていて追加コストを要求するポイントだと言いたいのだと思いますが、Aero のメリットを享受するには i945GM Express といった現行ノート PC のメインストリームチップセット組み込みのグラフィクスチップで十分です。特にビジネスユースなら。高性能グラフィックカードを要求するといった宣伝がなされているのは、追加投資させようとする周辺機器メーカの思惑が最大要因でしょう。
Re:発展系が恐いな (スコア:0)
ればなんともいい様がないのではないでしょうか。
そうですね。
私の勤め先は従業員 2000人ぐらいの技術系企業ですが、ほとんどの利用者のメインの使い道は文章書きと表計算です。
現状ではほぼ全ての利用者が XPpro を使っていますが、メモリは多くが 512MB(1GBも2-3割います)、Video RAM は 64MBから256MB という状況です。このぐらいの機械だとだいたい10万円+αぐらいで調達できています。(もちろん必要なアプリに合わせてもっと高スペックのものもありますが)
たぶ
Re:発展系が恐いな (スコア:1)
私も Vista が当初の予想より売れていないという話を見ても、「どこの世界の企業が発売されたばかりの OS を大量導入するんだよ(笑)」って思ってましたので、そりゃ売れないでしょうね。
現行 PC で OS をリプレースするよりは、リースマシンの入れ替え時期に Vista 導入が進むのではないかと思っていますが、進むのは 2008 年以降でしょう。特に XP の販売が終了してからで。
Vista が出たから導入のためにスケジュール外のコストが発生するのが問題となるのであって、マシンリプレーススケジュール内に組み込まれていれば企業としては (検証さえ済んでいるなら) 比較的すんなり導入はできると思いますよ。
まぁ、XP SP1 のサポートが終わっても未だに SP2 の導入すら許さないような検証ペースとかの企業では XP 発売終了後とか辛そうですけどね。